紅き真珠の詩 2024年 全40話 原題:珠帘玉幕
第31話の見どころ
明鏡台を守るため、端午はかつて離れていった薛娘子たちにも再び手を差し伸べる。燕子京や張晋然と力を合わせ、少しずつ平穏を取り戻していく端午。しかし、背後では白袅たちを利用した新たな陰謀が動き始めていた。そんな中、端午は弱い立場にある女性たちのため、明鏡台の半分を分け与える決意をする。
第31話のあらすじ
弟の秦慕が酒に溺れる姿を見た白袅は、すっかり愛想を尽かし、周囲の者たちに今後は弟が愚かなことをしようとしても手を貸さないよう言い聞かせる。一方、崔十九は瑧郎閣を取り戻し、白袅は計画を進めるべきか迷い始めていた。
鄭五郎は父から厳しく責められるものの、家族の未来のためには目先の損失を受け入れる必要があると巧みに説き、父を納得させる。しかし玉小娘は息子が崔十九を利用していることを見抜いていた。鄭五郎が崔十九をかばおうとしても、母は一切信じようとせず、鄭五郎はついに本心を明かす。
崔十九は端午を訪ね、協力する意思がないなら、これからは敵として競い合うしかないと告げる。端午の店では手作りのアクセサリーが大人気となり、多くの客が押し寄せていた。燕子京も端午の商売が軌道に乗っていることを喜ぶが、暗殺未遂を受けて身を隠しているため、店頭に立つことはできない。代わりに張晋然が端午を手伝っている姿を見て、燕子京は複雑な思いを抱く。
そんな中、端午は薛娘子たちに使いを送り、過去のことは水に流して再び明鏡台の経営に加わることを許す。薛娘子たちは端午の寛大さに心を打たれ、自分たちも資金を出して彼女の作ったアクセサリーを買う。燕子京、張晋然、端午たちがともに祝う席では、燕子京もかつての穏やかな日々を思い出していた。
一方、鄭家はかつての琉璃がまだ揚州から運び出されず、市中に流通していることを知る。徐之衡の力を利用して威圧し、家の利益を守ろうとする。
端午は、自分を恨んでいると思っていた燕子京に対し、この世の中や悪人たちが招いたことなのだから、彼を責めるつもりはないと告げる。その言葉に心を動かされた燕子京は、端午と唇を重ねる。
その頃、店先では何者かが騒ぎを起こすが、端午は高大梁を送り出す。彼の名を知る相手は恐れをなし、手を出せなくなる。薛娘子たちも端午を助けるため戻ってきた。そこへ徐之衡が現れ、騒動の通報を受けて秩序を守るために来たと装う。
白袅は異変を察して逃げようとするが、張晋然が家宅捜索に入り、追い詰められる。一方、明鏡台には偽の琉璃を扱っているという疑いがかけられ、店を封鎖されそうになる。しかし端午はあらかじめ証拠を用意しており、徐之衡が琉璃を公開検証しても、疑いを覆すことに成功する。
端午は、今回自分を陥れようとしたのが白袅の弟・秦慕だと明かし、白袅にも関係があることを指摘する。張晋然が駆けつけたことで、燕子京の存在も知られずに済んだ。
端午の寛大さを目の当たりにした薛娘子たちは、自分たちが人の心の恐ろしさを知らなかったと反省し、再び端午を支えることを決意する。端午もまた、世の中で頼るものなく生きる女性たちを守るため、明鏡台の半分の持ち分を分け与えると宣言する。
一方、白袅は弟が責任を逃れようとする姿を見て、涙ながらに罪をかぶる。薛娘子たちは太鼓を叩いて冤罪を訴え、秦慕も元香から責め立てられる。張晋然が証拠を示すと、秦慕は言葉を失うのだった。
第32話の見どころ
弟を守ろうとした白袅だったが、最後には弟自身に罪を押しつけられ、深く傷ついてしまう。さらに徐之衡を巡る事件にも新たな動きが起こり、張晋然は権力に屈することなく正義を貫こうとする。そんな中、端午は秦阿翁の力を借りて琉璃作りに挑戦し、明鏡台再建への希望を見いだしていく。
