太平年~乱世の夜明け~

太平年~乱世の夜明け~

太平年~乱世の夜明け~ 13話・14話・15話・16話・17話・18話 あらすじ

太平年~乱世の夜明け~2026年 全48話 原題:太平年

第13話 帰郷の途上で出会った民の苦難

馮道と石重貴が遼の主・耶律徳光に従って北へ去る一方、劉知遠は汴梁に入城する。新たな皇帝は銭弘俶ら呉越の使節団をねぎらい、京畿の税を三年間免除すること、流民を救済すること、そして春の耕作を再開させることを約束する。使命を終えて南へ帰る銭弘俶と孫太真は、趙匡胤や郭栄と別れを惜しみ、いつか太平の世に再会し、温かな酒を酌み交わそうと誓い合う。

その頃、南方の呉越・台州では、寧海県令の高煦と太守の沈従約が、県尉の沈寅を陥れようと画策していた。沈寅がかつて程昭悦の不正を密告したことが、その発端だった。營田司の主簿・陳興は何者かの襲撃から辛うじて逃げ延び、負傷した身で県学へたどり着く。死を目前にした陳興は、重要な証文を博士の崔仁冀に託す。事の重大さを悟った崔仁冀は、証拠を携えて杭州へ赴き、不正を告発することを決意する。

一方、帰国の途にあった銭弘俶一行は、突然の暴風雨に遭遇し、やむなく台州の寧海県に寄港する。上陸早々、県令の高煦と太守の沈従約が県尉の沈寅を陥れたという話を耳にした銭弘俶は、真相を調べることにする。町では米価が急騰し、人々の暮らしは困窮していた。さらに城門には、すでに命を落とした陳興を捕らえるための手配書が掲げられており、銭弘俶はこの土地に重大な秘密が隠されていると察する。

やがて崔仁冀から密書を受け取った銭弘俶は、彼と面会し、陳興が殺害された経緯を聞く。そして託された証文を確認したことで、寧海県には税を先に徴収し、後から数量を計算する「先征後量」という手法を悪用した汚職が蔓延していることを知る。銭弘俶は、民を苦しめる不正の根を突き止めるため、調査に乗り出す。

第14話 民を苦しめる汚職の闇

台州の不正を暴くため、銭弘俶と孫太真は横暴な貴族を装い、手勢を率いて県衙へ強引に乗り込む。役所を捜索した二人は、無実の罪で拘束されていた県尉・沈寅を救出する。獄中で沈寅は、台州の営田司と地方の豪族が結託し、「借貸」の名目で「先征後量」という不正な徴税を行い、民衆から財産を搾り取っていた実態を明かす。

銭弘俶は関連する貸借証書を徹底的に調べ、百姓の土地の権利書や納税証明書が豪族たちに担保として取り上げられていることを突き止める。その結果、多くの家庭が借金の泥沼にはまり、抜け出せなくなっていた。しかし、調査を進めるほど、事件の背後には杭州の朝廷にいる有力者や権臣たちの影が浮かび上がる。事件は広範囲に及んでおり、徹底的に追及すれば朝廷全体を揺るがしかねない。

事態を重く見た水丘昭券は、自ら営田司へ赴き、胡進思の義弟にあたる営田使・杜皓を逮捕する。現場からは官印の押された納税証明書が大量に発見され、台州五県にわたる大規模な汚職の実態が明らかになる。一方、寧海県衙では沈寅が銭弘俶に、真相を暴いた後も被害を受けた民衆への補償や社会秩序の立て直しという難題が残ると指摘する。銭弘俶は、役所が横領した米の量は、中原なら天子一人を買えるほどだと嘆く。

杭州では大商人の程昭悦が、財政の不足分を埋め合わせるため、五十万斛もの穀物を急いで集めるよう命じていた。銭弘俶と水丘昭券が連名で送った緊急報告を受けた呉越王・銭弘佐は、銭弘倧や重臣たちを集めて対応を協議する。銭弘佐は、まずは情勢の安定を優先し、今後の対策を慎重に進める方針を示す。胡進思も息子の胡璟から宮中の動きを聞くが、軽率に動くべきではないと考え、王の判断を静観することにする。

第15話 銭弘俶、国を支える重責を担う

杭州へ戻った銭弘俶は、台州での調査について銭弘佐に報告する。銭弘佐は見せしめとして銭弘俶を奉先堂で跪かせるが、それは表向きの処罰にすぎなかった。南唐が福州への侵攻を開始したため、今は台州の汚職問題を処理するよりも、外敵への対応を優先しなければならないと説明する。銭弘佐は銭弘倧らと協議し、軍を南へ派遣して福州を救援することを決める。

