放送予定
●LALATV 2026年8月7日 14:00~ 月~金
●【日本初放送】LALATV 2026年4月5日~
| 星摘みのあなた |
| 2024年 全24話 |
| 原題:柳叶摘星辰 |
目次
- 1 あらすじ
- 2 相関図
- 3 キャスト
- 3.1 許慕辰(シュ・ムーチェン) 唐暁天(タン・シャオティェン)
- 3.2 柳蓉(リィゥ・ロン) 庄達菲(ジュアン・ダーフェイ)
- 3.3 秦沐沐(チン・ムームー) 程梓(チョン・ズー)
- 3.4 默言(ムォ・イェン) 李沛恩(リー・ペイエン)
- 3.5 蘇厚徳(スー・ホウデェァ) 張晞臨(ジャン・シーリン)
- 3.6 玉羅刹(ユー・ルゥォシャー) 張棪琰(ジャン・イェンイェン)
- 3.7 公羊茂才(ゴンヤン・マォツァィ) 黄聖桀(フゥァン・シォンジェ)
- 3.8 蘇錦寧(スー・ジンニン) 林楓松(リン・フォンソン)
- 3.9 蘇錦珍(スー・ジンジェン) 陳思澈(チン・スーチェァ)
- 3.10 呉兆(ウー・ジャォ) 王子桀(ワン・ズージェ)
- 3.11 小秋(シャォ・チィゥ) 李博洋(リー・ブォヤン)
- 3.12 胡珊珊(フー・シャンシャン) 蔡卓音(ツァイ・ジュァイン)
- 4 全24話あらすじ
- 5 動画配信
あらすじ
柳蓉(リウ・ロン:ジュアン・ダーフェイ)は“柳葉賊〈りゅうようぞく〉”の名で知られる天下の大泥棒。15年前の水害を生き延びた者たちの組織・水推磨〈すいすいま〉の一員として、富める者から奪い貧しき者を救うことを信条に、さまざまな任務をこなしていた。
そんなある日、柳蓉は親友である名家の令嬢・蘇錦珍(スー・ジンジェン)の身代わりとして、紫宸司〈ししんし〉の新任巡察使・許慕辰(シュー・ムーチェン:タン・シャオティエン)に嫁ぐよう指示を受ける。許慕辰の父は、15年前の水害で多額の救済金を横領したとされる“悪徳役人”許承嗣(シュー・チョンスー)。蘇錦珍として許家に嫁いだ柳蓉は無邪気な新妻を演じつつ、消えた救済金の手がかりとなる玉佩を探す。一方、父が無実だと信じる許慕辰は、母の忠告に耳を貸さず過去の真相を暴こうとする。
共に暮らす中で次第に惹かれ合っていく柳蓉と許慕辰だが、大泥棒である柳葉賊にとって紫宸司の役人である許慕辰は天敵。やがて許慕辰は柳蓉の正体に気づき、救済金を巡る過去の陰謀も明らかになっていく。度重なる危機を乗り越え、大泥棒と堅物役人の夫婦が迎えた結末は…。
引用元:https://www.discoveryjapan.jp/
相関図
キャスト
許慕辰(シュ・ムーチェン) 唐暁天(タン・シャオティェン)
紫宸司巡察使
若くて才能があり容姿や人柄が非常に優れ、政治的に大きな実績も上げている。皇帝から因縁がある蘇国公の娘「蘇錦珍」との結婚を賜り、断りに行くが失敗した。更に実際に結婚したのは柳蓉で、自身が巡察使として厳重な包囲網を敷き対決している怪盗・柳葉賊だということも知らない。
2人は3つの契約を結び、仮面夫婦関係を維持する。春日宴などの場で何度も柳蓉を守り、濡れ衣を晴らした。彼は柳蓉と共に幾つかの事件捜査を行う中で「水推磨組織」に触れ、陥れられて職を解かれ牢に入る。
後に柳蓉に恋心を抱き、父の無実を晴らすことを決意した。
※紫宸司=治安機関 巡察使=事件捜査や取り締まりに向かう役人のリーダー
柳蓉(リィゥ・ロン) 庄達菲(ジュアン・ダーフェイ)
蘇国公の養女
小悪魔的で二面性がある美女で、淑やかで賢い許慕辰夫人「蘇錦珍」。実際は京城の怪盗・「柳葉賊」で人並外れた腕前を持ち、富者から奪い貧しい者にカネを与える義賊である。
13年前南方の水害時に蘇国公に助けられて、恩を返すために蘇国公の娘「蘇錦珍」として許慕辰に嫁いだ。
昼は許夫人として蘇国公の指示で玉佩を探し、夜は怪盗柳葉賊として、何度も許慕辰と対決する(賊が自分の妻とは知らない)。
だが共に事件捜査など困難を乗り越えて、少しずつ惹かれ合う。知恵と機転で危機を解決して、遂に偽りを脱ぎ捨て、許慕辰と正義のために支え合う真の伴侶になった。
※玉佩=古代中国の美しい宝石で作られた腰の飾り。身分が高い人物の証明にもなる
秦沐沐(チン・ムームー) 程梓(チョン・ズー)
柳蓉の姉弟子
水推磨組織に属している。普段は刺繍部屋の令嬢を装い、優雅で穏やかだが近寄りがたい雰囲気もある。だが内心は気が強く負けず嫌いで、粘り強い一面がある。
情報を探る重要メンバーで、並外れた聡明さと度胸で各勢力の間を上手く立ち回り、何度も重要な情報を仕入れて組織に大きな貢献をする。
以前柳蓉を助けるため、捜査を担当する公羊茂才を引き留めたことがある。彼が夜刺繍工房に忍び込んだ時は、話術で乗り切った。再び彼がこっそり刺繍部屋を探りに来ると、採寸を口実に情報を探る。
