紅き真珠の詩 2024年 全40話 原題:珠帘玉幕
第21話の見どころ
端午は壊れた腕輪を巧みに修復し、花魁たちの身近にいる侍女へと販路を広げようとする。一方、崔十九は家族の仇を討つため、ついに鄭五郎に身を委ねる決意をする。端午は花魁・琼花に近づくため、人生に絶望した桓先生に手を差し伸べる。互いの目的のために動き始めた二人は、花魁争いという新たな勝負へ挑むことになる。
第21話のあらすじ
壊れてしまった腕輪を前に、端午は金を削って傷を隠せば、壊れた痕跡を目立たなくできると提案する。見事な修復に相手も満足し、端午の商才に信頼を寄せるようになる。鄭家の門前で商売をしているため、屋敷から出てきた者たちに威圧される場面もあったが、端午はその中から崔氏の関係者であることを聞き出す。越雲岫はこれを好機と見て、花魁の身近にいる侍女たちに紹介してもらえないかと頼み、端午の装飾品を売るための道を切り開いていく。
その頃、崔十九は家族を失った悲しみから、心ここにあらずの日々を送っていた。そんな彼女の前に、鄭五郎が二人の侍女を連れて現れる。自分を探し出してくれた鄭五郎の行動に、崔十九は心を動かされる。しかし、彼女の胸には家族を陥れた者たちへの復讐心が残っていた。夜、崔十九は女の姿に着替えて鄭五郎のもとを訪れ、恥じらいを見せながらも復讐のために自らの身を委ねる。鄭五郎もまた、崔十九に特別な感情を抱いていた。
一方、燕子京は自らの計画を進めるには、花魁の琼花を味方につける必要があると考えていた。しかし、花魁たちにはそれぞれ後ろ盾があり、簡単には近づけない。康琚は、燕子京が今も端午を深く気にかけていることを知りながら、二人が別々の道を歩まざるを得ない現状を見守っていた。
やがて琼花が外へ姿を見せると、侍女たちの手引きで端午たちも花魁たちの世界へ足を踏み入れる。端午は彼女たちの会話に耳を傾け、鄭家に養われている歌妓たちの複雑な人間関係や、互いに寵愛を競いながら将来の後ろ盾を得ようとしている状況を探っていく。白草浄社も鄭家に対抗しようと花魁たちの選別を進めていたが、資金力では及ばず、白校書の立場も決して高くはなかった。
燕子京は白校書を支援することで、偶然にも端午の商売を奪ってしまう。端午は燕子京の姿を見ても感情を表に出さず、黙って店を片付けて立ち去る。しかし白袅は、端午が作った美しい美甲を密かに残していた。彼女は燕子京と手を組み、鄭家と勝負して自分の力を証明したいと考える。
鄭五郎は母親から好機を逃さぬよう言い聞かされていたが、崔十九と過ごした翌日のためか上機嫌で、さほど気に留めない。そんな中、新たに装飾品を扱う蘇幕遮の名を聞き、崔十九のために何かを作らせようと思いつく。鄭知衡も端午をただの小商人と見下していたが、何度か言葉を交わすうちに、彼女が簡単には扱えない人物だと察する。
そんな折、橋の上から身を投げようとしていた桓先生を端午が見つける。桓先生は、ただ一人の相手と生涯を共にしたいと願っていたが、世の中の濁りと人の心の移ろいに絶望していた。端午は、自分も愛する人に深く傷つけられた経験を語りながら、桓先生に生きるよう説得する。そして、彼女の力を借りて花魁争いに挑みたいと持ちかける。
「もう一度、自分のために生きてみては」と端午に背中を押された桓先生は、ついにその手を取る。二人は、それぞれの生き残るための戦いを始めようとしていた。
第22話の見どころ
桓先生を花魁争いから脱落させようと、康琚は大金を提示して引退を迫るが、桓先生はきっぱりと拒絶する。端午は彼女の過去に隠された苦しみを知り、再び立ち上がるよう背中を押す。一方、花魁争いの裏では白校書らがさまざまな妨害を仕掛ける。端午と桓先生は、互いを信じて勝負の舞台へ挑む。
第22話のあらすじ