第32話のあらすじ
白袅はただ一人の弟を守ろうと、これまで何度も弟の罪をかばってきた。しかし、自分が命の危険にさらされても秦慕は白袅を気遣うことなく、自分の犯した罪を姉になすりつけようとする。さらに家族が苦境に陥ったのも白袅のせいだと責め立てられ、白袅は深い絶望に陥る。
白袅が徐南英と関係していることも明らかになり、秦慕自身の告発によって、白袅はすべての罪を認めるしかなくなる。
一方、張晋然は崔十九を公堂へ呼び出し、朝廷に献上された真珠を巡る事件について問いただす。崔十九は、献上品については長安ですでに決着しているはずなのに、なぜ今になって再び自分を追及するのかと怒りを露わにする。崔十九が捕らえられたと知った鄭五郎は、すぐに役所へ駆けつけて彼女をかばう。
しかし鄭五郎自身も、崔十九が持ち込んだ品を巡って家で縛られ、激しい折檻を受ける。それでも彼は黙って耐え続ける。崔十九は内心では彼を心配しているものの、表面上は冷たく振る舞うしかなかった。
徐之衡は、同門の張晋然が自分を追い詰めることに恨みを募らせ、師弟の情すら忘れたのかと責める。だが張晋然は、徐之衡が多くの命を奪った罪人である以上、決して見逃すつもりはなかった。徐之衡は張晋然が自分の弱みを握っていると悟り、師に訴えて同情を引こうとするが、張晋然の決意は揺るがない。
追い詰められた徐之衡は自ら額を傷つけ、血書を書いて外部へ情報を伝えようとする。一方、秦慕は家に戻ると密かに財宝をかき集め、逃亡を図る。しかし途中で捕らえられ、薛娘子たちからも激しく責められる。
白袅は弟に裏切られたことで精神的に追い詰められ、鏡の前で身なりを整え続けるなど、すっかり正気を失ったような状態になる。人々は彼女にも罪があると知りながら、その境遇に同情し、もう一度救おうとする。
徐之衡は食事を運ぶ者を買収して血書を外へ出そうとする。出世を望む者たちを利用し、着々と脱出の手を打っていた。しかし張晋然は徐之衡の手紙を押収し、その内容が単なる文面ではなく、誰かを脅迫するための証拠ではないかと疑う。
燕子京も、あの狡猾な徐之衡が自らの弱みを残すようなことはしないと考え、手紙には別の意味があると推測する。張晋然は事件の鍵を握るのが徐林だと考え、手紙を都へ送ろうとする。そして、天下の民が平穏に暮らせる世を作ることを改めて誓う。
その頃、崔十九が琳琅閣を開業する。彼女は鄭五郎が訪れることを密かに期待しており、実際に現れた鄭五郎が傷を負っているのを見ると、心配する気持ちを抑えられず、彼を支える。
端午は秦阿翁に琉璃作りへの協力を頼む。しかし秦阿翁は相手の勢力が大きすぎることを理由に一度は断る。端午は無理強いせず、自分が真珠を採る者として何もないところから努力して今の地位を築いたことを語る。その言葉に秦阿翁は心を動かされ、協力を決める。
やがて二人は琉璃を焼くための炉を完成させる。そこへ張晋然のもとに、徐之衡を釈放させようとする大物が現れる。さらに徐之衡が体調を崩したとの報告が入り、張晋然が確認すると、彼は何者かに毒を盛られていた。事件の背後には、さらに大きな陰謀が潜んでいることが明らかになる。
第33話の見どころ
明鏡台の命運を懸け、端午は未知の琉璃作りに挑戦する。そして秦阿翁の手によって、ついに待望の琉璃が完成する。しかし、燕子京の体には毒の影響が現れ、視力にも異変が起こり始めていた。さらに瑟瑟を巡って鄭家と競うことになった端午は、困難を承知で新たな勝負に挑む。
第33話のあらすじ
端午たちは、秦阿翁が作る琉璃の完成を固唾をのんで見守っていた。琉璃は非常に珍しく、製作も難しい品だ。燕子京は期待しすぎないよう端午を励まし、何事にも時間が必要だと諭す。
