成化十四年~都に咲く秘密~ 37話・38話・39話・40話 あらすじと感想

成化十四年~都に咲く秘密~

成化十四年~都に咲く秘密~2020年 全48話 原題:成化十四年(英語:The Sleuth of Ming Dynasty)

nanaさん

第37話 あらすじと感想

都で再び起きてしまった大爆発は唐泛と隋州を失意の底へ叩き落した。大切な仲間を救えなかった悲しみから、2人の間に深い溝が生まれてしまう。一方、開発を禁じたはずの爆弾が間諜の手にあったと知った成化帝は怒り、詳しく捜査するよう汪植に勅命を下す。そこで汪植は西廠に捕えていた王憲から情報を得ようと考える。しかし、方法が見つからず迷っていたところへ王憲の妻・固安郡主が現れ、捕まった夫を返すよう迫り…。

引用元:bs11 成化十四年~都に咲く秘密~

ドゥルラの死は唐泛と隋州も立ち直れない位の悲しみ様でした、もちろん見ている私だって苦しくて泣きたいほど・・・特に一番切なかったのは苦しむ隋州を助けたくて頑張っている冬児の姿です。大好きな隋州を助けたい気持ちが痛いほど伝わってきて、もう少し大人の女性なら違う励まし方もあると思うけど、まだ幼い冬児にはなかなか励ます方法がないのが可哀そうでした。私も隋州を励ましてあげたかった、唐泛の方がイケメンだと思うんだけど、なぜか陰のある隋州に魅かれてしまう、ほっとけないし一人にさせたくない、隋州を抱きしめてあげたくて悶々としてしまうんです。

爆弾を作った王憲も牢に入れられ取り調べを受けているけど、なかなか捜査は進みません。みんなあんまり王憲こと知らないみたい、彼の事は呆症だと言っていました。調べても良くわからないけどやっぱり発達障害でしょう。彼から証言を得るのは難しいはずだけど、どうして爆弾という怖いものを発明する発想になったのか、何か秘密があるのかもしれません。唐泛は牢の中の王憲に接してなんとなく扱い方が分かったようで、何とか事件の解明に繋がるといいんだけど、今の状況じゃ、誰にも真実は伝わらないでしょ。李子龍も何考えてるんだか、まだまだ何かやらかしそうです、早く事件を解決させて欲しいです、隋州と唐泛も早く仲良しの二人に戻れるといいな。

第38話 あらすじと感想

汪植は事件の捜査のため、朝廷の記録簿の全てを閲覧する許可を成化帝に求める。それは汪植が、朝廷を支配する絶大な権力を望んでいると疑われかねない危険な行為だった。しかし、唐泛が記録簿から真相を暴き出すと信じ、汪植は賭けに出る。一方、隋州と薛凌は爆発現場の遺留品から解明の糸口を見つけ、より詳しく捜査するため、王憲の執務室に潜入する。そこで王憲が保管していた書付が更なる謎を呼び、隋州を悩ませる。

引用元:bs11 成化十四年~都に咲く秘密~

王憲の助手の男の正体は妻の固安郡主でした。華奢な男だとは思ってたけど髭に騙されました。

同一人物には見えなかった。しかも今回のヒントは日本人にはちょっと難しかった、李子龍は良く気づいたよね。固安郡主は先々帝の娘、皇帝の娘は長公主と呼ばれるけど、王憲の助手の名前は章鞏柱。

長公主のピンイン(発音記号)は Zhǎng gōngzhǔ 、章鞏柱が Zhānggǒngzhù  。四声(声調)は違うから全く一緒ではないけどほとんど一緒、日本語で書いちゃえば「チャン ゴンジュ」で同じ。以前中国語では文章を書くときに解らない漢字は同じ発音の違う漢字を入れて書いちゃうって聞いたことある、ひらがなみたいなのがないからだけど、この二つの名前はほとんど一緒って事で驚いた。固安郡主がわざとこの名前つけてるだろうから、自分の存在をアピールしたいのだろうか。もうこれは事件の黒幕は固安郡主しかいないでしょ。二人の結婚にも秘密ありそうです、これはこれから唐泛がしっかり謎解きしてくれるはず、これからの展開が見逃せません。

ところで今回は章鞏柱を捕らえる為、錦衣衛が頑張っていました、久しぶりにジャッキー・チェンプロデュースを思い出させてくれるアクションで見ごたえありました。このドラマでは錦衣衛をちょっとバカにしていた私ですが、本気の捜査は凄かった、線香で時間を計って同時突入って、こんな技できるなんてさすが錦衣衛です見なおしました。