康琚は桓先生のもとを訪れ、今回の花魁争いから手を引くよう説得する。その代わりに十分な金を渡し、一生困らない生活を保障すると申し出る。しかし桓先生は琴を静かに奏でるだけで、金には興味を示さない。康琚は花魁になることの何がそれほど大切なのか理解できず、さらに「年を重ねた今なら、金を受け取って隠居したほうが楽ではないか」とまで口にする。
自分が大切にしてきた美貌を侮辱された桓先生は怒りをあらわにし、「私はそんな金額で値踏みされる人間ではない」と康琚の申し出を拒絶する。その強さに康琚も感心する。桓先生が端午と組んで勝負に出ると知った燕子京も、彼女の決意を尊重し、余計な干渉はしないことにする。
一方、燕子京たちは鄭家の弱みを探っていた。鄭世元は老獪で決定的な証拠をほとんど残していなかったが、鄭四が裏で多くの金を懐に入れていることが分かる。燕子京は、もう少し証拠を集めれば鄭家を追い詰められると考えていた。
端午は、桓先生が前日に提示された三十万銭もの大金を断ったことに驚く。そこで桓先生から、幼い頃から桓家のために尽くし、桓家の名を世に広めてきたにもかかわらず、年を取った途端に見捨てられたことを聞かされる。さらに桓家は、桓先生の恋人である鄭四を打ちのめし、別れの手紙まで送りつけていた。
すべての人に捨てられたと嘆く桓先生にとって、今や唯一頼れる存在が端午だった。端午もまた、鄭家への怒りを抱き、桓先生を守ろうと決意する。燕子京は、鄭四が桓先生を傷つけたことを知り、「自分が生きている限り、鄭家を安穏にはさせない」と怒りを燃やす。
しかし端午は、街で燕子京が女性たちに囲まれている姿を目にしてしまう。心が痛まないはずもなく、複雑な思いを抱えながらも、彼に頼らず自分の力で勝負することを決める。そして新たな協力者を得るため、端午は鄭九郎の前で頭を下げる。
端午は、鄭九郎が家督と財産を狙い、密かに嫡位を争っていることを見抜いていた。鄭九郎の力を利用できれば、花魁争いを有利に進められる。交渉の末、端午は鄭九郎の協力を取りつけ、桓先生にも再び希望が生まれる。桓先生は「まず自分自身を愛さなければ、誰かを愛することもできない」と悟り、雑音に耳を閉ざして自分のために戦う決意を固める。
やがて花魁争いの日が近づき、鄭九郎の母親も自分の手で花魁たちを鍛え上げようと動き始める。白校書は端午の作った美甲を密かに盗み、さらに競争相手への妨害を画策していた。
会場には徐之衡や燕子京、鄭九郎らも姿を現す。鄭九郎は顔を隠した崔十九を連れており、燕子京のことを「冷酷で陰謀ばかり巡らせる男」だと聞きながらも、直接会ってみようと考えていた。
白校書は端午の琵琶を探ろうと、花魁たちの衣装をわざと破いて騒ぎを起こす。その隙に桓先生の琵琶にも細工が施される。しかし桓先生は異変に気づき、端午もまた万一に備えて準備していた。さらに端午は花魁たちに自ら用意した靴を配り、二人は妨害を乗り越える準備を整えるのだった。
第23話の見どころ
かつて名を馳せた玉小娘を利用し、白校書はライバルを失脚させようと画策する。しかし白校書自身も演奏中に思わぬ失敗に見舞われ、燕子京の介入によって思わぬ結末を迎える。一方、端午は薛麗娘と桓先生を結びつけ、見事な舞台を作り上げる。花魁争いを制した桓先生は、端午とともに新たな「明鏡台」を築き始める。
第23話のあらすじ
花魁争いが幕を開ける。かつて二十年前に一世を風靡した玉小娘も、再び注目を集めようと姿を見せていた。阎娘子は玉小娘の過去の舞を参考にして勝負に挑むが、観客たちにはすぐに元ネタを見抜かれてしまう。「東施效顰だ」と笑われ、舞台の上でいたたまれない思いをすることになる。
しかも鄭五郎が彼女に提示した金額は、わずか十文だった。実はこれも白校書の仕掛けであり、阎娘子を引き立て役にして自分の優位を確かなものにしようとしていた。