秦阿翁自身も長年琉璃を作っていなかったため、うまくいかないかもしれないと弱気になる。端午は彼にプレッシャーを与えまいと期待を下げるが、予想に反して秦阿翁は見事に琉璃を完成させる。
端午は感激の涙を流し、「これで明鏡台にも自分たちの琉璃ができた」と喜ぶ。これからは誰かに供給を断たれ、脅されることもない。燕子京も喜んで完成品に手を伸ばすが、その瞬間、視界が突然かすむ。ほんの一瞬、何も見えなくなったのだ。
かつて巫医から、毒を完全に解くことができなければ、やがて失明し、さらには味覚まで失う可能性があると言われていたことを燕子京は思い出す。張晋然も彼の様子がおかしいことに気づく。
張晋然は、徐南英が来ることを燕子京が知っているのかと尋ねる。燕子京がまったく動揺しないのを見て、すでに情報を掴んでいると察する。燕子京は張晋然に、自分の病について端午には秘密にしてほしいと頼む。小虾米を殺したのが骊龍盗だと端午が知れば、彼女は自分を顧みず復讐に走ってしまうからだ。
一方、崔十九は瑟瑟作りを進め、鄭五郎も今回は成功すると期待していた。康郎君が揚州を訪れると知った崔十九は、自分の瑟瑟を認めさせ、明鏡台の商売を断つ好機だと考える。
康郎君は多くの商人から歓迎され、鄭五郎たちもいち早く彼を店へ招く。端午は店の前で待ち続け、康郎君が必ず出てくると信じていた。
やがて康郎君が求めていたのが西域の瑟瑟だと知る。端午は瑟瑟を知らなかったものの、自信を失わず自分たちの琉璃を見せる。しかし康郎君の評価は厳しく、色が混ざっていて上層部が使うには適さないと判断される。
鄭五郎は端午を商売の邪魔だとして追い払おうとするが、端午は康郎君から直接教えを受けられるだけでも幸運だと食い下がる。そして自分も瑟瑟を作ってみたいと宣言する。
燕子京と張晋然は、短期間で瑟瑟を完成させるのは不可能だと端午を止める。しかし端午は、何事もやってみなければ分からないと譲らない。崔十九も手持ちの瑟瑟だけでは康郎君を満足させられないと悟り、別の方法で彼の関心を引こうとする。鄭五郎も、まず康郎君を揚州に留めておけば次の手を打てると考える。
その頃、燕子京は康琚に、自分の視界がぼやけ、時には物が見えなくなると打ち明ける。康琚は表情を曇らせ、ついに毒が本格的に発作を起こしたことを悟る。
一方、鄭五郎は父から康郎君をもてなす宴席の準備を命じられる。玉小娘は崔十九への嫌悪を募らせ、息子が彼女に振り回されていると不満を爆発させる。ついには崔十九の住まいへ押しかけ、彼女の荷物を外へ放り出す。両親を悪く言われた崔十九は我慢できず、思わず玉小娘を押してしまう。
鄭五郎は母にも非があったと謝罪するが、鄭家は康郎君を自分たちの商売に取り込もうと必死だった。
そんな宴席へ端午が乗り込み、「明鏡台にも瑟瑟がある」と宣言する。さらに燕子京も現れ、自分は康国の出身だと名乗って康郎君と酒を酌み交わす。異郷で同郷の者に出会った康郎君は大いに喜び、二人は意気投合する。
その結果、康郎君は端午にも公平に競争する機会を与えることになる。鄭家は悔しさを飲み込むしかなく、周囲の商人たちも端午の大胆な行動を面白がる。
端午は、崔十九が鄭家のために盗品を売りさばいているのではないかと疑い始める。一方、燕子京は端午と二人で月を眺めながら、これから先、こうして過ごす時間がもうないかもしれないと寂しげに語る。
端午たちは一丸となって瑟瑟作りに挑む。しかし、その頃、燕子京は崔十九が取り出した瑟瑟を見て表情を変える。それは、彼が幼い頃に失われた記憶とつながる品だった。燕子京は拳を強く握りしめる。
