2025年 全32話 原題:滤镜
第13話の見どころ
関勝宇との離婚が正式に成立し、方謹がようやく新たな人生への第一歩を踏み出します。一方、蘇橙橙は変身能力を隠し続けるため奔走し、唐奇の前で何度も危機一髪の状況に。唐奇は方謹への想いと蘇橙橙への不思議な感情の間で揺れ始め、自分の本当の気持ちに戸惑います。偽物の方謹や蝋人形を使ったコミカルな騒動の中にも、少しずつ恋心が変化していく様子が丁寧に描かれ、恋と秘密が大きく動き出す重要なエピソードです。
第13話 あらすじ
関勝宇による監禁事件は警察の到着によってようやく終息し、関勝宇はその場で連行される。混乱の中、唐奇は蘇青梨と一緒にいた「方謹」にどこか違和感を覚える。先ほどまで自分が一緒にいた方謹との印象が微妙に異なり、不思議な感覚を抱くが、確かな証拠もなく疑問を胸にしまい込む。
事件後、唐奇は顧嶼と酒を飲みながら、自分の心の変化に戸惑っていることを打ち明ける。亡くなったはずの蘇渺を忘れられないと思っていたはずなのに、最近は方謹と一緒にいる時間が増え、彼女に心惹かれている自分がいる。その一方で、方謹を前にすると気持ちが揺れるのに、少し時間が経つとその感情が薄れてしまうこともあり、自分でも理解できない。蘇渺への想いを抱えたまま別の女性に惹かれてしまう自分を「最低な男だ」と責め、深く落ち込むのだった。
一方、蘇橙橙は本物の方謹と再会し、これまで彼女になりすまして行動していたことを改めて謝罪する。しかし方謹は怒るどころか、蘇橙橙が自分を助けるために危険を冒してくれたことに感謝し、「あなたのせいではなく、私が巻き込んでしまった」と優しく声をかける。変身能力がアップデート中に不安定になることも判明し、二人は今後も慎重に行動することを約束する。
その後、裁判が開かれ、方謹は関勝宇との離婚を正式に勝ち取る。長年続いた束縛や暴力が認められ、関勝宇には慰謝料の支払いが命じられ、会社の経営権も方謹のもとへ戻る。裁判後も関勝宇は諦めず、かつての幸せだった頃を持ち出して復縁を迫るが、方謹は「あなたにされたことは一つ残らず覚えている」と毅然と言い放ち、完全に決別する。蘇青梨も弁護士として関勝宇を厳しく牽制し、ようやく方謹は新しい人生への第一歩を踏み出す。
蘇橙橙たちは林媛の家で方謹の離婚成立を祝うパーティーを準備していたが、そこへ突然顧嶼が訪ねてくる。方謹との契約について相談するためだったが、変身中の蘇橙橙が見つかれば秘密が露見してしまう。林媛は新しく考えた漫画のキャラクター設定や、幸運を呼ぶという亀の話を持ち出して顧嶼の気を引き、その隙に蘇橙橙は必死に身を隠して危機を乗り切る。
後日、方謹は千鳥集との正式契約を決断する。顧嶼は唐奇の熱意が決め手だったと思っていたが、方謹は「一番信頼できたのは蘇橙橙だった」と告げる。さらに、空気繊維素材の欠点を最初に見つけて改善へ導いたのも蘇橙橙だったと明かし、その働きを高く評価する。普段は目立たない蘇橙橙だったが、自分の努力が認められたことに大きな喜びを感じる。
一方、唐奇は包装デザインの相談のため方謹を訪ねる。しかし、その場には変身中の蘇橙橙もおり、秘密を守るため再び大騒動となる。蘇橙橙はクローゼットへ隠れ、本物の方謹はとっさに「これは友人が作ってくれた蝋人形」と説明してその場を切り抜ける。唐奇は部屋で以前自分が贈ったランプが捨てられているのを見つけ、複雑な表情を浮かべる。さらに方謹を食事に誘い、彼女の好物だと思っていた牛すじ料理を提案するが、「私は牛すじは好きではありません」と返され、これまで抱いていたイメージとの違いに戸惑う。
その後、クローゼットから出てきた蘇橙橙と本物の方謹が同時に視界へ入り、唐奇は一瞬「方謹が二人いる」と錯覚して悲鳴を上げる。蘇橙橙は「クローゼットの扉が勝手に開くので試していただけ」と苦しい言い訳をして何とかごまかすが、唐奇の中には小さな違和感が積み重なっていく。そして帰り道、方謹の度の強い眼鏡を通して見えた世界を体験した唐奇は、彼女が抱えてきた苦労を少し理解する。その頃、蘇橙橙は唐奇が自分を見る眼差しが以前とは少し変わり始めていることに気づき、慌ててその場を立ち去る。恋と秘密が複雑に絡み合う中、それぞれの想いは新たな局面へと動き始める。