彼は秦沐沐に決まった相手がいると誤解してひどく嫉妬していたが、その後2人は互いの誤解を解いた。
默言(ムォ・イェン) 李沛恩(リー・ペイエン)
柳蓉の兄弟子
穏やかで温かみがあり、細やかな気遣いができ、他人を理解し感情に寄り添う。
月星草取引事件と直接関係がある。表向きは月星草ビジネスを経営する趙家の知り合い。許慕辰と共同で真相を暴く。
柳蓉に師匠が生きていると秘密を明かして、許慕辰と柳蓉の間の誤解を解く手伝いをした。さらに、月星草の商売を営む趙家と親しい間柄であることが判明した。
蘇厚徳(スー・ホウデェァ) 張晞臨(ジャン・シーリン)
国公
朝廷で国を牛耳るほどの巨大な権力を持ち、用意周到な戦略家。謎の組織「鬼推磨」を結成し、異分子の排除を画策する。13年前の南方水害で、瀕死の柳蓉を助けた。
蘇錦珍との結婚を下賜された許慕辰は、過去彼が自分の父の汚職事件を捜査したことに拘って、国公邸に行き解消を申し出る。この時盗賊「柳葉賊」が鳴らす鈴の音を聞いて、捜索すると蘇錦珍の部屋に入った彼は令状もなく自邸に不法侵入されたと激しく非難した。
双方が対立する中、紫宸司の谷大人が場を取りなし3日以内に蘇錦珍の嫁入りが決まる。彼は柳蓉を説き伏せて、自分の娘・蘇錦珍として嫁がせた。
玉羅刹(ユー・ルゥォシャー) 張棪琰(ジャン・イェンイェン)
柳蓉の師匠
蘇国公の忠実な手下。水推磨の頭で柳蓉の師匠であり、国公配下の殺し屋。冷酷非情で、簡単に情愛を表に出さない。
官銀探しの手がかりである玉佩探しを柳蓉に命じたが達成できず、蘇国公から柳蓉を守るために彼女に許慕辰殺しを命じる。だが柳蓉は許慕辰を殺さず、師匠の毒薬を全て燃やした。
柳蓉を迎えに許邸へ行き許慕辰と激しく戦い、彼の計画で死を偽装して隠れる。この時蘇国公の真相を知った。
弟子の秦沐沐と公羊茂才の結婚を許可した。また柳蓉を守るため、許慕辰の母親・許大夫人が柳蓉を虐めないように、夜中に屋敷に押し入って釘を刺した。
公羊茂才(ゴンヤン・マォツァィ) 黄聖桀(フゥァン・シォンジェ)
刑部侍郎
冷酷で威厳に満ちて見えるが、計算高い狡猾さと、温情も兼ね備えた複雑で多面的な人物。温厚で上品な君子の風格を持つが、官吏特有の冷酷な手段も使う。権謀術数を使って朝廷で立ち回り、許慕辰とは対立するが協力もする関係。
秦沐沐に出会った後、冷酷な覆いは徐々に剥がれ落ちた。愛のために官吏を辞めることも厭わず、信念を曲げないことを態度で示す。
蘇錦寧(スー・ジンニン) 林楓松(リン・フォンソン)
蘇国公唯一の男子
我儘だが根は善良な人物。権力に全く関心がなく、柳蓉の幼馴染で彼女に片思いしている。
蘇錦寧は柳蓉が妹・蘇錦珍として許邸に嫁入りしたと知って、「妹」の世話をするために許邸の隣に引っ越した。仕切りの壁を撤去し頻繁に柳蓉と許慕辰の生活に介入して、何度も許慕辰を陥れた。
父・蘇国公を月国に送る途中、計画的に脱出し月国に入って寝返った。景国から奪った重要な地図を利用して、月国の首相に任命されて景国の城3つを短期間で攻め落とした。
柳蓉は自ら月国軍営に行き、彼を説得した。最後は過ちに気づき、月国を出る柳蓉を守ったが、月国人に見つかり殺された。
蘇錦珍(スー・ジンジェン) 陳思澈(チン・スーチェァ)
元は蘇国公の娘
皇帝自ら許慕辰と蘇錦珍の結婚を下賜し、許慕辰と婚約することになって柳蓉と入れ替わる。この後父親の指示で北京を離れることになり、柳蓉は彼女を慰めるため金の鈴を贈った。
蘇家の娘との結婚を避けたい許慕辰は、婚約破棄を申し出るため蘇邸へ行き、鈴の音を聞いて「柳葉賊」が居ると気付く。そこで彼女の部屋を強行に捜索し、蘇錦珍(=柳蓉)と正面衝突した。この件はすぐに都の噂になり許慕辰の婚約破棄は失敗した。一方蘇国公はこの件に激怒し、蘇錦珍は皆の前で婚約解消を宣言する。
政略結婚に巻き込まれたことによって、蘇錦珍の人生は大きく一変した。
呉兆(ウー・ジャォ) 王子桀(ワン・ズージェ)
許慕辰の側仕えの下男。
素朴で優しく、許慕辰に忠誠を尽くす。使者に変装して刺客を引き離したり、陳家の使用人を捕らえて、紫宸司へ連行して厳しく取り調べして自白させた。また劉大人を軍営へ護送して、その後許慕辰たちと合流する。
小秋(シャォ・チィゥ) 李博洋(リー・ブォヤン)
許家の侍女
天真爛漫で夢見がちで、よく空想の世界に浸っている。柳蓉に苦しい境遇から救い出されて以降、彼女に心酔して進んでその秘密を守る。許邸内では柳蓉の忠実な右腕として、柳蓉が許府の祖廟に入る手助けをした。
玉佩は見つけられなかったが、小秋の忠誠心と援助は2人の関係を更に深めた。
胡珊珊(フー・シャンシャン) 蔡卓音(ツァイ・ジュァイン)
胡大人の次女
許慕辰の幼馴染で、子供時代の同窓生。胡府令嬢の結婚式では、わざわざ許慕辰と接触して2人の関係を柳蓉に誤解させようとした。