第34話の見どころ
瑟瑟を巡る競争の行方が決まり、端午は惜しくも敗れるものの、その独創性を認められる。一方、燕子京は鄭家が長年隠してきた盗品が市場に流れていると確信し、ついに反撃の時を迎える。追い詰められた鄭家では、家族を守るために身内さえ切り捨てる動きが始まっていた。
第34話のあらすじ
康郎君が最終的に選んだのは、崔十九が作った瑟瑟だった。端午も短期間で瑟瑟を完成させたものの、品質にはまだわずかな瑕疵があり、持ち帰るには適さないと判断される。
しかし康郎君は端午の発想力を高く評価し、彼女のデザインを心に留めておくと約束する。将来必要になれば、改めて協力するつもりだという。端午は勝負には敗れたものの、ひとまず自分の存在を認めてもらえたことに満足する。
一方、燕子京は崔十九が持っていた瑟瑟こそ、十数年前に失われた盗品だと確信する。鄭家がついに盗品を市場へ流し始めたのだ。これまで燕子京が高値で瑟瑟を買い集めていたことも、すべてこの時のためだった。
「もう網を引き上げる時だ」と判断した燕子京は、康郎君を訪ねる。ところが二人は旧知の仲だった。康郎君は西域で流通している瑟瑟の質に満足できず、燕子京の勧めで揚州へ来たことを明かす。二人は固い約束を交わし、再会を喜ぶ。
その頃、鄭五郎は父に助けを求めるが、父は事態が収まった後に崔十九を密かに処分するつもりだった。危険を察した鄭五郎は母のもとへ駆け込み、崔十九を助けてほしいと必死に頼む。玉小娘も、息子が愛する女性を守ろうとする姿を見て心を揺らす。
鄭家は市中にある瑟瑟をすべて買い占めようとする。しかし瑟瑟が高値で売れると知った商人たちは誰も手放そうとせず、鄭家も強引に奪うことはできない。
端午は、燕子京と競争することになっても、自分たちにはまだ勝機があると考える。ところが鄭家では、瑟瑟を表立って売れなくなり、黒市に流すしかない状況へ追い込まれていた。
端午が鄭家を訪れると、鄭五郎は追い返そうとする。しかし父に止められ、端午は鄭家の唯一の逃げ道が明鏡台ではないかと指摘する。鄭家は態度を一変させ、端午に席を勧める。
端午は鄭家を助けること自体を拒否せず、その代わりに今回ばかりは大きな代償を払わせると告げる。これまで自分たちが受けてきた苦しみを思えば、簡単に手を差し伸べるつもりはなかった。
一方、鄭五郎は崔十九に鄭家の事情を明かし、揚州を離れようと提案する。母が事件の後に崔十九を生かしておかないと悟っていたからだ。そこへ張晋然が現れ、鄭五郎は崔十九を連れて逃げ出す。
その後、隠されていた盗品が発見され、張晋然は鄭五郎たちがまだ揚州にいると判断する。二人は荒れ果てた屋敷に身を隠し、息を潜める。鄭五郎は崔十九に、自分を捨てて安全な場所へ逃げるよう促す。しかし崔十九は彼を置いていくことができない。
その頃、鄭五郎の似顔絵が町中に貼られ、官兵による捜索が始まっていた。二人は草むらに身を隠し、かろうじて追手をやり過ごす。鄭五郎は揚州を出れば逃げ切れると考えるが、崔十九は、次に危機が訪れた時は自分を差し出してほしいと告げる。
一方、玉小娘は夫に息子を救ってほしいと泣きながら頼む。鄭家は端午が戻ってきたと知ると、藁にもすがる思いで彼女を訪ねる。端午の手には鄭五郎からの書状が届いていた。
鄭家当主が必死に救いを求める姿を見た端午は、これまで胸に溜めてきた鬱屈が少し晴れるのを感じる。しかし、すぐに事件を終わらせるつもりはなかった。鄭家にはこれまで以上の代償を払わせるつもりだった。
第35話の見どころ
逃亡を続ける鄭五郎と崔十九に、ついに悲劇が訪れる。愛する女性を守るため父に逆らった鄭五郎は、何者かに襲われ命を落としてしまう。一方、端午は燕子京が抱える秘密に気づき始め、揚州での新たな日々へ踏み出そうとしていた。
