太平年~乱世の夜明け~

太平年~乱世の夜明け~

太平年~乱世の夜明け~ 19話・20話・21話・22話・23話・24話 あらすじ

太平年~乱世の夜明け~2026年 全48話 原題:太平年

第19話 王権を揺るがす陰謀

親衛都指揮使の何承訓は、恐怖に駆られながらも、程昭悦が謀反を企てていることを銭弘倧と銭弘俶に告発する。知らせを受けた兄弟は衝撃を受けるが、これを機に程昭悦を失脚させようと決意する。

一方、呉越王・銭弘佐は、国庫の財政難に苦しむなか、程昭悦が胡進思と手を組む可能性にも警戒していた。王は宗室や重臣たちの忠誠心を確かめようとするが、南唐の国主・李景も呉越内部の不和を察知し、出兵の機会をうかがっていた。杭州では程昭悦が李元清と密かに謀議を重ね、胡進思の名声と軍事力を利用して反乱を起こそうと画策する。しかし、胡進思自身も独自の思惑を抱えており、事態は複雑さを増していく。

銭弘佐は銭弘俶らに、程昭悦そのものよりも、強大な兵力と影響力を持つ胡進思こそが真の脅威だと打ち明ける。これを受け、銭弘俶は危険を伴う策を提案する。親従と親衛の六都をそれぞれの持ち場から移動させ、各勢力がどのような反応を示すかを探ろうというのだ。銭弘倧と銭弘俶は手分けして行動を開始する。

しかし、異変を察した水丘昭券が急いで宮中へ駆けつけ、三人を厳しく叱責する。彼は、呉越にとって本当に警戒すべき敵は南唐であり、宗室や重臣たちをむやみに試せば、国中に信頼できる者がいなくなってしまうと説く。さらに、中原のような戦乱の地とは異なり、呉越には礼法と国の秩序がまだ残されていると諭す。銭弘佐はようやく自らの過ちを認める。

都での事態悪化を防ぐため、銭弘俶は夜を徹して蕭山の軍営へ向かい、兵権を掌握するよう命じられる。しかし、陣営の門前では将軍の沈承礼が、夜が更けていることと胡進思の命令書がないことを理由に入営を拒む。銭弘俶はやむなく一人で陣営に入り、魚符と王命を示す。確認を終えた沈承礼は命令に従い、銭弘俶を迎え入れる。銭弘俶は直ちに太鼓を打ち鳴らして将兵を集め、全軍に指示を下す。

第20話 胡進思との対決、迫る反乱

水丘昭券は胡進思の真意を確かめるため、自ら胡邸を訪れる。二人の会話には緊張が漂うが、胡進思は銭弘佐に不満を抱いていることを認めつつも、謀反を起こすつもりはないと明言する。先王との長年の縁、そして呉越国への恩義を忘れてはいないというのだ。

一方、蕭山の軍営では銭弘俶が軍紀を徹底し、兵士たちの信頼を獲得していた。軍の掌握に成功した彼は、迅速に兵の配置を整え、反乱に備えて杭州の防衛を強化する。水丘昭券から報告を受けた銭弘佐は、胡進思の行動はあくまで自らの身を守るためのものだと判断する。しかし、七郎君の銭弘倧は、胡進思に対する不信感を拭いきれずにいた。

銭弘佐は水丘昭券の意見を採用し、胡進思と程昭悦は本質的に異なる人物だと見極める。そして胡進思を大司馬に任命し、国内外の軍事を統括させる。任命を受けた胡進思は、直ちに全城へ夜間外出禁止令を出し、警戒態勢を強化する。一方、銭弘俶は和平交渉を名目に博易務へ赴き、南唐の李元清を引き留めて、反乱を鎮圧するための時間を稼ぐ。

胡進思の態度が変わり、李元清も動きを封じられたと知った程昭悦は、もはや形勢を覆すことはできないと悟る。胡進思は宮中へ入り、銭弘佐と率直に語り合うことで、王との間に生じていたわだかまりを解消する。その頃、銭弘倧は何承訓に山越社へ向かい、程昭悦を捕らえるよう命じる。これは、これまでの罪を償う機会を与えるためでもあった。銭弘俶も兵を率いて山越社へ急行するが、その行く手には、山越社の方角から立ち上る不気味な大火が待ち受けていた。

 