その後は父・胡大人が保存していた帳簿を渡して、許慕辰の捜査に協力した。帳簿を提出した行動が、紫宸司の捜査の重要な局面になった。 身を隠すために許慕辰が彼女を許邸に連れ帰ったとき、ある人物が目撃し彼女が許慕辰との結婚を望んでいると噂になり、結果柳蓉は情緒不安定になった。
全24話あらすじ
第1話
都の宝物庫・百宝閣で貴重な品が盗まれる事件が発生し、紫宸司の役人・許慕辰(きょ・ぼしん)は捜査を命じられる。現場に残されていた「金鈴子」の痕跡から、神出鬼没の怪盗「柳葉賊」の巧妙な犯行手口を見抜いた許慕辰は、必ず犯人を捕らえると決意する。
一方、皇帝は許慕辰と名門・蘇家の令嬢である蘇錦珍との結婚を命じる。しかし、許慕辰は父が汚職事件で蘇国公に裁かれた過去を忘れられず、婚約を断るため蘇家を訪れる。ところが、持っていた金鈴子が突然鳴り始めたことで、柳葉賊が屋敷内に潜んでいると疑い、勢いのまま屋敷へ踏み込んでしまう。そこで偶然出会った柳蓉を蘇錦珍本人と思い込み、二人は激しく衝突する。その騒動は瞬く間に「許慕辰が蘇家の令嬢に会いに来た」という美談として都中に広まり、婚約破棄は不可能となる。こうして許慕辰は不本意ながら結婚を受け入れることになり、怪盗を追う捜査と望まぬ結婚生活が同時に始まる。
第2話
柳蓉は師匠・玉羅刹から、行方不明となった官銀の在りかを示す鍵は一枚の玉佩にあり、それを見つけ出すよう命じられる。結婚式当日も玉佩の行方ばかり気に掛けるが成果はなく、初夜には夫となった許慕辰の体を探り、玉佩の手掛かりを探そうとする。しかし酒に弱い柳蓉は酒入りの団子を食べて酔いつぶれ、計画は失敗してしまう。
一方、許慕辰は密かに外出し、事件に関わる品を引き取っていた。翌日、二人は許夫人へ挨拶に向かうが、嫁を試そうとする数々の嫌がらせを柳蓉は機転を利かせて切り抜ける。その後も屋敷内を調べ続けた柳蓉は、祠堂こそが最も秘密の多い場所だと知り、玉佩が隠されていると考えて忍び込む。しかし許慕辰に見つかり追い出されてしまう。さらに許夫人は、息子が亡き父・許承嗣を密かに祀り、冤罪事件の再調査を諦めていないことを知って激怒し、位牌を燃やそうとする。柳蓉は間一髪で騒動を収め、大切な位牌を守り抜くのだった。
第3話
柳蓉は玉佩探しを続けるため許家に留まりたいと考える一方、許慕辰は結婚を解消したいという思いを捨てきれず、二人は激しく対立する。しかし互いの目的を優先するため、「干渉しない」「それぞれの生活を尊重する」といった約束を交わし、同じ屋根の下で共同生活を送ることになる。許慕辰が仕事へ出ると、柳蓉は屋敷中をくまなく捜索するものの、玉佩は見つからない。
一方の許慕辰は休暇を命じられて帰宅し、偶然入浴中の柳蓉と鉢合わせしてしまい、気まずい空気が流れる。翌日、許家では盛大な春の宴が開かれ、許夫人は体面を守るため準備に奔走する。茶の席では柳蓉が品評を任され、正体が偽物だと露見しないか冷や汗をかくが、何とか切り抜ける。その頃、紫宸司では公羊茂才が事件資料を持ち出そうとし、許慕辰を汚職役人だと非難して対立する。ようやく帰宅した許慕辰を待っていたのは、名門令嬢として琴を披露するよう求められ、まったく弾けない柳蓉の絶体絶命の場面だった。
第4話
柳蓉が琴を弾けず窮地に立たされると、帰宅した許慕辰は機転を利かせ、「夫婦で合奏する」と提案する。彼は柳蓉の手を取り演奏を導き、見事にその場を乗り切り、彼女の秘密を守ることに成功する。その後の牌遊びでは、連敗する許夫人を見かねた柳蓉が陰で助言を続け、許夫人は見事な逆転勝利を収める。感謝した許夫人は褒美として宝石箱を見せるが、柳蓉が探している玉佩は見当たらない。しかし、許家の財宝の一部が百宝閣に保管されていることを知り、玉佩もそこにあるかもしれないと考える。夜勤で屋敷を空ける許慕辰に菓子を届けた柳蓉は、その隙を狙って百宝閣へ忍び込む。ところが、そこで目にしたのは予想外の殺人事件だった。玉佩探しは思わぬ陰謀へとつながり、柳蓉は危険な事件へ巻き込まれていく。
第5話
百宝閣で起きた殺人事件の影響は国同士の外交問題へと発展し、南相国の使者が殺害されたことで朝廷は緊張に包まれる。許慕辰は事件の裏に大きな陰謀があることを知り、捜査を進める。
一方、柳蓉は柳葉賊への疑いを晴らそうと紫宸司へ情報収集に向かい、事件が刑部へ移されたことを知ると、夜の刑部へ潜入する。そこで柳葉賊の姿となった柳蓉は、密かに遺体を調べていた許慕辰と遭遇し交戦するが、調査の結果、死亡した人物は使者ではなく殺し屋だったことが判明する。追手から逃れるため二人は協力し合い、許慕辰は柳葉賊の正体を知らぬまま逃走を手助けする。その後、公羊公子は柳蓉の行動に不審を抱き、彼女こそ柳葉賊ではないかと疑い始める。さらに正体を探るため執拗に試そうとするが、柳蓉は冷静に振る舞い、危機一髪のところで許慕辰に助けられる。互いに秘密を抱えた夫婦の距離は少しずつ縮まり始める一方、柳蓉の正体には着実に疑いの目が向けられていく。