第35話のあらすじ
荒れ果てた寺に身を潜めていた鄭五郎と崔十九は、長い逃亡生活によって食料も水も尽き、極限状態に追い込まれていた。鄭五郎は崔十九を残して外へ出ると、変装して食べ物を手に入れる。
戻ってきた鄭五郎の姿を見た崔十九は危険を冒したことを心配するが、彼が食料を持ってきたと知り、胸が熱くなる。しかし、その行動が思わぬ形で二人の居場所を張晋然に知らせることになった。
一方、徐之衡は自分を救出する者が現れると期待していた。しかし張晋然が立ちはだかり、双方の人間が対峙する。その時、皇帝の聖旨が届き、張晋然には公正に処理するよう命じられる。さらに張晋然は徐南英についても告発していた。
その頃、鄭五郎の父は息子の隠れ場所を突き止め、多くの者を連れて押しかける。鄭五郎は、自分がすべての責任を負うから崔十九だけは助けてほしいと懇願する。
しかし鄭家当主は、崔十九に罪をかぶせれば家族を守れると考え、息子を連れ戻そうとする。ところが鄭五郎は父に刀を向け、「これからは自分自身のために生きる」と反発する。
息子が自分の支配から離れたことを悟った父は激怒する。その直後、どこからともなく現れた覆面の人物が鄭五郎の胸に剣を突き立てる。
父は崔十九が息子を殺したと思い込み、彼女を殺そうとする。しかしその場を離れざるを得ず、部下を連れて立ち去る。瀕死の鄭五郎は最後の力を振り絞って剣を抜き、崔十九を縛っていた縄を切る。
その瞬間、建物が崩れ始める。鄭五郎は崔十九を守ろうと身を挺し、崩れ落ちた木材の下敷きとなって命を落とす。崔十九はかろうじて救い出されるが、最愛の人を失うことになる。
鄭家当主は息子の死について口を閉ざし、誰かに殺されたのだと主張して家族を守ろうとする。しかし張晋然が崔十九を連れ出すと、彼女は意外にも鄭家当主をかばう。これによって当主は一命を取り留める。
張晋然は崔十九からその時何が起きたのかを聞き出そうとする。一方、玉小娘は息子の死をどうしても信じられず、帰ってきた夫に何度も尋ねる。しかし夫は冷酷にも、鄭五郎は死んだと告げる。
端午も鄭五郎の死を知り、崔十九がこれからさらに苦しい立場に置かれることを案じる。そんな中、端午は一人で酒を飲む燕子京の姿を見つける。何かを隠していると感じた端午が尋ねても、燕子京は昔のことを思い出していただけだと笑ってごまかす。
燕子京は幼い頃の生活を思い返し、できることならあの頃へ戻りたいという思いを抱えていた。しかし端午は、過去に囚われてはいけない、誰もがそれぞれの人生を前へ進めるべきだと語る。
その頃、崔十九は夢の中で鄭五郎と再会する。しかし目覚めると、そこに彼の姿はなく、それが夢だったことに気づいて寂しさを募らせる。
鄭家当主は一族に対し、端午たちのせいで息子を失ったと吹聴し、復讐を誓う。息子を救わなかった黒幕への怒りも募らせるが、家族を生き残らせるためには、その人物との協力関係を続けるしかなかった。
一方、張晋然は徐之衡に罪を言い渡す。徐之衡はそれを嘲笑し、誰にも自分を裁くことはできないと言い張る。そして最後まで口を閉ざし、事件の真相を明かすつもりはなかった。
その後、張晋然や燕子京たちは、ようやく明鏡台が揚州で安定して続けられることを喜ぶ。そこへ樱桃が現れ、「貴客が来た」と知らせる。
端午たちは顔を見合わせ、これから訪れる新たな客を迎えるため、店の外へ向かうのだった。
















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