第21話 台州への左遷に秘められた真意

程昭悦は山越社で自ら火を放ち、命を絶つ。遺書には、銭弘佐を陳叔宝や隋の煬帝になぞらえる言葉が記されており、これを読んだ呉越王は激怒する。一方、銭弘佐の体調はすでに悪化しており、朝廷には不安が広がっていた。

中原の汴梁では、郭威の幼い息子が王朴から学問を学び、「民が生きることもままならぬ状況にこそ、革命が起こる」という考えに触れていた。趙匡胤は郭栄を訪ね、呉越の情勢や銭弘俶について語り合う。呉越が歳貢を減らす方針を取ったことで、朝廷の財政もさらに苦しくなっていた。

呉越の朝廷では、胡進思が軍への恩賞を要求するが、銭弘倧に皮肉を言われる。銭弘俶も胡進思に反論し、銭弘佐は弟を台州へ左遷することを決める。しかし、これは銭弘俶自身が望んだ策だった。兄の銭弘倧を守るとともに、自ら台州へ赴き、長年の弊害を取り除く機会を得るためである。

病床の銭弘佐は銭弘倧に真意を明かす。重臣の呉程と弟の銭弘俶をあえて左遷すれば、二人の威望によって軍の不満を抑えられるというのだ。策は功を奏し、胡進思は軍への恩賞要求を半分に減らす。一方、程昭悦の自害によって山越社の財産は焼失し、台州の汚職事件で生じた巨額の損失は、最終的に民へ転嫁される恐れがあった。銭弘俶は事態の収拾を命じられ、台州へ向かう。出立前、兄弟は腹を割って語り合い、互いの思いを確かめる。銭弘佐は成長した弟を頼もしく思う一方、国の行く末に不安を拭えずにいた。

第22話 台州の再建に向けた一歩

台州の臨海では、崔仁冀が同僚たちに銭弘俶の人柄や仕事の進め方を説明し、軽率な対応をしないよう忠告していた。そこへ沈寅も到着し、二人は銭弘俶を迎える準備を進める。

赴任の途中、銭弘俶は孫太真と相談し、まず黄龍島で穀物を借り、台州の民を救うとともに、呉越が朝廷へ納める歳貢の負担を軽くしようと考える。孫太真は母の俞大娘子に助力を求めるが、俞大娘子は銭弘俶が呉越王位を争う意思を持たない限り、黄龍島は協力できないと告げる。銭弘俶は王位を狙うつもりはないと、きっぱり答えた。

胡進思は、銭弘俶の台州への左遷には別の意図があると察し、腹心の常九を送り込んで監視させる。一方、汴梁の大寧宮では、呉越の使節・慎温其が後漢皇帝の劉知遠に、国内の戦乱や天災、減税の状況を報告し、歳貢を減らすことへの理解を求めていた。郭栄は呉越との交易を進める考えを示すが、慎温其は道中の税負担が重すぎると指摘する。

台州では、司馬の魏倫が銭弘俶の左遷理由を部下たちに説明し、動揺を抑えようとしていた。その頃、忠順都の副都頭・路彦銖は臨海県尉の葛強から賄賂を受け取り、県丞への昇進を取り計らおうとしていた。葛強の出自や評判を調べた沈寅と崔仁冀は、彼の背後に不正があると疑い、密かに調査を進める。銭弘俶は台州の損失を補うために必要な五十万斛もの穀物を集められず、頭を悩ませていた。しかし、孫太真にはすでに考えがあるようだった。

第23話 黄龍令を手に、豪族との対決へ

銭弘俶の穀物調達を助けるため、孫太真は嫁入り道具を求めるふりをして、黄龍島の宝庫・琅琊閣へ入り込む。弟の孫承祐とともに、各島に命令を下せる黄龍令と双龍旗を持ち出し、銭弘俶とともに島を離れる。孫太真はその旗を使って各島から穀物を集め、台州の危機をひとまず切り抜ける道を開いた。

汴梁では、劉知遠が商胡埽の堤防修復について群臣と協議していた。郭威は、民に仕事を与えながら救済する「以工代赈」の策を提案し、採用される。工事の総責任者に任命された郭威は、民を救うための取り組みに乗り出す。一方、国舅の李業は皇太子の座をめぐって第二皇子・劉承祐をそそのかす。劉承祐は表向きには辞退するものの、心の中では野心が芽生え始めていた。

