大唐流流 29話・30話・31話・32話 あらすじと感想

大唐流流~宮廷を支えた若き女官~

大唐流流~宮廷を支えた若き女官~ 2021年 全55話 各45分 原題:骊歌行 英題:Court Lady

dim-sumさん

第29話あらすじと感想

盛楚慕(せいそぼ)は金を稼ぐために酒店で仕事を始めるが、客とケンカになってしまい店を解雇される。食べるものに困った2人は山で猟をして飢えをしのぐが、そこに老人と孫が現れ獅子(しし)山を脅かす盗賊の話を聞く。老人は盛驍靖(せいきょうせい)のような英雄がいれば、盗賊も討伐できたと言い、それを聞いた盛楚慕(せいそぼ)は夢でうなされてしまう。一方、音(いん)は陸琪(りくき)との子どもをみごもっていた。

引用元:BS12 大唐流流~宮廷を支えた若き女官~

楚慕が肉を焼いていると、老人と少女が現れました。傅柔は少女に肉を与え、老人は盗賊の非道ぶりを語ります。朝廷が派遣した兵士が盗賊を倒しても、残党が悪さをし、息子の嫁が連れ去られ息子も行方不明、孫が居なければ自分も死んでいたと。楚慕は老人が英雄と呼んだ父が自分を思って倒れた時を思い出します。

ある日狩りから戻った楚慕は、偶然傅柔が盤子方の長命鎖を持っているのを見ます。その後獲物を売りに行く途中、言い掛りをつけた官吏に横取りされました。悔しそうな楚慕を見た傅柔は、家族に辛い思いをさせ2人で居ても意味がない。文武両道の楚慕が自分の為に大志を諦めるのを見たくない、長安に帰ろうと訴え、怒った楚慕は傅柔を置き去りにしました。

そのころ長安では、陸琪が意識を取り戻し、傅音の妊娠が発覚。陸琪は父の雲戟に、従兄の漢星が洪義徳と結託したと訴え、怒った雲戟が漢星を監禁。漢星の結婚式を前に陸家に来た漢星の母には、仕事で城外に出たと嘘をつきます。

もう顔も見たくないと言った楚慕は傅柔を探し、互いの想いを確認して仲直りし、長安へ戻ることにしました。

広州で洪義徳を探していた傅音の兄・傅涛は、陸家で傅音を見て驚きます。さらに陸琪の子を妊娠したと知り、事情を問い質します。そこへ漢星が現れ、広州の傅家に放火したのは自分、でも命じたのは陸琪だと言い、傅音を仇の子を産むのかと挑発します。逆上した傅音は漢星を刺し殺し傅涛を逃がし、陸琪に漢星が襲ってきたので刺したと訴えます。

傅音の看病で陸琪は回復しましたが、同時に母の敵と解って…と、傅音にとっては大変な回でした。兄の傅涛も不在の間に妹に起きたことを知り辛かったでしょう。これ以上傅音が無茶をしないよう祈ります。一方山奥で猟をして人目を忍んで暮らす傅柔と楚慕は、恋人同士と言うより姉弟のよう。障害が多くても必ず一緒になれる、という傅柔の信念と愛情は、楚慕に伝わったでしょうか?

第30話あらすじと感想

盛楚慕(せいそぼ)は宿に部屋を取る。宿代が払えないと心配する傅柔(ふじゅう)に「私に任せておけ」と言って楚慕(そぼ)は部屋を出ていく。宿代を稼ぐために慣れない薪(まき)割りをする楚慕(そぼ)の姿を見た傅柔(ふじゅう)は思わず手伝おうとするが拒まれてしまう。そして傅柔(ふじゅう)はある決心をする。一方、陸(りく)家では陸漢星(りくかんせい)の母が帰るはずのない息子の帰りを待ちわびていた。そんな義姉に対し陸雲戟(りくうんけき)は「漢星(かんせい)は辺境へ書状を届けに行った」とうそをつくのだった。

引用元:BS12 大唐流流~宮廷を支えた若き女官~

傅柔は楚慕との結婚を決意、盃を交わしました。翌朝楚慕は、親に許しを貰い一生添い遂げると傅柔に話します。そして外出中長安に戻らないように念を押し、朝食を買いに出ます。