その夜、銭弘佐は博易務を訪れ、孫本とじっくり語り合う。かつて王位継承を巡って生じた二人のわだかまりは、この対話を通じてようやく解けていく。一方、戦争に備える銭弘佐は、銭弘俶を江東南面行営観軍容使に任命し、軍の食糧や物資の輸送を担当させる。銭弘俶は、これが兄を支え、国のために働く第一歩だと受け止める。しかし、胡進思の息子・胡璟は、その役職を実権のない名ばかりの職だと冷笑し、胡進思自身は何も語らず成り行きを見守る。

軍での経験が乏しい銭弘俶は、実務能力を補うため、崔仁冀を軍議や文書を担当する参謀役に任命する。さらに、沈寅にも後方支援の管理を任せ、二人と協力して兵站を整える体制を築く。孫太真は銭弘俶の身を案じるものの、同行することはできず、彼を見送る。

その頃、銭弘佐は台州汚職事件の主犯たちを断固として処罰する。これは七弟の銭弘倧に、君主たる者は公正な心を持ち、身分や立場に左右されずに裁きを下さなければならないと教えるためでもあった。しかし、事件の重要人物である杜皓は胡進思の妾の義弟だったため、胡進思は自らへの追及を避けようと、胡璟に密かに杜皓を始末するよう命じる。

一方、銭弘俶は軍需物資の輸送を進めるなか、道中の障害を乗り越えるために強硬な手段を取らざるを得なくなる。その結果、杭州には彼を弾劾する上奏文が相次いで届き、朝臣たちからも横暴だと批判される。しかし、宰相の呉程だけは周囲の反対を押し切り、国難に立ち向かう銭弘俶の決断力と責任感を高く評価する。銭弘俶は、国を支える実務家としての力量を試されることになる。

 

第16話 銭弘俶、忠順都の再建に挑む

軍の視察を進める銭弘俶は、「忠順都」と呼ばれる部隊に目を留める。かつて淮西の反乱兵を再編して作られた部隊だったが、軍紀は乱れ、実質的に機能していなかった。銭弘俶は主将の仰仁詮に、自ら指揮使を兼任して部隊を立て直したいと申し出る。周囲から反対されても、彼の決意は揺るがなかった。

着任した銭弘俶を待ち受けていたのは、食事への不満を口にする馬友誠や蒋多訓ら兵士たちの反発だった。新たな指揮官を信用しない彼らに対し、銭弘俶は軍法を明確に示し、厳しさと寛容さを使い分けて規律の回復を図る。都頭の路彦銖は、抵抗しても無駄だと悟るとともに、銭弘俶の言葉に心を動かされ、部下たちに命令へ従うよう指示する。銭弘俶自身も兵士たちと苦労を分かち合い、行動で誠意を示すことで、次第に信頼を勝ち取っていく。

行軍中、大雨で道がぬかるみ、進軍が困難になると、銭弘俶は兵士たちに草を敷かせ、軍勢が安全に通過できるよう指揮する。しかし、正規兵と補助兵の待遇には大きな格差があり、過酷な労役の多くが補助兵に押しつけられている実態にも気づく。長年放置されてきた軍の弊害を痛感する銭弘俶だったが、西渓の渡し場に到着した頃には、過労から病に倒れてしまう。

療養中、前線へ続く兵糧輸送路が洪水で寸断されたという急報が届く。軍の危機を知った銭弘俶は、温州に残って食糧の調達にあたり、沈寅を観軍容使の代理として前線へ派遣することを決める。同時に、食糧不足の原因を突き止めるため、現地の汚職を調べ始める。温州の州倉にあるはずの穀物が異常に少ないことに気づいた銭弘俶は、すべて前線へ運び出したと主張する知州・欧陽寛の説明に疑念を抱き、徹底的な調査に乗り出す。

第17話 軍糧横領の真相

温州知州の欧陽寛が「軍糧はすべて前線へ送り出した」と説明するものの、州倉の穀物が異常に少ないことに疑念を抱いた銭弘俶は、ひそかに調査を進める。慎重に手掛かりを追った結果、本来なら前線へ運ばれるはずの軍糧が、実際には出発すらしておらず、博易務の管轄下にある山越社の倉庫に隠されていることを突き止める。

確実な証拠を押さえるため、銭弘俶は水軍の歩戦都を動員し、博易務の倉庫を急襲する。捜索によって大量の穀物が発見され、欧陽寛が山越社の程昭悦と結託し、軍糧を横領していた事実が明らかになる。動かぬ証拠を突きつけられた欧陽寛らは言い逃れできず、法に従って処罰される。銭弘俶は欧陽寛を厳しく処刑し、その断固とした姿勢によって地方官吏たちを震え上がらせる。さらに、必要な食糧を迅速に集めて前線へ送り、軍の兵糧不足を解消する。