台州では、沈寅が銭弘俶の策を明らかにする。寧海の章安港で上元節の宴を催し、営田司との貸借契約を持つ豪族たちを招くというものだった。真の狙いは、彼らが不正に手に入れた穀物を返還させることにある。司馬の魏倫は策を見抜き、豪族たちと手を組んで抵抗することを決意する。

台州に到着した銭弘俶は、地元の有力者たちが差し出す贈り物にも疑いの目を向ける。葛言平を中心とする豪族たちは宴への参加を渋り、代表者だけを贈り物とともに送り込むことにした。沈寅はその動きを予測し、魏倫と親しい者たちを路彦銖に監視させる。銭弘俶は、豪族たちの結束を崩すため、着々と手を打っていた。

第24話 上元節の宴で下される裁き

臨海県尉の葛強は、葛一族との対立を背景に沈寅へ協力を申し出る。不正を暴くための策を献じ、調査に加わった。一方、銭弘俶と孫太真らは戸籍や土地台帳を精査し、台州の豪族たちが所有する田畑の実態を把握する。これにより、不正に蓄えられた財産を追及する準備が整っていった。

上元節の宴が開かれると、沈寅は葛強の配下を動かして県衙を迅速に掌握し、不正に関与した官吏たちを次々と罷免する。路彦銖も軍営を押さえ、混乱の拡大を防いだ。沈寅が司馬・魏倫の屋敷を捜索する一方、葛強は自らの一族の屋敷を差し押さえ、罪を裏付ける証拠を探す。

銭弘俶は寧海県の港に貿易機関「博易務」を設け、民の暮らしを支えるための税制優遇策を打ち出す。これには朝廷の戸部が反対するが、呉越王の銭弘佐は、豪族に権利を奪われた民を救うための施策だとして、銭弘俶を擁護する。

章安港で開かれた宴には、営田司を通じて穀物を貸し付けた契約を持つ豪族たちが招かれた。魏倫と葛言平は代表として出席し、ほかの豪族と結託して抵抗しようとする。しかし、銭弘俶は二人の不正を厳しく追及し、その場で杖刑に処して命を奪う。突然の断罪に、居並ぶ豪族たちは大きな衝撃を受け、銭弘俶の強硬な姿勢を思い知らされる。そこへ孫太真が大量の穀物を集めたとの知らせを携えて戻り、台州再建に向けた道が大きく開かれる。

 

太平年~乱世の夜明け~ 25話・26話・27話・28話・29話・30話 あらすじ

太平年~乱世の夜明け~ 各話あらすじ キャスト・相関図

【放送情報】

以下 放送予定の記事は

中国ドラマ 放送予定順

にてご覧ください。

太平年~乱世の夜明け~太平年~乱世の夜明け~ 13話・14話・15話・16話・17話・18話 あらすじ前のページ

太平年~乱世の夜明け~ 25話・26話・27話・28話・29話・30話 あらすじ次のページ太平年~乱世の夜明け~

関連記事

  1. 太平年~乱世の夜明け~
  2. 太平年~乱世の夜明け~

    太平年~乱世の夜明け~

    太平年~乱世の夜明け~ 各話あらすじ キャスト・相関図

    放送予定●【日本初放送】WOWOWプライム11/4(水) 2…

  3. 太平年~乱世の夜明け~

    太平年~乱世の夜明け~

    太平年~乱世の夜明け~ 1話・2話・3話・4話・5話・6話 あらすじ

    太平年~乱世の夜明け~2026年 全48話 原題:太平年第1…

  4. 太平年~乱世の夜明け~
  5. 太平年~乱世の夜明け~
  6. 太平年~乱世の夜明け~

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

中国ドラマ放送予定順
カテゴリー
  1. 中国ドラマ

    光・淵(こうえん) キャスト・相関図 あらすじ
  2. 悪との距離  9話・10話(最終回) あらすじと感想

    悪との距離

    悪との距離  9話・10話(最終回) あらすじと感想 最後の結末はいかに!
  3. 狼殿下-Fate of Love- 25話・26話・27話・28話 あらすじと感想

    狼殿下-Fate of Love-

    狼殿下-Fate of Love- 25話・26話・27話・28話 あらすじと感…
  4. 狼殿下-Fate of Love- 37話・38話・39話・40話 あらすじと感想

    狼殿下-Fate of Love-

    狼殿下-Fate of Love- 37話・38話・39話・40話 あらすじと感…
  5. テレサテン

    中国ドラマ

    テレサ・テン 歌姫を愛した人々 キャスト・相関図 あらすじ
PAGE TOP