狼殿下-Fate of Love- 33話・34話・35話・36話 あらすじと感想

狼殿下-Fate of Love-

狼殿下-Fate of Love- 2020年 原題:狼殿下 The Wolf 配信版 全54話 ※オリジナル版は全49話 

NANAさん

第33話 あらすじ

渤王への復讐心で暴走していた馬摘星だったが、疾沖に水槽に落とされ目が覚める。仕返しに疾沖も水槽に落とされ、久しぶりに和やかな時間を過ごす。

煬国(ようこく)では迄タン(きったん)国から新国王の 即位の儀 の招待状が届く、前朝の人質だった新国王の本音が知りたい皇帝・楚馗(そき)は、渤王を第四皇子や夜煞隊(やさつたい)と共に迄タンに向かわせることにする。

溍国(しんこく)でも迄タンと煬国の盟約を破綻させたい溍王が即位の儀に合わせて迄タンに馬摘星を行かせる事にする。疾沖も同行を決めるが、迄タンに行けば渤王との再会は必至、馬摘星は無事任務を遂行できるのか?

渤王は海蝶と莫霄を連れ、迄タンの木葉山へ向かう。一足先に木葉山に着いた馬摘星は耶律宝娜と再会しこれまでの出来事を話し味方につける。林の中で渤王の戦狼出会ってしまった馬摘星。疾沖の弓が命中するが馬摘星はトドメを刺すことはできなかった。

戦狼が助けられたことに気づいた渤王が後を追うと、そこには迄タンの待女がいた。渤王はその待女が気になるのだった。

やがて儀式の会場に皆がやって来た。天幕でくつろぐ渤王のところに、待女に扮した馬摘星が偶然行かされてしまう。天幕の中で二人きりになるのだが、気づいた耶律宝娜が助けに入る。事なきを得た馬摘星だったが、渤王は待女が馬摘星だと気づいていたのか耶律宝娜が「夜伽の女子を用意しようか」と聞いたら、「ありがたい」って言ってたのは、待女の正体に気付いての事だろう。

第33話感想

馬摘星と渤王の再会が早すぎます。まだ二人には心の準備ができていないかも、しかも戦狼にとどめを刺すよう疾沖に言われたのに、逆に治療しちゃうって戦狼は渤王と別って事?これではいくら弓の練習したって渤王も仕留められないよ。

人の心は難しいな、私自身もきっと渤王は殺せないと思う。父の敵と思っても最愛の人だったんだら・・・両方を失うって耐えきれない。馬摘星がずっと平常心を失ってたのよくわかる。でも優しかったお父さんの敵討ちはやらなきゃ、馬家軍にも示しがつかないしやるしかない。人の上に立つのは難しです。

即位の儀の場所に着いた一行。渤王は天幕の中でまた狼を助けた侍女に遭遇してたけど、後ろから見たら衣装の裾がおかしくなってて残念。本物の侍女ではそんなことないはずだから。渤王にもニセモノだってバレてたな。

耶律宝娜が現れて、馬摘星との事をバレたくなくて嘘ばっかり言ってた渤王。一人は楽でいいとかワザと言ってる。しかも夜伽の女子を頼んじゃったり、隣で聞いてる馬摘星の方が心中穏やかじゃないみたいで、この態度は恋人の浮気に嫉妬する女にしか見えない。馬摘星の敵討ちはまだまだ実現しそうにないです。

頭のいい渤王は気付いてからかってたんだよ、そして天幕を去っていく時の後姿で確信した。渤王を騙すのは難しいです。

第34話 あらすじ

三日後の即位の儀式を控え、渤王は迄タン(きったん)国の新国王に謁見する。同行した第四皇子は迄タンの人質だったので、新国王とは兄弟の様に育っているはず。渤王とも話が合う様で親交を深め合った。そんな両国の親交の場に馬摘星は時を合わせやって来る。

馬摘星はあらかじめ日食がある事を調べて知っていたので、その時に新国王と会い不吉な事の予兆だと煬国との同盟を壊そうとするが、頭のいい渤王には通じなかった。渤王は日食が終わるタイミングをはかり太陽に矢を射って、太陽を戻したように装った。日食を起こした犬を退治したと渤王は逆に新国王に信頼されてしまう。

馬摘星の策略は失敗し、渤王に謝罪させられるハメに。渤王の方が一枚上手で新国王にも相手にされない、渤王はどんな時も冷静で隙がない。

疾沖は渤王と一対一で決闘を申し込んだ。耶律宝娜もやって来て渤王を押さえつけ馬摘星に弓を渡し殺すように言った。だが馬摘星には弓を引くことはできなかった。そのまま陣営を去る馬摘星に疾沖は弱音を吐いてもいいが、敵前逃亡はするなという。渤王も戦いたいなら強くなれと言っていた。今は馬摘星自身の力で強くならなければならないのだ。

翌日溍国から祝いの品が届くのだがそれは 屛芫(へいげん)公主だという、迄タンの新国王は前朝の人質で屛芫公主に恩を受けていた。その立場を利用しようというのだ。はたしてこの策略は成功するのだろうか?