第6話
南相国の使者が都の三慶賭場に潜伏していることを突き止めた許慕辰は、すぐに捕縛へ向かおうとする。しかし上司の谷大人は、紫宸司がこれ以上事件に関わることを望まず、捜査を制限する。一方、柳蓉も物乞いの子どもから同じ情報を得て賭場へ向かい、そこで偶然許慕辰と鉢合わせする。柳蓉は機転を利かせて使者を誘い出すことに成功するが、逆に人質となってしまう。危機一髪のところで許慕辰が冷静な判断と見事な剣さばきで柳蓉を救出し、使者の身柄も確保する。その後、刺客が使者を狙って襲撃してくるが、馬車に乗っていたのは部下の呉兆が変装した偽の使者だった。本物はすでに刑部へ安全に移送されており、すべては許慕辰が敵の策略を見抜いて仕組んだ作戦だったのである。
事件解決後、柳葉賊の無実も証明され、都に張られたお触れによって汚名は晴らされる。命を懸けて自分を救ってくれた許慕辰の姿が忘れられない柳蓉は、少しずつ彼に惹かれていく。一方の許慕辰も、柳蓉に対してこれまでとは違う感情を抱き始めていた。そんな中、柳蓉は感謝の気持ちを込めて菓子を差し入れるが、食べてしまった分を補うため白菊を添えてしまう。ところが白菊には恋を意味する噂があり、屋敷中で二人の仲を巡る憶測が飛び交う。翌朝には庭の白菊がすべて抜き取られ、思わぬ騒動へと発展してしまうのだった。
第7話
白菊をめぐる噂はますます大きくなり、許夫人は「息子に男性としての問題があるのでは」と勘違いし、名医を連れて紫宸司まで押しかけてしまう。突然診察を受けさせられた許慕辰は怒り心頭で帰宅し、柳蓉を問い詰める。しかし事情を知ると誤解は解け、柳蓉も素直に謝罪したことで、二人の関係は再び穏やかなものとなる。
その後、夫婦は蘇家へ里帰りするが、そこで蘇錦珍の兄・蘇錦寧が帰郷する。彼は妹の代わりに柳蓉が許慕辰へ嫁いでいる事実に驚き、問いただそうとするものの、柳蓉の必死の制止を受けて真実を受け入れる。一方、蘇国公は再び許慕辰の父・許承嗣の汚職事件を話題にし、許慕辰は怒りを胸に秘めながらも平静を装う。その夜、蘇錦寧は二人を引き離そうと酒宴を開き、夫婦きりになる時間を徹底的に邪魔する。
さらに数日後、蘇錦寧は「妹の世話をする」という名目で許家の隣へ引っ越し、両家の塀に行き来できる穴まで開けてしまう。許夫人は夫婦仲を深めようと仕立て屋を呼び、お互いの採寸をさせるが、そこへまたも蘇錦寧が割って入り、二人の距離はなかなか縮まらない。それでも許慕辰と柳蓉は少しずつ互いを理解し始め、以前より自然に接するようになっていく。
第8話
隣に住み始めた蘇錦寧は、何かと柳蓉を食事や遊びへ誘うようになり、その親しげな様子に許慕辰は複雑な感情を抱く。兄妹とは分かっていても、二人の仲睦まじい姿を見るたび胸がざわつき、自分でも気づかないうちに柳蓉への想いが強くなっていた。
そんな中、玉羅刹は柳蓉へ新たな任務を命じる。それは胡家の婚礼に潜入し、許承嗣の汚職事件に関わる帳簿を盗み出すことだった。一方、許慕辰も婚礼の警護責任者に任命され、夫婦は互いの目的を隠したまま同じ屋敷へ向かう。柳蓉は刺繍を習う名目で下見をしようとするが、許慕辰が同行を申し出たため計画を変更することになる。
婚礼当日、柳蓉は許夫人に付き添って宴へ参加し、隙を見て秦沐沐と接触する。帳簿が後院の書斎にあることを知った柳蓉は、水へ飛び込み騒ぎを起こして行動の自由を得ようとするが、胡家の令嬢・胡珊珊に話しかけられて予定が狂う。さらに巡回中の許慕辰が現れ、胡珊珊は二人の仲を誤解させようと仕向ける。柳蓉は演技で嫉妬したふりをしながら池へ落ち、許慕辰は迷わず飛び込んで彼女を助ける。その夜、柳葉賊に変装した柳蓉は見事に帳簿を盗み出すが、逃走中に許慕辰と公羊公子の追跡を受け、新たな追走劇が始まる。
第9話
柳蓉は許慕辰へ手作りの薄荷餅を届けるが、彼は事件資料の確認に没頭しており、ほとんど相手にしてくれない。その素っ気ない態度に腹を立てた柳蓉は、その夜、布団をすべて独り占めしてしまうなど、子どもっぽい仕返しをする。
数日後、蘇錦寧から胡家の殺人事件当日に不審な血痕が消えていたという情報を聞いた柳蓉は、それを許慕辰へ伝える。許慕辰は夜の胡家で現場検証を行い、残された痕跡から凶器の形状を推理し、犯人を追い詰めようとする。一方、柳蓉は許慕辰が見せた凶器の図を記憶だけで描き起こし、兄弟子・黙言の協力で、それが殺し屋「黒狸猫」だけが使う特殊な武器だと突き止める。
