同居人は名探偵  29話・30話・31話・32話 あらすじと感想

同居人は名探偵 ~僕らの恋は迷宮入り

同居人は名探偵 ~僕らの恋は迷宮入り~ 2020年 全36話 中国 原題:民国奇探 (My Roommate is a Detective)

ARISAさん

第29話あらすじ

ロンドン行きのことで悩む路垚(ルーヤオ)を喬楚生(チアチューション)は気分転換のため、ダンスホールのオープン記念パーティーへと連れていく。このダンスホールは白親分(バイ)の愛人である鄒穎(ゾウイン)が経営をしていた。そこで路垚はイギリス留学時代に出会った初恋の相手、鄒静(ゾウジン)と再会する。しかし2人は喧嘩になり、そのままお互いを避ける。

そこに2人がダンスホールにいると聞きつけた白幼寧(バイヨウニン)がやってくる。鄒穎のせいで家出をした白幼寧は激怒し、路垚を連れて帰ろうとする。路垚が工部局理事会の決定でロンドン警視庁に行くことになったという事を知った白幼寧はさらに怒りを露わにし、そのまま1人で帰ってしまう。

白幼寧が帰り、パーティーを楽しんでいた路垚と喬楚生。そこでいきなり爆発が。爆発に巻き込まれた路垚は病院へ運ばれるが、幸いにも軽い脳震盪だけで済んだ。しかし今回の爆発事故で2人が亡くなり、27人が重傷を負った。亡くなった2人は爆発時にステージ上にいた鄒穎と商工会議所の副会長である劉昌林(リウチャンリン)だった。

爆発事故が起きた日、喧嘩してダンスホールを飛び出した白幼寧はその付近で白親分の側近である六男と会ったことから、この爆発事故に父親が関わっているのではと考え始める。そこに姉を亡くした鄒静が殺人を証明する根拠がある為、捜査をお願いしたいと喬楚生を訪ねてくる。白幼寧もこの事件を調べようとするが、鄒静からは白親分が容疑者になるため、関わらないでほしいと言われてしまう。

鄒静は路垚と喬楚生の前で、殺人だという根拠を説明していく。被害にあった劉昌林は急遽出席することになった為、標的は鄒穎で間違いなかった。そして1週間前、鄒穎宛に届いた手紙の中には銃弾が入っていたという。その後、鄒穎が亡くなり身元確認をした鄒静は彼女がしていたダイヤのネックレスが無くなっている事に気づき、そのネックレスを探しに現場へと戻ったのだが、白親分の側近である六男が現場の写真を撮っていたところを目撃してしまう。そのことから白親分を疑ったという。そして鄒静は他にも証拠を持っており…。

第29話感想

今回は喬楚生と路垚が気分転換のために参加したパーティーで爆発事故が発生してしまいました。今回の爆発で路垚の初恋相手である鄒静の姉と劉昌林が亡くなってしまいました。姉である鄒穎を亡くした鄒静は殺人だと言う根拠があると言い、警察署を訪れました。この事件には白親分が関わっていると主張する鄒静ですが、本当に白親分は関わっているのでしょうか。彼の側近である六男が現場にいたということは、何か裏があるとは思いますが…。この事件の行方が気になります。

この事件の一方で、路垚がロンドン警視庁に誘われていることが白幼寧にも知られました。その事を知った白幼寧は怒りを露わにしていました。路垚は最終的にどのような決断を下すのでしょうか。事件だけではなく、路垚の行方にも注目したいです。

第30話あらすじ

路垚(ルーヤオ)と喬楚生(チアチューション)は白親分(バイ)が鄒穎(ゾウイン)を殺害した証拠を持っているという鄒静(ゾウジン)の自宅へ。この事件を全力で捜査すると宣言した路垚は、鄒穎が経営していた会社の帳簿を預かる。

その帳簿にはレストランの利益が激減する一方で、薬品工場の利益が急増していたという事が記されていた。そして鄒穎の会社は白親分と4年間も取引をしていたのだが、その取引が急に止まっていた事が判明する。白親分がこの件に関わっていれば、辞職すると覚悟を決めた喬楚生。そこに白幼寧(バイヨウニン)が、検視結果を持ってくる。鄒穎宛の手紙に入っていた銃弾には、六男の指紋が付着していた事が発覚する。

そして喬楚生は白親分の元へ話を聞きに行く。喬楚生は率直に「白親分はこの事件に関わっているのか」と質問する。六男が現場で写真を撮ったということを認めた白親分は、「金のために鄒穎があそこまで悪事に手を染めるとは」と、ショックを受けた様子だった。