白校書は自分の勝利を確信していた。ところが、最も激しい曲を選んで演奏に熱中したその瞬間、思わぬ事故が起こる。演奏の途中で美甲が割れてしまい、琵琶を弾き続けることができなくなってしまったのだ。会場の空気が一変する中、康琚も端午の策の巧みさに感心するが、燕子京は「彼女が自ら招いた結果だ」と冷静に見ていた。
燕子京は康琚に二百文を出させ、白校書を買い取る。白校書は屈辱を味わいながらも、これ以上争うことはできなかった。
その一方で、端午が以前から声をかけていた薛麗娘と桓先生が舞台に立つ。薛麗娘が華麗な舞を披露し、桓先生が琴の音色を重ねる二人の演目は、それまでにない新鮮な組み合わせで、会場を大いに沸かせる。
端午は以前、薛娘子に美しい舞鞋を贈り、桓先生と共演してほしいと頼んでいた。当初、薛娘子は端午を白袅と同じように、勝利のためなら手段を選ばない人物だと思っていた。しかし端午は、自分たちは誰かを踏み台にしたいのではなく、生き残るために必死なのだと説明する。その言葉に心を動かされた薛娘子は、端午の頼みを受け入れていた。
白校書は端午が自分を陥れたと激怒する。しかし端午は、自分は琵琶を贈ろうとしただけであり、先に美甲を盗んだのは白校書のほうだと反論する。怒りに任せて白校書が端午を平手打ちすると、端午も容赦なく殴り返す。白校書は怒りを飲み込み、その場を退くしかなかった。
そして花魁争いの結果、桓先生が見事に勝利を収める。さらに桓先生は、端午が掲げる「明鏡台」の名を世に広め、その存在は一気に知られることとなった。
燕子京は端午の姿を見て、思わず逃げ出そうとする。しかし、すでに逃げることはできない。端午は「自分が勝った」と告げ、燕子京も「一度この勝負に入った以上、簡単に抜けることはできない」と応じる。二人は互いに譲らず、再び対峙することになる。
端午は、花魁たちが裕福な家の玩物として扱われ、将来への保障もない現実を目の当たりにしていた。そこで明鏡台の半分の持分を彼女たちに分け、出資者として利益を得られる仕組みを作ろうとする。こうして、ただ花魁を競わせるだけではない新しい場所を築こうとしていた。
一方、張晋然は骊龍盗の赃物を発見し、何者かが混乱に乗じて財産を移そうとしていることを察する。鄭五郎は端午を自分の側の使用人として置こうとするが、端午は自分が財務を握る以上、鄭五郎も簡単には手を出せないと見抜いていた。
苦難を重ねてきた端午にとって、明鏡台はようやく見つけた「自分の居場所」だった。馮五娘も端午が揚州に店を出したことを知り、自分の店もそこへ進出させたいと考える。
しかし端午の心には、亡くなった小虾米や曹大たちの姿が残っていた。そして燕子京との間には、どうしても埋められない深い溝があることを感じていた。
第24話の見どころ
明鏡台が軌道に乗り始める一方、白校書は店の背後に鄭家の存在があることを突き止める。燕子京も端午の店の向かいに店を構え、二人は商売でも対立することに。そんな中、端午の店を潰そうとする妨害が相次ぐが、端午は古い装飾品を新たな商品へ生まれ変わらせる商売を思いつき、窮地を好機へ変えようとする。
第24話のあらすじ
花魁争いを終え、明鏡台の株主となった薛娘子は、以前とはすっかり態度の変わった白校書と顔を合わせる。白校書は薛娘子に玉小娘のもとへ挨拶に行くのかと尋ねるが、薛娘子はもう誰かの顔色をうかがう必要はないと答える。自分は明鏡台の株主なのだと堂々と語る姿に、白校書は苛立ちを募らせる。
白校書は、明鏡台が胭脂や水粉などの小さな商売に頼っているだけなら長くは続かないと揶揄する。しかし薛娘子との会話から、明鏡台の背後に鄭家の関係者がいることを知ると、意味深な笑みを浮かべてその場を去る。