やがて黒狸猫が万仏寺の裏山に潜伏していることが判明し、紫宸司は包囲網を敷く。柳蓉も独自に真相を探るため、許慕辰の無事を祈願すると口実を作って万仏寺へ向かうが、許慕辰も同行することになる。そして二人は偶然にも同じ小屋で黒狸猫を追い詰める。しかし逃走する黒狸猫の罠によって、許慕辰と柳葉賊はそろって落とし穴へ落ち、絶体絶命の状況に陥ってしまう。
第10話
黒狸猫が仕掛けた落とし穴に閉じ込められた許慕辰と柳葉賊は、一時的に敵味方の立場を忘れ、協力して脱出を目指す。力を合わせて罠から抜け出した二人は再び黒狸猫を追跡し、紫宸司がついに犯人を捕らえることに成功する。しかし柳葉賊はその隙に姿を消し、黒狸猫も取り調べを受ける前に毒を飲んで自害してしまい、事件の真相は闇に包まれたままとなる。
寺へ戻った許慕辰は柳蓉の姿が見当たらず、彼女が体調を崩して先に帰宅したと聞かされる。急いで許家へ戻ると、今度は柳蓉が山賊に襲われたという話を耳にし、心配するあまり許夫人から叱責されるほど動揺してしまう。さらに彼は、かつて自分を助けてくれた少女が柳葉賊ではないかという疑念を強め始める。
病に伏せる柳蓉を前にした許慕辰は、夜通し看病を続け、自らは床で眠るなど献身的に世話を焼く。その優しさに触れた柳蓉は、目覚めた朝に枕元へ置かれた菓子を見つけ、胸をときめかせる。黒狸猫事件の解決によって許慕辰は正式に職務へ復帰し、蘇錦寧は柳蓉へ菓子や薬を届けて危険な仕事から手を引くよう説得する。しかし柳蓉の決意は揺るがず、彼女の心の中では、許慕辰が差し出してくれた一皿の菓子が何より特別なものへと変わり始めていた。
第11話
柳蓉は許慕辰とのすれ違いに腹を立て、蘇錦寧の屋敷で酒をあおって憂さを晴らす。迎えに来た許慕辰は蘇錦寧に皮肉を言われて追い返されるが、諦めることなく塀を乗り越えて屋敷へ忍び込み、泥酔した柳蓉を優しく抱きかかえて連れ帰る。翌朝、柳蓉は勢いのまま離縁を口にするものの、許慕辰は冷静に説得し、何とか思いとどまらせる。
一方、玉佩を一日も早く見つけたい柳蓉は、兄弟子・黙言から「飲んだ相手が本音を話す薬」を渡され、許慕辰に飲ませる計画を立てる。機嫌を直してもらいたい許慕辰は、胭脂を贈って柳蓉を喜ばせようとし、夜には二人で酒を酌み交わす。柳蓉は薬入りの酒を飲ませようと必死になるが、酔った許慕辰は贈り物を渡しながら素直な優しさを見せるだけだった。柳蓉が遠回しに玉を贈ってほしいと探りを入れたところで、許慕辰は眠ってしまい、眠りながらも彼女の手を離そうとしない。その無意識の行動に柳蓉の心は揺れ始める。
さらに許慕辰は、柳蓉に離縁を望まれない夫になるにはどうすればよいか悩み、部下の呉兆から夫婦円満の秘訣を教わる。しかし、その助言はどれも的外れで、実践するほど柳蓉には奇妙な行動に映ってしまう。それでも互いを思いやる気持ちは少しずつ深まり、二人の距離は確実に縮まっていく。
第12話
柳蓉は突然庭で倒れ、医師の診察により落花生アレルギーが原因だったことが判明する。体調を崩しながらも、許慕辰が留芳閣で張り込みを行うと知った柳蓉は、独断で現場へ向かうことを決める。一方、公羊公子は捜査の前に秦沐沐の刺繍店へ立ち寄るが、秦沐沐は巧みに時間を引き延ばし、許慕辰たちの行動を陰から支援する。
留芳閣で許慕辰は重要な証拠「蝶恋花」の入手に動き、柳蓉も密かに後を追う。その途中、蝶恋花を納めていた人物が兄弟子・黙言であることを知り、柳蓉は黙言を逃がすため、わざと許慕辰に嫉妬したふりをして足止めを図る。しかし許慕辰は女将への尋問から、蝶恋花の出所が薬生塵であることを突き止め、黙言を逮捕してしまう。
兄弟子を救いたい柳蓉は蘇錦寧と協力し、酒や料理を持って紫宸司を訪れる。ところが酒入りの団子を食べて酔いつぶれた柳蓉を、許慕辰は丁寧に介抱し、部屋で休ませる。その隙に蘇錦寧は秦沐沐と接触し、救出作戦を進める。そして、そこへ刑部を率いた公羊公子まで現れ、黙言を巡る争いはさらに緊迫したものとなっていく。
第13話
公羊公子は黙言の事件を刑部へ移管するよう求めるが、許慕辰は頑として応じず、両者は激しく対立する。谷大人の仲裁によって衝突は避けられるものの、その混乱に乗じて秦沐沐は刑部の役人に変装し、黙言の救出に成功する。許慕辰はすぐに追跡を開始するが、逃走中の秦沐沐は柳蓉を人質に取る。柳蓉の命を最優先に考えた許慕辰は追撃を断念し、黙言を逃がさざるを得なかった。
柳蓉は、自分を守るために犯人を取り逃がした許慕辰の行動に胸を打たれ、彼が本当に自分を想っているのではないかと考え始める。確信が持てない柳蓉は、小秋へ相談すると、「わざと相手をやきもきさせれば本心が分かる」と助言される。そこで柳蓉は、架空の男性「柳公子」から恋文が届いたように見せかける作戦を実行する。