一方その頃、路垚と白幼寧は捜査のため薬品工場を訪れる。そこで2人は銃撃戦に巻き込まれてしまう。死を覚悟した白幼寧と路垚は銃撃戦の中でキスを交わす。そこに六男が。彼に助けられた2人は命の危機を逃れる。路垚が薬品工場を調べる中、工場に隠し部屋があると発覚する。その隠し部屋には大量の現金とヘロインが隠されていた。鄒穎はアヘンからヘロインを精製し、海外に売っていた。その事を知った路垚と白幼寧は、六男に対し白親分もこの事を知っているのかと問い詰める。

麻薬嫌いで有名な白親分は鄒穎がヘロインを精製している事を知り、六男は銃弾を送って製造を止める様に迫っていた。しかし鄒穎は警告を受けた後、黄親分(ホアン)に香港へのルートを手配してもらっていた。そして爆発事件が起こった夜、六男は鄒穎と白親分の手を切るためにダンスホールを訪れていた。そこで偶然、爆発事件が発生してしまい、白親分から黒幕はかなりの大物だと言われた六男は証拠を残すために写真を撮っていた。この事実から白親分は、爆発事件に関わっていなかったと判明する。

六男と現場を訪れた路垚は、この事件に使われた爆薬が通常の爆薬の匂いとは違うことに気づく。そして路垚はステージの装置を鑑識にまわす。

自宅へ戻った路垚の元に、爆発事件の1週間前、鄒穎と鄒静は大喧嘩していたとの情報を白幼寧が持ってくる。鄒穎が鄒静を黄親分の女にさせたがっていたと聞いた路垚は「それが動機か」と呟く。既に犯人が分かっていた路垚は、鄒静が犯人だと白幼寧に明かす。元恋人である鄒静を逮捕すべきか悩む路垚は…。

第30話感想

捜査をする中で銃撃戦に巻き込まれてしまった路垚と白幼寧。死を覚悟した2人はキスを交わしました。お互いに好意を抱いていたことは分かっていましたが、まさか今回この2人の関係に進展があるとは思いませんでした。これから路垚と白幼寧の関係がどうなっていくのか楽しみにしています。

その一方で、今回のラストシーンでは鄒静がこの事件の犯人であるという事が明かされました。鄒静への想いから逮捕する事を躊躇う路垚ですが、彼はどの様な決断をするのでしょうか。個人的にはどんな理由があろうとも、筋の通った選択をしてほしいと思っています。路垚がどの様な選択をするのか、次回注目したいです。

第31話あらすじ

鄒静(ゾウジン)を逮捕すべきか悩む路垚(ルーヤオ)。白幼寧(バイヨウニン)はそんな彼とお酒を酌み交わす。酒を大量に飲んだ路垚はついに決心し、鄒静が犯人だという証拠を探させる。その一方で、工部局に呼び出された鄒静は儲けの良い薬品工場があると紹介される。鄒静の行動全てを監視しているという彼らは、鄒静が爆発事件を起こした事も知っていた。鄒静に取引を持ちかけた彼らだったが、そこに警察が。

喬楚生(チアチューション)が路垚の代わりにこの事件の謎を解き明かしていく。黄親分(ホアン)と手を組む事と引き換えに鄒静を差し出そうとした鄒穎(ゾウイン)。その事がきっかけで姉とトラブルになった鄒静は、小麦粉を使って粉塵爆発を発生させていた。路垚の指示により鄒静が犯人だという証拠が見つかっていた。白親分(バイ)に容疑がかかれば捜査が打ち切られると思った鄒静は、自ら捜査して欲しいと警察署を訪ねたのだった。こうして鄒静は警察に逮捕される。

鄒静が犯行を実行するように裏で手を回していた工部局。その事を知っていた喬楚生は路垚を上海に残す事を条件に取引を持ちかける。そしてこの取引は成立する。

こうして事件は幕を閉じ、路垚とキスをした日から彼が頭から離れない白幼寧は路垚を皮影戯へ誘う。しかし、白幼寧と一緒に出掛けるたび、事件に巻き込まれている路垚はその事を懸念し、誘いを断る。結局、白幼寧は喬楚生と共に皮影戯を見に行くことに。ショーが終わり、帰ろうとする観客たちが廊下へ出るといきなり電気が消え、皮影人形が人を刺している影が映し出される。責任者の吳培彦(ウーペイヤン)がその部屋の扉を開けると、人形遣いである陶宇(タオユー)が亡くなっていた。