第14話の見どころ
新商品発表会を迎えた方謹が、自分らしさを取り戻して堂々と壇上に立つ姿が大きな見どころです。蘇橙橙の励ましによって「ありのままの自分」を受け入れた方謹は、自信を持って製品への想いを語り、観客の心を掴みます。一方、唐奇は方謹への恋心を確信して告白しますが、その相手は実は変身した蘇橙橙だったため、思わぬ混乱が発生。さらに唐奇は「方謹が二人いる」という違和感を抱き始め、蘇橙橙の秘密に一歩近づきます。恋と秘密が大きく動き出す転機となる一話です。
第14話 あらすじ
方謹はいよいよ新商品の発表会当日を迎える。しかし、慣れないコンタクトレンズを装着しようとして左右が分からなくなり、強い不安から部屋に閉じこもってしまう。心配した蘇青梨が何度も声を掛けるが返事はなく、林媛は合鍵を取りに行こうとする。そんな二人を止めた蘇橙橙は、「方謹が苦しんでいるのは体調ではなく心の問題」だと話す。蘇青梨は「責任者なら自信を持つべき」と厳しく言い、代役として蘇橙橙が登壇する案まで口にするが、蘇橙橙は「これは方謹自身の人生。本人が乗り越えなければ意味がない」と強く反対する。
蘇橙橙は一人で方謹のもとを訪れ、ゆっくりと語りかける。華やかな服装やメイクは確かに美しいが、それは本来の方謹ではないと伝え、「三十六年間努力を積み重ねてきたあなたには、ありのままの自分で舞台に立つ資格がある」と励ます。その言葉に背中を押された方謹は、自分らしい姿で発表会へ臨む決意を固める。
発表会場では、蘇青梨が入口で方謹を待ちながら緊張していた。そこへ唐奇が現れ、なぜ中へ入らないのか尋ねる。蘇青梨は容姿や仕事、恋愛への不安について話題を振るが、唐奇は「焦っているのは今のあなたでしょう」と冷静に返し、二人のやり取りには思わず笑みがこぼれる。
イベントは唐奇のプレゼンテーションから始まり、商品の魅力を分かりやすく紹介する。続いて登壇した方謹は、派手なドレスではなく研究者らしい白衣姿を選択。最初は緊張して言葉がぎこちなかったものの、自ら開発した製品について語り始めると表情は一変し、研究への情熱と誇りが自然にあふれ出る。ライブ配信ではカメラマンから観客の反応を伝えてもらう演出も功を奏し、方謹は堂々とプレゼンを成功させる。蘇青梨はその姿を見て感心し、蘇橙橙も「自分らしくあることこそ、一番の魅力なんだ」と実感する。
発表会終了後、変身した蘇橙橙は方謹の姿のまま唐奇と話す機会を得る。蘇橙橙は「虹が美しいのはさまざまな色があるから。人も同じで、それぞれ違うからこそ素敵なんです」と語り、普通であることの価値を伝える。その言葉に心を動かされた唐奇は、自分の気持ちを抑えきれなくなり、「あなたを愛しています」と突然告白する。まさかの展開に蘇橙橙は大きな衝撃を受け、その場から思わず逃げ出してしまう。
直後、本物の方謹と蘇青梨が現れる。唐奇は先ほどの返事を求めるが、本物の方謹は何の話か分からず戸惑うばかり。「少し考えてから返事をします」と答えるものの、その反応が先ほどとはあまりにも違うため、唐奇は違和感を覚える。そして「あなたはさっきの方謹じゃない。一体誰なんだ」と疑い始め、方謹は慌ててその場を離れる。
事情を聞いた方謹は、唐奇が本当に惹かれているのは自分ではなく、自分の姿を借りた蘇橙橙なのだと見抜く。蘇橙橙は信じようとしないが、方謹は「人はまず自分を愛せるようになって初めて誰かを愛せる」と、自身の結婚生活を振り返りながら静かに語る。その言葉は蘇橙橙の胸にも深く響く。