許慕辰は気になりながらも手紙を開き、約束の場所まで足を運んでしまう。そのことを知った柳蓉は大喜びするが、帰りが遅い許慕辰を心配して自ら迎えに向かう。再会した二人は多くを語らずとも互いの気持ちを理解し合い、静かに微笑み合う。その瞬間、二人の想いは言葉以上に強く通じ合うのだった。
第14話
帰宅した許慕辰は抑えきれない想いから柳蓉へそっと口づけを交わし、二人の関係は夫婦として新たな一歩を踏み出す。翌朝、「柳公子」の名で残された手紙には「今夜は手料理を作って待っています」と書かれており、許慕辰は思わず笑みを浮かべる。一方、柳蓉も慣れない料理に奮闘しながら、彼の帰りを心待ちにしていた。
しかし幸せな時間の裏で、許慕辰は柳蓉の正体に疑問を抱き始める。菓子屋で「蘇家の令嬢は桃の花に触れると体調を崩す」と聞き、桃花餅を差し出して反応を探るが、柳蓉は機転を利かせて疑いをかわす。それでも許慕辰は諦めず、柳蓉の肖像画を持って町で聞き込みを続け、さらに蘇家の乳母まで訪ねるが、柳蓉が事前に周到な根回しをしていたため決定的な証拠は得られない。
一方で蘇錦寧は、許慕辰が両家をつなぐ塀の穴を塞いだことに腹を立てるなど、柳蓉を巡る対立は続く。互いへの愛情が深まる一方で、柳蓉の秘密が暴かれる危険も日に日に大きくなり、夫婦の穏やかな日常には再び不穏な影が忍び寄り始める。
第15話
温泉宿を訪れた柳蓉は、自分の体にある桃花の痣を自然な形で許慕辰に見せられないかと思案する。しかし湯船で鉢合わせした許慕辰から直接その痣について尋ねられ、あらかじめ用意していた説明で切り抜けようとする。それでも許慕辰は、昔の蘇錦珍が寺で書いた文字と柳蓉の筆跡を比べることで、彼女が本物の蘇錦珍ではないと見抜いてしまう。
追及された柳蓉は、自分は蘇錦珍の侍女であり、孤児として育った過去を打ち明ける。許慕辰はすでに柳蓉自身を愛しており、身分が令嬢であろうと侍女であろうと気持ちは変わらないと伝える。一方の柳蓉も、許慕辰こそ幼い頃に自分が命を救った少年だったと気付き、正体を偽り続けてきたことへの罪悪感を強く抱くようになる。
その頃、紫宸司には新たな事件が持ち込まれる。水を極度に恐れていた李家の若君が宴の最中に池へ転落して死亡し、関係者全員が「月星草」という薬草を服用していたことが判明する。さらに許承嗣の旧友・劉文楚は、かつての泰州水害と官銀事件の裏には大きな陰謀が隠されていると許慕辰へ告げる。父の名誉回復を誓う許慕辰は真相究明への決意を新たにし、柳蓉もまた危険を承知で彼を支える道を選ぶ。一方、紫宸司の捜査が月星草へ迫る中、玉羅刹は門下の弟子たちと薬草を別の場所へ移すことを決断し、物語はさらに大きな陰謀へと動き始める。
第16話
陳大人は泰州へ赴任する前に、月星草事件の真相を必ず調べると許慕辰へ約束し、その代わり妻子の身辺警護を依頼する。柳蓉は陳夫人に誘われて展示会へ出席するが、高額な装飾品を無理に買わされそうになり困ってしまう。そこへ駆けつけた許慕辰が機転を利かせて場を収め、柳蓉を救い出す。しかし宴の最中、公羊茂才が刑部の役人を率いて現れ、陳大人を収賄容疑で逮捕してしまう。
その後、薬生塵で火災が発生し、許慕辰は現場を調べる中で秘密の地下室を発見する。後を追ってきた柳蓉が誤って仕掛けを作動させてしまい、許慕辰は彼女をかばって負傷してしまう。調査の結果、地下室には大量の月星草が隠されていたことが判明し、事件の背後に大きな組織が存在する疑いが濃厚となる。
負傷した息子を心配する許夫人は、療養中は一切の捜査を禁じるが、陳夫人は夫を救ってほしいと許家へ助けを求めてくる。外出できない許慕辰は柳蓉へ調査を託し、夫婦は協力して事件の真相を追うことになる。一方、蘇国公は二人の仲が深まることを危険視し、蘇錦寧へ許慕辰を陥れるよう命じる。こうして事件だけでなく、夫婦を引き裂こうとする陰謀も静かに動き始める。
第17話
許慕辰は陳大人の無実を証明するため、公羊公子に事件の共同捜査を持ちかけ、手柄はすべて刑部へ譲ると申し出る。公羊公子もこれを受け入れ、紫宸司は事件解決へ向けて本格的に動き出す。やがて陳家の使用人・鐘阿八が逮捕され、賄賂を受け取って盗品を屋敷へ持ち込んだことを自白する。しかし供述を終える前に毒で命を落とし、口封じが行われたことが明らかになる。
許慕辰は資金の流れを追う中で、「水推磨」という謎の組織が事件に関わっていることを突き止める。しかし谷大人は、父・許承嗣の事件に関わった者たちが次々と命を落とした過去を思い、許慕辰を危険から遠ざけようと許夫人へ事情を打ち明ける。許夫人も息子の命を第一に考え、捜査から手を引くよう説得するが、許慕辰の決意は揺るがない。
一方、蘇国公は許慕辰を失脚させるため新たな罠を仕掛ける。蘇錦寧に陳大人の供述書を許家へ運ばせ、その中へ兵部から盗まれた軍事地図を紛れ込ませる計画だった。事情を知らない柳蓉は、師匠からの指示だと思い込み巻物を屋敷へ持ち帰ってしまう。そして刑部の捜索によって軍事地図が発見され、許慕辰は国家機密を隠した罪で逮捕されてしまう。柳蓉は自分の行動が夫を窮地へ追い込んだことに気づき、大きな衝撃を受ける。