長安では陸漢星の母が、傅音の妊娠を喜び漢星の妻のために用意したという腕輪を傅音に渡しますが、漢星を殺した傅音は気が咎めます。

広州では洪義徳の一味を探すため、兵たちが傅音の宿に来ました。楚慕を心配した傅柔が外へ出ると、姉・傅君の夫が連行されるところでした。姉夫婦が罰を受けそうになり傅柔は思わず名乗り出ます。そこへ周王が現れ官吏を止めました。

周王は、楚慕が傅柔を連れて逃げたと自分が皇后に話せば、楚慕は死ぬと脅します。そして楚慕が見つめる中、周王は傅柔を自分の馬車に載せて長安へと向かい、楚慕は絶望しました。

傅音は陸盈盈に付き合い酒を飲みに行きます。そこで漢星を殺したと呟き、盈盈に聞かれてしまいました。盈盈は怒って出て行き、傅音は途中梁王に連れ去られそうになります。盈盈は傅音が妊娠していると思い出し、父陸雲戟の名を出して傅音を救います。

家の前では、漢星の母が帰るところでした。母は妊娠中の傅音を気遣うよう盈盈に言い、また来ると去って行きました。盈盈は笑顔で見送った後、傅音に一生罪に苛まれればいいと吐き捨てました。

梁王は酒の席で、盈盈を嫁に欲しいと陸琪に言います。動揺した陸琪は、婚姻は親が決めるもので、ここで返事はできないと答えます。

周王は、傅柔が楚慕と嬉しそうに逃げる様子を見て傅柔を諦めたのに、死んだはずの傅柔は皆に顔を見られもう逃げられない。だから自分に従えと強硬手段に出ましたね。楚慕に諦めさせるため傅柔に笑顔を作らせ、馬車に乗るよう命じるとは周到だし残酷だなあ。漸く結ばれても、楚慕たちは順調に行かないです。そして罪人の妾に手を出し父太上皇も呆れるほど女癖が悪い梁王が、盈盈に目を付けました。妹思いの陸琪は困惑しますが、上手く断れるでしょうか。

第31話あらすじと感想

長安(ちょうあん)に戻った傅柔(ふじゅう)は皇后を救ったことで褒賞をもらう。食事の席で盛楚慕(せいそぼ)と共に失踪したことを皇后に咎(とが)められるも、今回だけは見逃してもらえることとなり、そればかりか月に1度宮中から出られる令牌(れいはい)をもらう。一方、厳子方(げんしほう)に近づいた覆水(ふくすい)は、贈り物として洪義徳(こうぎとく)の身柄を厳子方(げんしほう)に引き渡す。ようやく陸(りく)親子に復讐(しゅう)ができると厳子方(げんしほう)は喜ぶが、その様子を間者が見ていた。

引用元:BS12 大唐流流~宮廷を支えた若き女官~

子方たちは、洪を使って陸雲戟の罪を暴き両親の仇が討てると喜びます。陸家では、傅涛が妹の傅音と話していました。傅涛は傅音が変わったと嘆き、危ない時は知らせよ、目的を忘れるなと言い去って行きます。

その後傅音は、陸琪の書斎で子方が洪を捕らえたとの内通者からの手紙を読みました。兄の話を思い出し、傅音は手紙を燃やしました。

宮中では、皇后たちの襲撃事件について協議が続き、皇帝は信じられる側近が居ないと嘆きます。そこで周王と太子がそれぞれ人物を推薦し、互いに批判。途中で周王が陸雲戟を批判し、梁王もここぞとばかりに雲戟を攻撃します。

さらに子方が洪と雲戟が結託していたと訴え、怒った皇帝は陸父子を牢に入れました。雲戟は、盈盈の件で梁王の恨みを買ったのはまずかったと話し、これも運命だと嘆きます。

宮中では、太子妃が難産で苦しみ、母子どちらを助けるかと産婆が聞くと、皇后は子を助けよと命じます。太子も戸惑う中、傅柔が提案した策で無事に男児が産まれます。傅柔は褒美として皇帝に直接話す許可を得ました。