一方、唐奇は顧嶼と酒を飲みながら、「方謹が二人いた」と何度も口にし、自分の見たものが幻覚なのか現実なのか悩み続ける。顧嶼は「返事をしたくなかったからごまかしただけだろう」と笑い飛ばすが、唐奇の疑念は消えない。そして翌日、蘇橙橙の変身システムはアップデートを終え、新たに漫画のキャラクターを立体化して変身できる「二次元三次元化」機能まで追加される。ようやく元の生活へ戻れると安堵する蘇橙橙だったが、新たな能力の誕生は、さらなる騒動の始まりを予感させるのだった。
第15話の見どころ
唐奇が「方謹には二つの人格がある」という結論にたどり着き、蘇橙橙たちがその誤解を利用して秘密を守ろうとする展開が見どころです。蘇橙橙は男性姿の「全勝唐」に変身して唐奇の恋心を断ち切ろうと奮闘しますが、思わぬハプニングの連続で大混乱に。さらに、“もう一人の方謹”との別れを演出する切ない場面では、唐奇の優しさと深い想いが胸を打ちます。笑いと感動が交差し、二人の距離が新たな形で変化していく印象的なエピソードです。
第15話 あらすじ
新商品の発表会が成功し、蘇橙橙は久しぶりに会社へ出勤する。顧嶼たちは成功を祝う場を用意し、企画を支えた蘇橙橙の功績を称える。しかし本人は「私は企画を少し考えただけ」と謙遜し、周囲からの評価に照れくさそうな表情を浮かべる。
そんな中、花束が会社に届けられる。蘇橙橙は自分宛てだと思うが、それは許月への花だった。さらに、毎週届いていた花の注文がすでにキャンセルされていると知る。蘇橙橙は、方謹が離婚したことで唐奇が贈るのをやめたのだと考えるが、すぐに「代金は自分の口座から支払っていた」と気づき慌てる。唐奇へ確認のメッセージを送る一方で、変身用の端末から方謹宛ての連絡も受け取り、唐奇がまだ方謹を諦めていないことを知る。そこで蘇橙橙は方謹に協力を頼み、唐奇の恋心を完全に終わらせる作戦を立てる。
方謹は唐奇をテニスに誘い、唐奇と顧嶼は指定されたコートへ向かう。そこに現れたのは、方謹の後輩で恋人だという青年・全勝唐だった。実は全勝唐の正体は蘇橙橙が男性に変身した姿である。全勝唐は驚くほど高い運動能力を見せ、唐奇との試合を次々に制していく。休憩中には方謹と恋人同士のように親しく振る舞い、二人の仲を見せつける。方謹は「彼が私の恋人です。だから唐奇さんの気持ちには応えられません」とはっきり伝え、唐奇は表情を曇らせる。
それでも唐奇は「本当に話したい相手がいる」と言い、方謹と二人きりで話す時間を求める。方謹は着替えの後で会う約束をするが、蘇橙橙は変身したまま女性用更衣室へ入ろうとしてしまう。唐奇に「男性更衣室はこちらです」と呼び止められ、自分が男性の姿であることを忘れていた蘇橙橙は大慌て。中へ入ったものの耐えきれず、「お腹の調子が悪い」と言い訳してその場を離れ、急いで方謹の姿へ変身して唐奇の前に現れる。
唐奇は静かに自分の推理を語り始める。初めて会った日に関勝宇を殴り飛ばした方謹と、普段の穏やかな方謹はまるで別人だったこと、秘書からも「そんな性格ではない」と聞いたことなどを挙げ、「君には二つの人格がある」と結論づける。蘇橙橙は予想外の方向へ話が進んだことに驚くが、秘密を守るため、その勘違いに乗るしかないと判断する。
蘇橙橙は林媛や蘇青梨たちと相談し、「もう一人の人格が治療によって消える」という設定を演じることを決める。そして唐奇の前に現れ、「私は方謹が家庭内暴力から自分を守るために生み出した人格です。本来の方謹が強くなった今、私はもう必要ありません」と静かに語る。自分は役目を終え、治療によって消えていく存在なのだと説明し、唐奇に別れを告げる。
唐奇はその話を受け入れ切れず、「君は誰かを守るためだけに生きてきた人じゃない。優しくて勇敢で、僕のことも助けてくれた。世界を温かくしてくれる存在なんだ」と真っすぐな言葉を贈る。そして最後の願いとして、以前一緒に見た虹をもう一度見たいと頼む。
二人は虹色に彩られた階段へ向かい、静かな時間を過ごす。唐奇は“もう一人の方謹”を優しく抱きしめ、その存在を決して忘れないと心に誓う。蘇橙橙は胸を締めつけられながらも、役目を終えた人格を演じ切り、唐奇の前から一歩ずつ離れていく。その背中を見送る唐奇の姿には深い喪失感が漂い、二人の切ない別れが静かに描かれて幕を閉じる。