あとはちょっとこじらせ気味の隋州を救ってあげたい、冬児が大人ならそっと隋州を抱きしめてあげればいいけど、2人を見ているのが苦しくなりました。隋州を助けてあげられるのはやっぱり唐泛しかいないのかも。

第39話 あらすじと感想

仲違いしていた唐泛と隋州はそれでも共に捜査に当たっていたが、不協和音は消えず、隋州の心の病はさらに深刻さを増していた。そんな中、唐泛はついに記録簿から手がかりを見つけ、謎の人物・章鞏柱(しょうきょうちゅう)の正体を暴く。一方、李子龍は王憲の救出をすると固安郡主に持ち掛けていた。その見返りとして、隠し持っている兵器・博浪を渡すよう言い、固安郡主はやむなくその要求を受け入れる決断をする。

引用元:bs11 成化十四年~都に咲く秘密~

固安郡主が黒幕だという事、やっと唐泛も気づきました、膨大な資料の中から爆弾・博浪を作る材料を大量に隠し持っている事に気付いたのです、あの3年前の大爆発の後、博浪を作れないように全ての物を処分したハズだったのに、そしてラストシーンではまるで自爆テロの様な爆発まで起きていました。皇帝は固安郡主の事、従妹として守りたい気持ちもあったのに、その気持ちは届いていないようです。自ら望んで呆症の王憲と結婚したのだから、相当な覚悟を持って成し遂げたいことがあるのでしょう。その時からこの計画が練られていたのかと思うと皇帝の事を従妹というより父の敵の様に思っているとしか考えられません。だけど、あのコミュニケーションが難しい王憲とちゃんと絆を結んでいるように見えるのは夫婦という以上に特別な関係を築いている様です、王憲の事を本気で好きなのか?こんな夫婦の形は普通ならないでしょ。固安郡主は王憲を助ける為、李子龍と手を結びました。李子龍は唐の皇族の末裔だと告白、唐って500年くらい前の時代だから末裔って言ってもねぇ。同じように皇帝を狙ってるのかもしれないけど過去の人っていう感じです。見た目も気品が溢れるっていう感じでもないし、どっちかというと悪役商人の方が似合っています。李子龍にこれ以上博浪を渡したら国の存亡にかかわります、もうこれ以上使わせないように唐泛と隋州、汪植三人にとっても本当の正念場です。

第40話 あらすじと感想

西廠に自首した郡主に気をとられていた唐泛たちだったが、都で兵器・博浪が爆発し、事態が急転する。郡主は隠された大量の博浪の在りかを教える条件として、捕らわれていた郡主の夫・王憲の赦免を要求する。その後、隋州と汪植は二手に分かれて城内の博浪の捜索に乗り出す。だがその一方で、護衛が手薄になった西廠は、郡主の援軍によって密かに包囲されていた。郡主の策に気づき、ただ一人、隋州は西廠へ引き返すが…。

引用元:bs11 成化十四年~都に咲く秘密~

今回は自爆テロから始まり内容がとても濃かった、もしかしたら李子龍をやっつけられるかもという場面もありドキドキしました。中でも一番活躍したのは隋州です、唐泛を助ける為一人西廠に戻り、敵を片っ端からやっつけまくっていました。隋州を演じた フー・モンボー はNG集でも言ってたけど、時代劇もワイヤーアクションも初めてだったんだって、全然そんなふうに見えない演技は凄いです、さすがジャッキー・チェンだけあって隋州をスーパーヒーローに見せちゃう技、何度でも隋州に惚れ直してしまいます。

でも彼らは最後に固安郡主と王憲をどうするんだろうと思って手に汗握ってみてたけど、まさか二人が最後にあんな風に死んでしまうとは思いませんでした。言葉が話せない(?)王憲と固安郡主があんなに硬いきずなで結ばれていたなんて、郡主には王憲の心の声が聞こえていたんです。お互い心がつながっていた、だから王憲は郡主の事だけ思って博浪を作っていた。でもそれが郡主自身も破滅させると知ったとき博浪を作ることをやめてしまった。子供の頃に出会って、内面に魅かれあった二人、理想の夫婦です。郡主が復讐を考えなければ幸せになれたのかもしれないのに・・・切ない最後でした。結局李子龍には、いい様にやられた、大量の博浪を持って逃げられてしまいました。大きな不安材料を残してしまったけど、唐泛と隋州は皇帝から褒められ隋州は百戸に戻れました、万通の悔しそうな態度には笑ってしまったけど、きっちり復職できて良かった。隋州の茶色の錦衣衛の服がダサかったからホッとしました。紺色の錦衣衛の衣装がお気に入りだったので嬉しいなぁ。

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