一方陸家では、盈盈が傅音のお腹の子に挨拶し、その後子方に別れを告げます。梁王が、妓楼で江南から来たという妓女の舞いを見ていました。顔を隠した妓女は、梁王に以前合ったことがあると挨拶します。

傅柔が安産のために立てた方策は、太子妃を驚かせて出産を促す方法でかなり乱暴で危険は方法だと感じました。これで無事生まれるのか?疑問です。

太子は、父母や教育係の詹軒智から厳しい指導を受け溜まったうっぷんを、韓王にぶつけます。韓王が自分より皇帝に重んじられていると思っているのですね。そして相変わらず周王に対して強烈な対抗心を燃やします。それぞれに支持者も居て、朝廷はきな臭い感じですね。洪に恩を売り、手駒として使う覆水が何者なのか気になります。

この状況でも、仲睦まじく寄り添う韓王夫妻にほっこりします。互いに信頼しているからこそなんでしょうね。

第32話あらすじと感想

妓楼(ぎろう)で踊り子に扮(ふん)し梁(りょう)王の前に現れた陸盈盈(りくえいえい)は、陸琪(りくき)が縁談を断った理由を説明し、梁(りょう)王に2つの願いを申し出る。一方、長安(ちょうあん)に戻った盛楚慕(せいそぼ)は泥酔し韓(かん)王府を訪れる。寝言では傅柔(ふじゅう)への未練を語りながらも、朝廷に復帰し傅柔(ふじゅう)に会うと目も合わせず冷たい態度を取ってしまう。皇帝は太上皇(たいじょうこう)と皇后の命を救った楚慕(そぼ)に「望む褒美を与える」と告げる。楚慕(そぼ)の要求に、一同は驚愕(がく)するのだった。

引用元:BS12 大唐流流~宮廷を支えた若き女官~

梁王は、盈盈を王妃にはできないが、側室として仕えよと命じます。盈盈はせめて父と兄に見送って欲しいと言い、2人が家に戻った日に梁王の元へ行く約束をします。梁王の取り巻きは、これで美女が手に入り、蔡国公が味方になると話します。

その後梁王は、牢内の陸父子に食事を差し入れ、自分は陸家の味方と言いました。陸琪はメンツを潰された梁王がと不審がりますが、雲戟は梁王が味方なら牢を出られると呟きました。

宮中では、傅柔が第9皇子の秦王、皇帝と話していました。皇帝は傅柔に、以降は孝行の話を多く聞かせるよう命じます。その後皇帝は盛楚慕たちと面会します。

皇帝は、大蒼山で皇后を助けた楚慕に褒美は何が良いか尋ね、楚慕は辺境の守備を願い出ました。今までは男女の情が大切だったが、過去と決別し厳しい環境で鍛え直したいと。皇帝は許可し、楚慕は傅柔を振り返ることなく去って行きました。

盤子方に捕まった洪義徳は、周王の尋問に答えず太子のみに話すと言います。太子が許可なく面会に現れると、洪が毒で自殺。2人きりの牢内で洪が死んだことで、韓王、周王も太子が殺害に関与したと疑います。皇帝は要領を得ない太子の返事に怒り、牢に入れてしまいました。

朝廷では、太子妃の父孫氏と太子の右庶子・詹軒智が太子の釈放を申し出ますが、怒った皇帝は2人まで牢に入れてしまいます。

盈盈は、梁王に好意を抱いていると思わせ、謝罪の為下女にして欲しいと頼みました。子方を諦め家族を救うためとはいえ、妓女に扮して梁王の側室になるとは大胆だし哀しすぎます。楚慕も傅柔を諦めるためとは言え、辺境警護を希望するとは思い切りましたね。傅柔が気の毒。

そして覆水は、洪の孫を人質にして洪を自殺させ、太子を失脚させる計画だったと。大きな野望があるようですが、残酷な人ですね。太子も子が生まれ太子妃と和解し、ようやく生活に明るさが見えた途端、また困難に逢ってしまいました。大変だなあ。

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