第18話
許慕辰が投獄されると、許夫人は皇帝へ願い出て、柳蓉とともに牢で面会する許可を得る。処刑が迫る中、許慕辰は父・許承嗣の形見であり、柳蓉が長年探し続けていた玉佩を彼女へ託す。ついに目的の品を手に入れた柳蓉だったが、愛する人を救うことを優先し、玉羅刹へ渡すことはしなかった。
柳蓉は軍事地図が入っていた箱に残された刻印や血痕を調べ、それが未熟な偽造であり、さらに蘇錦寧の従者の指に傷があったことから、今回の事件は蘇国公側が仕組んだ罠だと見抜く。しかしその矢先、許慕辰の処刑が決まったとの知らせが届き、柳蓉は蘇錦寧を激しく問い詰めるが、二人は決裂してしまう。
処刑当日、柳蓉は柳葉賊として刑場へ乗り込み夫を救い出す覚悟を決める。しかし秦沐沐に制止される中、許慕辰は刑場で柳葉賊の柳葉鏢が飛んできたことから、彼女が自分を救おうとしていることに気付く。まさに処刑が執行されようとした瞬間、谷大人が皇帝の勅命を携えて現れ、許慕辰は無罪放免となる。実は蘇錦寧が軍事地図の存在を知り、すべてを皇帝へ打ち明けたことで真相が明らかになったのだった。
第19話
九死に一生を得た許慕辰は、必ず父の冤罪を晴らし真実を暴くと許夫人へ誓う。一方、蘇国公は玉羅刹へ最後通告を突きつけ、柳蓉が早急に玉佩を渡さなければ容赦しないと脅迫する。劉文楚から、軍事地図は市舶司の魯栄昌を通じて国外へ運び出される可能性があると聞いた許慕辰は、港の警備を強化し捜査を開始する。
その頃、重罪人となっている黙言が刺繍店へ潜伏しているとの情報が入り、許慕辰は現場へ急行する。しかし玉羅刹が意図的に公羊公子へ情報を流したことで、二人は柳葉賊の正体を巡って言い争いを始め、その隙に重要人物が逃走してしまう。夜になると許慕辰は港へ火を放つ陽動作戦を実行し、その混乱の中で魯栄昌の船を捜索する。船内からは月国製の武器や月星草、さらには軍事地図まで見つかり、魯栄昌は黒幕が蘇国公であることをほのめかす。
事件が大きく進展する中、許慕辰は改めて柳蓉を本当の意味で妻として迎えたいと考え、「柳蓉としてもう一度嫁いできてほしい」と心に決める。一方、蘇国公は失敗した蘇錦寧へ軍事地図を国外へ運ぶよう命じる。拒めば本物の妹・蘇錦珍の命はないと脅され、蘇錦寧は苦しい決断を迫られるのだった。
第20話
蘇錦寧は妹を救うため、軍事地図を自ら飲み込み、城門の厳しい検問を突破するという危険な方法で密輸を成功させる。その頃、許慕辰は匿名で柳葉賊を郊外へ呼び出し、正体を知ったうえで柳蓉と向き合う決意を固めていた。約束の場所へ現れた柳蓉は、官服姿で待つ許慕辰を見て驚く。正体が露見した柳蓉は許家を去ろうとするが、許慕辰は彼女を強く抱き寄せ、「身分や過去に関係なく愛している」という想いを行動で示すのだった。
一方、公羊公子は秦沐沐の刺繍店を訪れ、見知らぬ男性と親しげに話す姿を目撃して嫉妬に苦しむ。しかし秦沐沐が追いかけてきたことで誤解は解け、二人もまた互いの気持ちを確かめ合う。
その後、胡珊珊は父が残した帳簿を許慕辰へ託し、事件の真相解明を依頼する。彼女を保護のため許家へ迎え入れたことから、「許慕辰が側室を迎える」という噂が広まり、柳蓉は胸を痛める。しかし許慕辰の心は柳蓉だけに向けられていた。帳簿を調べても謎は解けなかったが、父・許承嗣が残した特殊な薬液を使うことで消えた文字が浮かび上がる。そこには「蘇国公が敵国と内通している証拠は泰州にある」と記されており、父の冤罪と国家を揺るがす陰謀、そのすべての真相が泰州に隠されていることが明らかになる。物語はいよいよ最終決戦へ向け、大きく動き始める。
第21話
父の事件を追う許慕辰は、自分を狙う黒幕が今度は柳蓉の命まで狙っていることを知る。彼女を守るためには自分のそばから遠ざけるしかないと考えた許慕辰は、あえて冷たい態度を取り始め、胡珊珊との仲を誤解させることで柳蓉を傷つけ、離縁へと導こうとする。一方、柳蓉は苦労の末に手に入れた玉佩を玉羅刹へ渡すことができず、「まだ見つかっていない」と嘘をつく。弟子を守りたい玉羅刹は、蘇国公から柳蓉を守るため、最後の任務として許慕辰を殺すよう命じる。しかし柳蓉は愛する人を手にかけることなどできず、渡された毒薬を燃やしてしまう。
やがて許慕辰は、「胡珊珊を側室にするくらいなら正式に迎えたい」と偽りの理由を口にし、柳蓉へ離縁を申し出る。柳蓉は悲しみを押し殺して承諾し、その知らせは都中へ広まる。しかし蘇国公は、これが柳蓉を守るための芝居だと見抜き、なおも彼女の命を狙い続ける。そんな中、玉羅刹が柳蓉を迎えに許家へ現れ、許慕辰と激しい戦いを繰り広げる。許慕辰はやむなく柳葉鏢を放ち、玉羅刹は命を落としたように見え、柳蓉は師を失った悲しみに打ちひしがれる。