第34話感想

馬摘星が仕掛けた”日食の計”という策略はすっかり渤王に見破られました。日食のせいで動物たちにも異変が起こってたけど、狼の遠吠えでバレてしまった、渤王が狼みたいなものだから仕方ないでしょう。

耶律宝娜が破れかぶれで、渤王を捕まえて馬摘星に弓で射るように言ったけど、馬摘星にはそこまでの覚悟ができていないかった事がバレてしまった。疾沖も命がけで一対一の決闘申し込んだのに、これじゃ怒るのも当然です。

この三人見てると、渤王が一枚も二枚も上手です。疾沖のカッコいいところももっと観たいなと思うけど、今は渤王の風格がカッコよすぎです。

しかし耶律宝娜のわがままぶりも相変わらず。渤王の天幕から家具やベッドを持ち出すなんて新国王にバレたら大変、大切なゲストなのにこの扱いは酷いです。

次回は屛芫公主がやって来るという事ですが、あまり感想で書いていなかったけど、本物の屛芫公主は馬摘星の母ですから、あの公主は何者でしょう?新国王とは知り合いなのだから会ったらバレちゃうと思うけど、どう切り抜けるつもりなのか。

今までの様子では溍王たちは偽物だとは知らなさそう。いったいどんなことが起きたのか真相を知りたいです。前朝は皇族だと言ってて溍王も礼を尽くしていたから、馬摘星はとっても偉い人なのでしょう。どうも中国の皇族とか王とか誰が一番偉いんだかわかりにくいです。

第35話 あらすじ

新国王の儀式が厳かに行われている中、馬摘星と疾沖は屛芫公主を連れやってくる。彼女の弾く琵琶の音を聞いた新国王は彼女をそばに呼ぶ、彼女こそ溍国からの祝いの品だった。新国王は子供の頃、前朝の人質だった。その頃屛芫公主は琵琶を弾いて幼い新国王を励ましてくれていた。でも顔を合わせたことはなかったのだ。だから目の前にいる公主がニセモノとは新国王には分からなかったが、思い出の曲を弾いたことが唯一の証拠だった。

馬摘星たちは溍国が公主を連れてきたことで煬国と迄タンの盟約を破らせようとしたのだが、先王が決めた盟約を新国王が破ることなどできなかった。しかし突然の公主の登場に何かを感じた渤王は公主が本物かどうか罠にハメて偽物だと気付いた。

渤王は本物の屛芫公主を知る宮廷絵師を証人にしようと莫霄(ばくしょう)に迎えに行かせる。実は溍王は彼女が公主ではなく、お付きの侍女・柳心だったことは知っていて馬摘星に今回の交渉を任せたのだった。渤王に真実を暴かれないうちに新国王との交渉を成功させなければならない馬摘星にとっては最大の危機だ。

新国王の天幕に忍び込む馬摘星に気づいた渤王は馬摘星の優しさが弱みだと思い、強くさせようと馬摘星に会いに行く。でもこれは馬摘星に渤王たちを引きつけ、疾沖に莫霄を追わせるための罠だった。

第35話感想

新国王の天幕の中で二人だけで話をする馬摘星と渤王を見ていると、敵同士でも心の底で魅かれあってるのが分かってしまう。儀式で使う恋人同士の腰帯をお互いに巻きあう羽目になる二人。距離が近すぎて私の方がドキドキしてしまった。口では嫌がってたけど渤王の方は面白がってたというか近寄るチャンスって感じ、一緒になれない女でも近くにいたい気持ちがあるはず。

だから帯を強くひきよぜ、めっちゃ近づいて馬摘星に巻いていく、やっぱりこれは天意だよね。だけど前からじゃなくって後ろから巻くって方法もあるよ。でも一番近づく方法で巻いてる。いつの間にかこうなっちゃうんだよね、この二人は・・・