事件の処理を終えた銭弘俶は、地方行政の立て直しを進めるため、崔仁冀を温州知州に任命する。しかし、現地で次々と強硬な措置を講じる銭弘俶のやり方は、杭州の朝廷でも議論の的となっていた。銭弘佐は、弟が前線で困難な状況に直面していることを理解し、支援を決断する。七郎君の銭弘倧に命じ、以前、銭弘侑を巡る事件に関与して左遷されていた有能な官吏・慎温其を呼び戻し、銭弘俶の指示を待つよう手配する。軍糧問題を解決した銭弘俶は、今度は行政面での改革に取り組むことになる。

第18話 程昭悦の野心と朝廷の思惑

内都監使にまで出世した程昭悦は、莫大な財力を背景に朝廷の高官や貴族たちとの関係を深め、その野心をますます膨らませていた。彼の動向を警戒した呉越王・銭弘佐と七郎君の銭弘倧は、密かに罪状を調べることを決め、調査を銭弘倧に任せる。

一方、慎温其は温州知州に任命され、銭弘俶のもとへ赴任する。頼もしい協力者を得た銭弘俶は、ようやく安堵する。慎温其は、国の一大事に際しては個人的な好き嫌いにとらわれず、国家と民の利益を第一に考えるべきだと助言する。銭弘俶は、その言葉を胸に刻み、引き続き軍務と政務の立て直しに力を注ぐ。

やがて前線から、呉越軍が福州で南唐軍を大破し、守将の李仁達が降伏したという吉報が届く。杭州の朝廷は勝利に沸き、銭弘佐は将軍たちに手厚い褒賞を与える。しかし、宗室の親王であり、東南行営観軍容使として軍を支えた銭弘俶には、何の褒賞も与えられなかった。この扱いに朝臣たちは疑問を抱くが、老練な胡進思は、王が褒賞を通じて諸勢力の均衡を図ろうとしていることを見抜いていた。

その頃、銭弘俶が孫太真への正式な婚約の申し入れを先延ばしにしていることに、黄龍島の俞大娘子は不満を募らせていた。しかし、銭弘俶には別の思惑があり、孫太真の背後にある黄龍島の豊富な資源を活用することを考えていた。一方、程昭悦の野心はとどまるところを知らず、南唐の李元清と密会して、さらなる陰謀を企てる。しかし、その不穏な動きは、すでに親衛都指揮使の何承訓に察知されていた。

 

太平年~乱世の夜明け~ 19話・20話・21話・22話・23話・24話 あらすじ

太平年~乱世の夜明け~ 各話あらすじ キャスト・相関図

【放送情報】

以下 放送予定の記事は

中国ドラマ 放送予定順

にてご覧ください。

太平年~乱世の夜明け~太平年~乱世の夜明け~ 7話・8話・9話・10話・11話・12話 あらすじ前のページ

太平年~乱世の夜明け~ 19話・20話・21話・22話・23話・24話 あらすじ次のページ太平年~乱世の夜明け~

関連記事

  1. 太平年~乱世の夜明け~

    太平年~乱世の夜明け~

    太平年~乱世の夜明け~ 各話あらすじ キャスト・相関図

    放送予定●【日本初放送】WOWOWプライム11/4(水) 2…

  2. 太平年~乱世の夜明け~
  3. 太平年~乱世の夜明け~
  4. 太平年~乱世の夜明け~

    太平年~乱世の夜明け~

    太平年~乱世の夜明け~ 1話・2話・3話・4話・5話・6話 あらすじ

    太平年~乱世の夜明け~2026年 全48話 原題:太平年第1…

  5. 太平年~乱世の夜明け~
  6. 太平年~乱世の夜明け~

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

中国ドラマ放送予定順
カテゴリー
  1. 東宮の花嫁~月夜に咲く、真実の愛~

    東宮の花嫁~月夜に咲く、真実の愛~

    東宮の花嫁~月夜に咲く、真実の愛~ 10話・11話・12話 あらすじ
  2. 恋愛は科学!? -What is Love?- キャスト・相関図 あらすじ ネタバレ

    台湾ドラマ

    恋愛は科学!? -What is Love?- キャスト・相関図 あらすじ ネタ…
  3. 尚食

    尚食(しょうしょく)~美味なる恋は紫禁城で~

    尚食(しょうしょく)~美味なる恋は紫禁城で~ 1話・2話・3話・4話・5話 あら…
  4. 墨雨雲間

    墨雨雲間~美しき復讐~

    墨雨雲間(ぼくううんかん)~美しき復讐~ 全話あらすじとネタバレ感想 キャスト・…
  5. 紅き真珠の詩

    紅き真珠の詩

    紅き真珠の詩 16話・17話・18話・19話・20話 あらすじ
PAGE TOP