一方、燕子京は端午の店のすぐ近くに新たな店を開く。しかし商売は思うようにいかず、客はほとんど訪れない。康琚はわざと「向かいの明鏡台は大繁盛している」と燕子京を刺激し、店を壊してやろうとまで言い出すが、燕子京はそれを止める。
張晋然が間もなく揚州へ到着すると知った康琚は、彼が来れば自分たちにも相手側にも利があると考え、何か手掛かりを渡しておくべきだと提案する。しかし燕子京は、張晋然なら自分が何をしようとしているのか、すでに分かっているはずだと答える。
そんな中、崔十九が端午を訪ねてくる。崔十九は酒を飲もうと誘うが、端午は茶を勧める。二人は同じ敵を憎んでいるものの、端午は「同じ相手を憎んでいても、同じ道を歩めるとは限らない」と語る。復讐という目的は同じでも、二人の生き方はすでに別々の方向へ進んでいた。
桓先生もまた、周囲から脅しを受ける。しかし彼女は動じない。これまで長い年月を他人のために捧げてきたのだから、これからは自分自身のために生きたいと決意していた。
燕子京は酒席で明鏡台を悪く言う者がいると、思わず端午の店をかばう。康琚は意外に思うが、燕子京は明鏡台がこれから一度は大きな試練を経験することを分かっていた。だからこそ、自分が手を出すのではなく、端午自身に乗り越えさせなければならないと考えていた。
越雲岫は毎日黙々と簪を彫り続けていた。自分の手で何かを生み出すことに、新たな生きる意味を見いだし始めていた。
その頃、鄭家では明鏡台への対抗策が進められていた。鄭家は太后への献上品となる掛け飾りを作ろうとしていたが、突然現れた覆面の男たちに妨害されてしまう。窮地に陥った鄭家の当主は、燕子京に助けを求める。しかし燕子京はすぐには承諾せず、鄭家に大きな代償を払わせようとする。
さらに明鏡台にも危機が訪れる。店に長い髭を蓄えた男が現れ、店を壊そうとする。しかし越雲岫は自らの命を懸けて相手を止め、何とか店を守り抜く。
端午が仕入れに出ると、今度は商人たちが一斉に彼女との取引を拒み始めていた。そこへ鄭五郎が現れ、端午の苦境を見て笑う。そして、数日後には金を用意しておくよう告げる。端午は背後に誰かが糸を引いていると考え、この一連の妨害が単なる嫌がらせではなく、大きな陰謀の一部だと察する。
そこで端午は、古い装飾品を買い取り、新しいデザインに作り替えて販売することを思いつく。新しい材料を仕入れられなくても、すでに世の中にある品を生まれ変わらせれば商売は続けられる。
そんな中、明鏡台の周辺である盗賊が騒ぎを起こす。しかし彼は樱桃に心を奪われた様子で、端午は二人の間に縁が生まれるかもしれないと考える。樱桃は彼に古い装飾品の回収を手伝わせれば、仕事を得て家族を養えるようになり、二度と盗みを働かなくて済むのではないかと提案する。
薛娘子は樱桃が「蘇掌柜」と端午を慕う姿に少し嫉妬しながらも、彼女が明鏡台で幸せに暮らしていることを喜ぶ。そして端午たちを助けるため、古い装飾品を集める仕事に協力することを決めるのだった。
第25話の見どころ
明鏡台を巡る陰謀が、ついに命を奪う事件へと発展する。桓先生は恋人の鄭四を信じようとするが、彼が持ち込んだ宝物の裏に隠された真実を知る。一方、燕子京の毒が再び悪化し、端午の身を案じながら残された時間を意識するように。そんな中、桓先生と越雲岫が事件に巻き込まれ、端午の前に衝撃の惨劇が突きつけられる。
第25話のあらすじ
桓家主は、財産の一部を密かに隠して運び出そうとしていた。しかし、その動きを密かに追う者がいた。
一方、鄭四は桓先生のもとを訪れる。かつて自分を裏切った男だけに、桓先生は強い抵抗感を抱いていた。しかし鄭四が何度も頭を下げ、自分を妻として迎えると誓う姿を見るうち、桓先生の心にも迷いが生まれる。鄭四は母親を説得し、必ず桓先生を正式な妻にすると約束する。その言葉に桓先生はついに心を許し、彼を許すのだった。