馬摘星は渤王に疾沖と溍王が善意を教えてくれたと言ってたけど、溍王はなかなか腹黒いおじさんだと思う善意は感じない。なぜ戦狼を助けたか、結局馬摘星の話を聞いても私にはよくわかりませんでした。あれこれ言い訳しても結局は狼に愛情を感じているのか。渤王を嫌いになろうとしてるけど狼までは嫌いになれないんでしょう。

お互いに相手を騙したり罠をかけたり、頭脳の勝負、莫霄は無事に証人を連れてこれるのか?疾沖が相手で手ごわそう、明日の即位の儀では何か起きそうです。新国王に盟友として認められるのは渤王かそれとも馬摘星なのか、前夜にお酒飲んで余裕の第四皇子と渤王、油断は禁物なのですが・・・

第36話 あらすじ

馬摘星の策略に気づいていた渤王は屛芫公主が偽物だと気付き捕らえる。これで両国の盟約も安泰だという渤王は馬摘星に公主の偽物・柳心を殺せと弓を渡すが、馬摘星は自分が責任を負うと言い拒否する。

その馬摘星をなじる渤王、復讐の好機を何度も逃したと言った。でも馬摘星はこんな人生は知らないと叫ぶ、一人残された惨めさや復讐の鬼にならなければいけない生き地獄を味わっているが、こんな自分は今まで経験したことがないのだろう馬摘星の人を憎めない純粋さが切ない。

家族までバカにされた馬摘星はついに父の敵を討とうと弓をかまえるが目をつむって射ってしまう。そして第四皇子・有禎が義兄をかばい怪我をしてしまうのだった。

その頃莫霄は宮廷絵師を連れ戻る途中で宿屋で休んでいたが疾沖が現れ屛芫公主の絵を盗んでいった。そこに描かれていた公主は馬摘星に瓜二つだった。先帝は公主に特別な石玉を授けていたという。疾沖は馬摘星の持つ鈴の中に入っている石玉が公主の持つ証拠の石玉だと気付いてしまう。

馬摘星の本当に身分がわかり、 迄タン国は渤王に溍国との戦に援軍は出さず中立を保つと宣言する。馬摘星と疾沖は目的を果たせたのだった。

一方の渤王は第四皇子の怪我と援軍を断られた事で、皇帝の命を果たせなかった。このまま都に帰ったらどうなってしまうのだろうか?でも馬摘星が皇女だとは誰も気づけないこと、これは仕方のない失敗です。

第36話感想

馬摘星が屛芫公主の娘だってことがついにみんなに知られました。前朝の公主の娘という事は、楚馗と同格になるのかな。皇帝・楚馗は二度も馬摘星の家族を皆殺しにしていたんです。彼女の運命は本当に残酷です。

まさか渤王も馬摘星が皇女だとは気づきようがなかった。ここまで渤王の方がずっと優位に事を進めていて馬摘星には生き地獄の様で辛すぎて自分の人生を見つめることもできなかったけど。皇女とわかってからは、それだけで勇気があふれてきた様に見えてきます。

こうも自信を取り戻せたのか、そもそも馬摘星には復讐が似合わない、そういう人生を歩む人ではないと思う。渤王を恨むって叫んでた言葉が似合いませんでした。馬摘星が皇女で良かったって心から思いました。

疾沖もあの鈴の中の石玉を思い出せて偉かった。馬摘星も石玉を見てたのに気づかなかったのに、疾沖のおかげで馬摘星の運命が変わりました。

柳心は本当に屛芫公主の侍女だったらしく、ちゃんと馬摘星が皇女だと教えてあげたかった。母の事や家族の事もっと馬摘星に聞かせてあげたかったです。馬摘星の母は生前普通の女子として育って欲しかったみたい、普通の権力者なら皇族として敵を討たせたいと思うはず、でも血筋を絶やさないよう大切に娘を育てた馬摘星の母は本当に聡明で優しい人なのだと思いました。きっと今の馬摘星の姿を見たらこんな苦しい敵討ちはさせたくなかったでしょう。

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コメント

    • 匿名
    • 2023.11.30
      Warning: Trying to access array offset on value of type bool in /home/wpsh/kaigai-dorama.net/public_html/wp-content/themes/muum_tcd085/functions.php on line 753

    この回の話おかしくないでしょうか?
    普王も柳心も絵師のように摘星が公主の娘だとわかっていいはずだから
    わざわざ偽物作戦なんて必要なかったんじゃないですかね?

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