第16話の見どころ
唐奇が突然“世界の色を失う”という衝撃的な展開が描かれ、物語は新たな局面へ突入します。誰といてもモノクロにしか見えない世界の中で、蘇橙橙だけが色彩をまとって見えるという不思議な現象は、二人の絆を象徴する印象的な演出です。また、危険から何度も唐奇を救う蘇橙橙の優しさや、彼女を気遣って自宅へ招き、これまでとは違う穏やかな表情を見せる唐奇にも注目です。互いを意識し始めた二人の距離が少しずつ縮まり、恋愛模様とファンタジー要素が絶妙に絡み合う、今後の展開を大きく左右する重要な一話となっています。
第16話のあらすじ
“方謹のもう一つの人格”という芝居は、私人診療所での診察によって幕を閉じる。林媛と蘇青梨が見守る中、方謹は「治療が終わった」と唐奇に伝え、彼は深い喪失感を抱えたままその場を後にする。一方、すべてを見届けた蘇橙橙も複雑な思いを胸に彼の背中を見送っていた。
失恋の痛みに沈む唐奇だったが、その直後、彼の身にさらなる異変が起こる。世界から色彩が消え、景色が白黒にしか見えなくなってしまったのだ。突然の症状に戸惑う唐奇は、遠くに方謹の姿を見つけて追いかけるものの、信号の色さえ判別できず、赤信号で道路へ飛び出してしまう。間一髪のところで蘇橙橙が彼を引き戻し、事故を防ぐ。彼女は失恋のショックで自暴自棄になったのではと心配するが、唐奇は「信号の色が見えなかった」と打ち明ける。しかし不思議なことに、蘇橙橙だけは鮮やかな色をまとって見えていた。
その後も突然の雨の中、唐奇は再び信号を見誤って危険な目に遭うが、蘇橙橙は傘を持って戻り、自然な形で彼を家まで送る。道中では外れかけたマンホールを見つけて彼を危険から遠ざけ、自ら泥だらけになりながら蓋を直すなど、いつものように誰かのために行動する。さらに赤い服を着た少女を探す母親に出会うが、唐奇には少女の存在すら認識できず、自分の視覚異常が想像以上に深刻であることを思い知らされる。
唐奇は濡れた蘇橙橙を気遣い、自宅へ招いて着替えやドライヤーを貸す。以前なら決して家に入れようとしなかった彼の変化に、蘇橙橙は驚きを隠せない。さらに唐奇は彼女の体調を気遣い、「無理をせず休むべき時は休めばいい」と優しく声を掛ける。その言葉に、蘇橙橙はこれまで見せたことのない彼の温かさを感じる。
一方で蘇橙橙は、唐奇が服に付着した絵の具の色を説明する様子を見て、「本当に色が見えていないのでは」と疑念を抱き始める。夕食を作る唐奇は普段通りに振る舞うが、彼は蘇橙橙が触れた物だけが色づいて見えることに気付き、その現象を確かめるように彼女の動きを目で追い続ける。まるで蘇橙橙だけが、失われた色彩を取り戻す唯一の存在であるかのようだった。
その頃、蘇橙橙は突然生理が始まり、借りた唐奇の服を汚してしまう。慌てて林媛へ迎えを頼むが、林媛は偶然顧嶼と一緒におり、車のガソリン切れも重なって、結局は顧嶼の車で向かうことになる。一方、唐奇も顧嶼を呼び出し、蘇橙橙にはタクシーを手配して帰宅させる。彼は彼女が帰った後、汚れた服を静かに洗いながら、自分の視覚に起きた異変について考え続ける。
後日、唐奇は病院で精密検査を受けるが、医師からは「目に異常はなく、心理的な要因かもしれない」と告げられる。家族や友人など様々な人と会って試してみても、世界は相変わらずモノクロのまま。しかし蘇橙橙と一緒にいる時だけは色彩が戻ることを知り、彼女だけが特別な存在である理由を理解できず、ますます謎は深まっていく。新たな不思議な現象が、二人の運命を再び大きく動かし始めるのだった。
FILTER 私と彼の複雑な事情 17話・18話・19話・20話 あらすじ
FILTER 私と彼の複雑な事情 各話あらすじとキャスト・相関図

















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