その頃、端午は毎日絵を描きながら、新たな簪のデザインを考えていた。しかし筆を動かしていると、どうしても燕子京とともに逃亡した頃の記憶が蘇る。忘れようとしても忘れられない思い出が、彼女の心に残り続けていた。
燕子京は自分の薬がなくなったことに気づき、残された時間が少ないのではないかと落ち込んでいた。そこへ康琚が解毒薬を持って現れる。燕子京は「自分はあとどれくらい生きられるのか」と問いかけるが、康琚は答えることができない。
自分の命が長くないことを悟った燕子京は、残された時間だけでも端午と過ごしたいと願う。彼は端午に、今の行動は危険すぎる、虎の口に手を入れるようなものだと忠告する。もし自分がいなくなれば、彼女が危険にさらされた時、助けられる者はいなくなる。だからこそ、自分が生きているうちに端午が安心して暮らせる場所を作りたいと考えていた。
しかし端午は、その言葉を冷たく遮る。燕子京が何を考えているのか、彼が自分を守ろうとしていることも分かっていた。それでも、自分の人生に口を出してほしくないと距離を置こうとする。
一方、桓先生は鄭四に連れられてある屋敷へ向かう。中へ入った途端、門を閉められたことで不審に思うが、それでも鄭四を信じようとしていた。
ところが鄭四が取り出したのは、大量の金銀財宝だった。彼はそれらを蘇幕遮、つまり端午のもとへ持っていくよう桓先生に求める。しかし桓先生は、明鏡台にはそれほどの資金がないと答える。そして周囲に置かれた装飾品を見た瞬間、それらがただの財宝ではなく、盗品であることを察する。
桓先生は、鄭四がなぜ自分を利用しようとしているのかをすぐに理解する。そこへ越雲岫も、古い装飾品を買い取るために呼び出され、鄭四の手下に捕らえられてしまう。
桓先生は越雲岫を見て驚き、解放するよう鄭四に迫る。しかし鄭四は動揺し、桓先生を殴りつける。桓先生は、このような汚い仕事に手を染めるつもりはないと拒絶し、外へ出て官府に訴えようとする。
追い詰められた鄭四は、桓先生を突き飛ばしてしまう。その一瞬の出来事によって、桓先生は命を落としてしまう。鄭四は取り返しのつかない事態に動揺し、手下に連れられてその場を去る。
端午が戻ると、樱桃から越雲岫がまだ帰っていないと知らされる。嫌な予感を抱く端午。その頃、燕子京の毒も再び発作を起こしていた。康琚は心配しながら彼を見守る。
そんな中、端午が盗品と思われる装飾品を買い取る可能性があると知った燕子京は、危険に巻き込まれるのを防ぐため、急いで彼女のもとへ向かう。
しかし端午が現場に到着した時、すでに桓先生は息絶えていた。さらに越雲岫も倒れている。そこへ官兵が駆けつけ、張晋然も現場に到着する。事件は殺人事件として捜査されることになる。
燕子京も現場へ駆けつけるが、端午が捕らえられていないことを確認すると安堵する。端午は自分たちだけで責任を負おうとするが、燕子京は断固として拒否する。「この大きな事件を、若い女たちだけに背負わせるわけにはいかない」と言い、彼女を守ろうとする。
張晋然は鄭四を追及し、鄭家を調べ始める。ところが集められた証拠は、次第に鄭五郎へとつながっていく。鄭四も事件の責任を鄭五郎に押しつけようとする。
しかし鄭五郎は、自分がそんなことをするはずがないと冷静に否定する。すべてがあらかじめ仕組まれた罠だと察した彼は、自らの潔白を示そうとする。
鄭五郎は祖先の位牌が並ぶ祠堂で誓いを立てるよう求められる。しかしその瞬間、突然、祖先の牌が落下する。鄭四はすかさず「祖先が天罰を示している」と声を上げる。
そこへ徐之衡まで姿を現し、事件は鄭家内部の権力争いを巻き込みながら、さらに複雑な局面へと進んでいく。
















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