大唐流流 49話・50話・51話・52話 あらすじと感想

大唐流流~宮廷を支えた若き女官~

大唐流流~宮廷を支えた若き女官~ 2021年 全55話 各45分 原題:骊歌行 英題:Court Lady

dim-sumさん

第49話あらすじと感想

傅柔(ふじゅう)は実家に帰る途中、怪しい女に声をかけられる。なんとその女は厳子方(げんしほう)の小屋から逃げてきた陸盈盈(りくえいえい)だった。傅柔(ふじゅう)は行く当てのない陸盈盈(りくえいえい)をしばらく実家に泊めることにする。しかし、そこには音(いん)が帰ってきており、予想もしない形で盈盈(えいえい)は音(いん)と再会してしまう。一方、怜燕児(れいえんじ)は馬海虎(ばかいこ)との結婚を約束するが、ある者に呼び出され…。

引用元:BS12 大唐流流~宮廷を支えた若き女官~

傅柔と盈盈は、傅音が傅家に放火し母を殺され、その復讐のため陸漢星を殺し、陸琪に近づいて子を産んだと聞かされます。盈盈は復讐は正義ではなく愚かな行為だと言い、傅柔は自分のせいで傅音が一生を台無しにしたと嘆きます。

宮中では妊娠した珍妃が、皇帝の寵愛をかさに増長している、と顔妃を敵視。そこで後宮の主・王太妃に、顔妃の下人の悪事を告げ口して牽制します。王太妃は皇帝に、偏愛はいけないと忠告しました。

盤子方の手下で将軍になった元海賊の馬海虎は、怜燕児に求婚し、怜も応じます。怜は子方に魯国府(盛家)のスパイを辞めたいと訴えました。子方は辞めても良いが、会わせたい人がいると、怜を覆水に引き合わせます。

覆水は、怜の情報で盛楚俊を信じたために計画が失敗したと言い、怜を毒殺しました。子方は殺すとは約束が違う、と覆水に詰め寄ります。覆水は殺す方が後腐れが無いと返しました。

盈盈は傅柔に、夫・梁王に伝言を頼みます。傅柔は盈盈が騙されて梁王府から連れ出されたこと、既に自首したことを伝えますが、梁王は信じず傅柔の首を絞める始末。その後梁王は牢内で毒を飲み処刑されます。

皇帝は、盈盈を糾弾する梁王の遺書を読み、盈盈に内容の真偽を尋ねました。

覆水は、皇帝から顔妃にあやかり「顔」姓を貰います、顔妃と玉合、覆水の3人が揃った様子は怖かった。その覆水は、掴みかかる子方に人は利己的でどん欲、愛など無いと笑いました。どんな境遇で育ったのでしょう。

それと真逆なのが盈盈でした。自身にも暴力を振るい大勢の女性を苦しめた梁王に、この世に善行や信頼を伝えたいと危険を承知で自首します。傅柔もお人好しだと呆れていましたが、陸家で強欲な父と兄を見て育ち、せめて梁王は真っ当にしたかった?一方傅柔の話を聞いても最後まで暴言を吐いていた梁王は、毒杯を飲み苦しみながらも、盈盈の腕輪のかけらを拾い握りしめて亡くなりました。盈盈の気持ちが伝わっていれば良いのですが。

第50話あらすじと感想

陸盈盈(りくえいえい)は王妃の資格を剝奪され宮廷から追放される。その頃、宮廷は王(おう)太妃の誕生日を間近に控え、祝賀の雰囲気にあふれていた。また王(おう)太妃の住居である福安(ふくあん)宮に縁起のよい装飾を施すよう皇帝から指示があり、その重責を珍(ちん)妃が担うこととなった。王(おう)太妃からお金を使った華美な装飾を禁じられた珍(ちん)妃が頭を悩ませていると、内侍(ないじ)が古物庫の品を再利用するよう提案。珍(ちん)妃は喜んで案を受け入れるが、それが思わぬ結果を招くことになるのだった