そこに路垚も駆けつけ、捜査が開始される。陶宇が人形に刺された瞬間は影越しに、大勢の観客に目撃されていた。陶宇の手からは犯人のものと思われるボタンが見つかる。

捜査を終えて現場から帰宅する途中、路垚は銃で何者かに撃たれてしまう。路垚は病院に運ばれるが、手術には家族の署名が必要だった。白幼寧は自分が妻だと言い、署名する。そして路垚の手術は無事に終わる。手術を終えた医師はまだ昏睡状態ではあるが、意識は戻るはずだと話す。しかし路垚の胸部にはナイフで切られた様な傷があり、不思議なことに彼の身体からは銃弾が見つからなかったのだが…。

第31話感想

鄒静を逮捕すべきか悩んでいた路垚ですが、結局逮捕するという決断をしました。路垚も工部局の人間が裏で手を回し、鄒静に犯行を実行させていた事に気づいていたと思います。工部局の誘導がなければ鄒静が殺人を犯すことも無かったのでは、と思うと悲しくなります。

そしてこの事件も解決し、やっぱり白幼寧が事件を引き寄せているのか、彼女たちが訪れた皮影戯で事件が発生してしまいました。陶宇が人形に刺された瞬間は大勢の観客に目撃されていましたが、この事件にはどんなトリックが隠されているのか明かされるのが楽しみです。

そしてラストシーンでは路垚が銃で撃たれてしまいました。この件にも深い闇が隠されていそうです。今後どうなっていくのか気になります。

第32話あらすじ

路垚(ルーヤオ)が銃で撃たれて意識が戻らない中、喬楚生(チアチューション)は銃が撃たれた場所を調べる。その現場からは黄親分(ホアン)の腕輪が発見される。そのことで白親分(バイ)は黄親分に会いに行くが、彼は路垚には手を出さないと犯行を否定する。

その一方で、意識が戻らない路垚の回復を信じ、ずっと病院で付き添っていた白幼寧(バイヨウニン)。そこに路垚の姉が駆けつける。そこで姉は白幼寧に対し、2人の交際に賛成すると告げる。しかし路垚が襲われてから江湖では大きな紛争が起きており、姉は2人の安全を考慮して上海を離れてほしいと頼む。

そして遂に路垚の意識が戻る。彼の体調は無事に回復し、自宅へと戻る。自宅に戻って早々、路垚は皮影戯で起こった事件を気にする。被害者が握っていたボタンからは凶器についていたものと同じ指紋が発見され、観客の指紋と照合している所だと話す喬楚生。事件の捜査をしたくてうずうずしていた路垚だが、安全のため外出禁止を言い渡される。

その後、照合の結果ボタンの指紋は観客の指紋とは一致しなかったと判明する。犯人が観客の中にいると確信していた路垚は自ら捜査を希望する。外出が許可された路垚は、防弾チョッキにヘルメットを被り、事件の発生した劇場へと向かう。その劇場の前には被害者である陶宇(タオユー)のファンが集まっていた。

路垚たちは責任者の吳培彦(ウーペイヤン)と門番の葛じい(ゴー)に話を聞く。路垚は葛じいに被害者が握っていたボタンが付いていたコートを見せる。葛じいは事件が発生した日、このコートを着た陳有立(チェンヨウリー)が観客として来ていたと証言する。その陳有立という人物は黄親分の軍師だった。

黄親分はこの劇場を買いたがっており、陳有立は放火や恐喝などあらゆる手を尽くして劇場を買い取ろうとしたのだが、上手くいかなかった。そのことから陳有立が陶宇に対して殺意を抱いたのではとの疑惑が浮かぶ。

喬楚生は陳有立に話を聞きに行くが、彼はアリバイがあると話す。陳有立とは対立したくないと願いながら喬楚生は彼の指紋を調べる。そして凶器の指紋は陳有立の指紋と一致する。

一方その頃、路垚の自宅に後輩である林小白(リンシャオバイ)が訪ねてくる。彼は路垚に儲け話を持ちかけるが、路垚はその話を断る。金に目がなかった路垚は銃で撃たれ、死に直面して大切なものに気づいたと話し…。

第32話感想

前回、路垚が銃で撃たれてしまいどうなるか心配でしたが、今回は彼の意識も無事に回復し、事件の捜査へ戻ることになりました。捜査を進める中で陳有立が容疑者として浮かび上がりましたが、彼は黄親分の軍師でした。白親分と黄親分は対立してしまうのでしょうか。この事件がどうなっていくのか気になります。

この事件の一方で、路垚の姉は白幼寧との交際を賛成し始めました。しかし2人の安全を考慮して上海からは離れてほしいと頼みました。この2人がどのような決断をするのか、注目したいです。

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