その後、皇帝は許慕辰へ泰州で月星草事件を調査するよう命じる。彼は正体を隠すため商人「劉公子」として泰州へ向かうことになり、黙言と秦沐沐も玉羅刹の仇を討つため旅立つ。柳蓉もまた、それぞれの想いを胸に泰州への道を歩み始める。
第22話
泰州へ到着した柳蓉は町を歩くうち、月星草を加工した薬が街中に出回り、多くの人々が依存症となって家庭や人生を壊されている現実を目の当たりにする。さらに兄弟子・黙言が月星草を扱う趙家と親しく接していることを知り、師門まで事件に深く関わっているのではないかと苦悩する。人々を苦しめる月星草を前に、柳蓉は師門だけはこの闇に巻き込みたくないと強く願うようになる。
一方、商人・劉公子を名乗る許慕辰は趙公子へ紹介され、宴へ招かれる。柳蓉は舞姫に変装して趙家へ潜入し帳簿を盗み出そうとするが、二人は互いの正体に気付く。宴で振る舞われた茶には薬が盛られており、舞姫たちは次々と倒れてしまう。許慕辰は危険を察知して柳蓉を救い出し、安全な宿へ避難させる。
その後、許慕辰が黙言と親しく行動している姿を見た柳蓉は、二人が裏で手を組んでいると思い込み、師の仇を討とうとする。しかし黙言は真実を打ち明ける。玉羅刹は実際には死んでおらず、柳蓉を危険から遠ざけるため、許慕辰と協力して死を偽装していたのだった。すべてが柳蓉を守るための芝居だったと知り、これまでの誤解は解ける。再び心を通わせた許慕辰と柳蓉は、お互いを信じ合いながら、蘇国公を倒す最後の戦いへ向けて力を合わせることを誓う。
第23話
柳蓉は、蘇国公が長年執着してきたのが許承嗣の形見である玉佩だったことを許慕辰へ伝える。二人は玉佩を持って玉羅刹のもとを訪れ、その秘密を探ることにする。調べを進めた結果、この玉佩は単なる形見ではなく、隠された仕掛けを開くための鍵である可能性が高いと判明する。さらに、出発前に許夫人から託された『梅花冊』の内容を照らし合わせた許慕辰は、蘇国公の決定的な証拠が「桃花谷」に隠されていることを突き止める。
一方、公羊公子は役人を辞め、秦沐沐とともに桃花谷で二人へ協力することを決意する。しかし、許慕辰の行動を監視していた蘇国公も桃花谷へ向かい、証拠を消し去るため山へ火を放つよう命じる。炎が迫る中、許慕辰と柳蓉は谷の奥にある小屋で玉佩を使い、ついに隠された証拠を発見する。
そこには、父・許承嗣が冤罪に陥れられた真実が記されていた。許承嗣は蘇国公が敵国・月国の間者であり、月星草の密売まで行っていることを知り、人々を救おうとして説得を試みた。しかし逆に汚職の罪を着せられ、命を奪われてしまったのである。すべての真相を知った許慕辰は父の無念を胸に刻むが、谷を出たその先には蘇国公が兵を率いて待ち構えており、最後の決戦が幕を開ける。
第24話(最終話)
蘇国公は追い詰められて逃亡を図るが、その前に姿を現した玉羅刹の剣によって討たれ、長年続いた陰謀はついに終焉を迎える。都へ戻った劉文楚も事件解決を見届け、公羊公子は秦沐沐へ正式に求婚し、二人は晴れて将来を誓い合う。一方、許慕辰には皇帝から新たな勅命が下り、月国との戦いを率いる将軍として出陣することになる。柳蓉も夫を支えるため、ともに戦場へ赴く決意を固める。
しかし敵軍の総大将となっていたのは、かつて柳蓉を兄のように守ってきた蘇錦寧だった。彼は妹・蘇錦珍を救うため月国へ軍事地図を渡し、その功績によって将軍の地位を与えられていたのである。兵力で劣る景朝軍は苦戦を強いられるが、柳蓉は敵陣へ潜入して虎符を奪うという大胆な作戦を提案する。危険を承知で敵陣へ忍び込んだ柳蓉は密偵として捕らえられるが、彼女を救おうとした蘇錦寧は月国兵の剣に倒れ、最期まで柳蓉を守り抜いて命を散らす。
その頃、秦沐沐と公羊公子は泰州中に広がっていた月星草をすべて焼き払い、人々を長年苦しめた災いを根絶することに成功する。そして柳蓉が命懸けで奪い出した虎符のおかげで景朝軍は形勢を逆転し、許慕辰は月国軍を打ち破る。戦後、皇帝は柳葉賊や水推磨に関わった者たちの罪を不問とし、すべての因縁に終止符が打たれる。
平和が戻った都で、許慕辰と柳蓉は今度こそ偽りのない夫婦として再び婚礼を挙げる。しかし初夜、花嫁の姿は部屋になく、残されていたのは一通の書き置きと一本の柳葉鏢だけだった。慌てて外へ飛び出した許慕辰の前には、初めて出会った日のように笑顔で立つ柳蓉の姿があった。官吏と怪盗という正反対の立場から始まった二人の物語は、多くの試練を乗り越え、本当の夫婦として新たな人生を歩み始める。二人の未来には、これからも笑顔と幸せに満ちた日々が続いていくのだった。
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