引用元:BS12 大唐流流~宮廷を支えた若き女官~

朝廷では、新しい太子に皇后の子で第9皇子の秦王を立てるべきと意見が出ます。しかし皇后の子で兄の元太子と韓王を持ち出し、相応しくないと言う者は、周王こそ相応しいと主張。悩む皇帝に、宰相は亡き皇后の素晴らしさを訴え皇帝も悩みます。

王太妃の命令でお金が使えないため、珍妃は揚内侍の勧めで中古の旗を使い、装飾することにします。準備のため太妃の宮殿に旗竿を立てたところ、竿に雷が落ちて宮殿が火事になり、秦王まで命の危険にさらされます。

宮殿に雷が落ちたのは、太妃への天罰だと噂が流れます。顔妃の意見で太妃は宮廷から出され、顔妃が後宮の主に指名されます。傅柔は落雷は人災だと言い、皇后付きだった韋松と調査し、落雷には真鍮製の旗竿が関係していると突き止め、皇帝も詳しい調査を命じました。

調べた結果、竿を使った旗飾りは珍妃の発案と解り、竿を立てた揚内侍が呼ばれますがその場で自害。顔妃は珍妃に罰を与えようとしますが、傅柔が妊娠中でまだ調べが途中であると、宮中外で亡くなった太妃の霊を慰め、安全に出産できるよう取り計らいます。

そのころ牢で絶食している元太子に、医師の覆水が派遣されました。元太子は覆水から、落馬の原因は韓王ではなく、また反乱を起こして韓王を殺そうとしたが失敗したと聞かされます。そして同じ母親を持つ弟に対する仕打ちを後悔しました。

顔妃と玉合、2人の計画に周王は噛んでいないと思ったら一味みたい。内侍や宮女たちを大勢巻き込み、邪魔な王太妃と妊娠中の珍妃を追い払い、幼い秦王まで排除するとは、周到だし恐ろしいですね。傅柔1人では太刀打ちできない難敵ですが、韋松は力を貸してくれました。皇后から信頼されていた彼が協力してくれれば安心です。

皇帝は次の太子を決めかねる様子。でも、皇后が信頼していた傅柔の教育を受けた、幼い秦王の実力を認めつつある様子。これから益々顔妃派に命を狙われそうで、王太妃亡き後、強力な味方が必要です。

第51話あらすじと感想

ついに覆水(ふくすい)は自分が楷擎(かいけい)に近づいた理由を語る。そして魚に毒をしのばせ、楷擎(かいけい)に食べさせて復讐(しゅう)を果たそうとする。一方、傅柔(ふじゅう)は珍(ちん)妃を清修(せいしゅう)観に送るついでに、秦(しん)王を慈恩(じおん)寺に送り届けることになった。道中、傅柔(ふじゅう)は賊に襲われそうになるが、隠れて警護をしていた盛楚慕(せいそぼ)に命を救われる。しかし楚慕(そぼ)は毒のついた刀で刺されてしまい…。

引用元:BS12 大唐流流~宮廷を支えた若き女官~

覆水は元太子の楷擎に、自分の祖父は反乱軍の首領で一族皆殺しにされた。太子に近づいたのは復讐のためと告白し毒殺しようとします。しかし楷擎との友情を思い出し、解毒剤を飲ませました。玉合は覆水を責め自分が殺すと言いますが、覆水は殺させないと睨みつけます。

その後謹慎中の韓王が暴れ、怒った皇帝は楷擎と同じ牢に入れ反省させよと命じます。牢に入った韓王は、韓王妃は楷擎の妃に殺されたと泣きました。やがて自分と楷擎のせいだと言い出し、楷擎も妃の死を嘆きます。

秦王と珍妃に同行した傅柔が賊に襲われた時、楚慕は毒を塗られた剣でケガをし、命の危機に。傅柔は道士が作った解毒薬を飲ませ、2人は一晩洞窟で過ごした後、秦王たちと合流しました。

宮中では皇帝が夜周王を訪ね、自分が誰を皇帝に指名しても周王への愛情は変わらないと話しました。これを聞き、周王は自分は皇帝に必要とされていないと呟きます。

翌日皇帝は顔妃と玉合を呼び、人払いをした後周王を任地へ戻し、2度と長安の地へ入らせないと命じます。顔妃は周王を庇いますが、皇帝は周王を守る為だと説得中に、発作を起して倒れてしまいました。医師の覆水が皇帝を診察し、顔妃は病状を尋ねます。

覆水が遂に自分の身元を伝えましたね。そして韓王は馬の鞍に細工をしておらず、韓王妃が冤罪で処刑されたことも話します。でも楷擎は、毒を飲まされた後記憶障害を起こし、韓王に陰謀のことを伝えられません。もどかしいなあ…。傅柔と楚慕もスッキリしませんが、傅柔は楚慕が自分に辛く当たるのは照れ隠しだと解ったようで、上手に受け流していました。傅柔は珍妃にも、唐の国民として唐の中心である宮廷で冤罪が起こるのを防ぎたくて珍妃を庇ったと話していました。自分は個人の損得など気にしていない、と。傅柔は大人になっていくのに、楚慕は子供だなあ、素直じゃない。覆水と玉合一味は、遂に皇帝を手に掛けようとする中、傅柔と楚慕は皇帝を守れるのでしょうか。

第52話あらすじと感想

皇帝は昏(こん)睡状態に陥っている。覆水(ふくすい)は「無理に目覚めさせては命の危険がある」と診断するが太医(たいい)の1人が金鍼(きんしん)の術で意識を取り戻す方法を提案。しかし顔(がん)妃に自信の程を問われておじけづく。顔(がん)妃は皇帝から後宮の主(あるじ)を任されて以来、ますます権勢を振るうようになっていた。そんな不穏な空気を目の当たりにした李宝林(りほうりん)は早馬を手配し、秦(しん)王の付き添いで慈恩(じおん)寺に行っている傅柔(ふじゅう)に伝言を届ける。

引用元:BS12 大唐流流~宮廷を支えた若き女官~

皇帝が倒れる直前に書いていた命令書を、発布直前に曹内侍が没収し、顔妃と玉合の手に渡ります。それは、周王の動きを封じて長安から追い出すために軍隊を動かせとの命令でした。

正義感が強い傅柔を心配した李宝林は、絶対に戻るなと使いを出します。知らせを受けた傅柔を、盛楚慕は宮廷に戻さないと止めますが、傅柔は国のために二人で力を併せようと説得します。

宮中を護衛する禁軍の独孤将軍は、皇帝の病に裏があるなら調べたい、傅柔が居ればそれができる。法を破り他人の命を狙うものは容赦しない、自分が守ると楚慕に話し、傅柔は秦王と宮中へ戻りました。

顔妃が宮中の規則を変え、許可なく外出できなくなったため、韋松が抗議します。すると顔妃は、韋松に無実の罪を着せて公開処刑することに。そこへ傅柔が現れ、亡き皇后の赦免状を理由に韋松を放免し、集まった全員が皇后を讃えました。メンツをつぶされた顔妃は傅柔を睨みつけます。

そのころ秦王が部屋から逃げたことがばれて、玉合と覆水は相談して顔妃に内緒で内侍に宮廷中を探させます。しかし独孤将軍や歆楠公主の働きで秦王を探し出せません。

昏睡が続く皇帝の目を覚まさせようと、方宰相が太医たちに可能性を尋ねます。皆が辞退する中、何大医が、失敗すれば一族皆殺しも受け入れる、と発言。顔妃や将軍たちが見守る中、治療を受けた皇帝が目を覚ましました。

楚慕と傅柔は、ようやく素直になって気持ちを伝え合いました。互いに相手を心配するあまり、素直になれなかったんですね。しかし宮中では、顔妃が規則を変え、宮女を自害させ、恐怖で皆を支配していました。亡き皇后の側近だった韋松まで殺そうとします。

皇帝の側近の曹内侍も、国の安定のためと言いながら顔妃と玉合の言いなりで、皇帝が目覚めても、もう状況は変えられないかも。復讐のために殺人を何とも思わない玉合と覆水が秦王を見つければ、殺してしまうでしょう。傅柔は秦王と宮中の秩序を守れるでしょうか。

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