雁回時~貴女の誉れ~

雁回時~貴女の誉れ~

雁回時~貴女の誉れ~ 1話・2話・3話・4話・5話 あらすじ

雁回時~貴女の誉れ~ 2025年 全32話 原題:雁回时

1話あらすじ

庄寒雁(そう・かんがん)は、生まれたその日に祖父が急死したことで「不祥の子」と噂され、父からも疎まれ、幼い頃に儋州へ送られる。そこで待っていたのは温もりのない養父母の家だった。暴力と罵倒が日常となり、「家」というものを知らぬまま成長した寒雁は、やがて成人を迎える。しかしその日、養父が賭博で金を失い、家計は破綻。養父母の口論はいつものことだったが、養母は突然、寒雁を売って金に換えようとし、抵抗する彼女の衣は引き裂かれる。さらに養父は欲に目がくらみ、雪と雨が降りしきる中、寒雁に襲いかかる。寒雁は必死に逃げ出し、凍傷と傷だらけの体でさまよい続け、ついに力尽きて倒れてしまう。

雪の夜、幽居の前に倒れた寒雁を見つけたのは、一人の幼い少女と孫嬷嬷だった。彼女が庄家の三小姐・庄寒雁だと知り、屋敷は騒然となる。知らせを受けた大理寺少卿・傅雲夕(ふ・うんせき)は急ぎ駆けつけ、寒雁に事情を聴く。寒雁は、養父母が山賊に殺され、自分を守ってくれたと嘘をつき、これまで虐げられてきた真実を隠す。傅雲夕はその言葉に不審を覚えつつも追及はせず、「真実を偽れば法は容赦しない」と警告するにとどめる。

傅雲夕が去った後、寒雁は侍女から衝撃の事実を聞かされる。彼こそが、かつて指腹為婚の相手だった男であり、今は姉の夫、つまり義兄となった人物だったのだ。冷酷無比に見えるが、京城随一の難事件を解決した名官だと聞き、寒雁の胸には複雑な思いが広がる。一方その頃、傅雲夕は汚職官僚・黄大人の屋敷を容赦なく摘発。罪を突きつけられてもなお悪あがきする黄大人を、その場で断罪し、揺るぎない正義を示す。

庄家に身を寄せることになった寒雁は、自分の居場所がどこにもないことを痛感する。そんな中、側室の周如音(周姨母)は機を見るに敏で、寒雁を利用して地位を高めようとしつつも、表向きは優しく気遣い、披風を掛けて長辈への挨拶に連れていく。しかし老祖母は体調不良を理由に会おうとせず、寒雁は追い返される。続いて実母・阮惜文の院を訪ねるが、門は固く閉ざされ、冷たい嬷嬷に拒まれてしまう。母への再会を夢見ていた寒雁は、その異様な状況に胸を痛める。

夜、周姨母が侍女たちを叱責する声を聞き、寒雁は自分が疎まれていることを悟る。やがて前院で騒ぎが起こり、周姨母が離れた隙に、庄語遅が寒雁を「凶兆を呼ぶ存在」と罵り、衣を投げ捨て、池へ突き落とす。自らの縁談が破談になったのは寒雁のせいだと逆恨みするのだった。周姨母は戻ると息子を叱り、寒雁に謝罪し、自身もまた複雑な立場で庄家に入ったことを明かす。

その夜更け、寒雁が祖母に薬を届けようとしたところ、刺客が忍び込む現場に遭遇する。恐怖に震えながらも冷静さを失わず、祖母を守って逃がす寒雁。そこへ傅雲夕が現れ、刺客は逃走する。事件は不審点が多く、庄語遅が疑われ大理寺へ連行される。周姨母が必死に情状を訴える中、庄家主母・阮惜文が現れ、威厳ある声で家法の執行を命じる。杖責三十――それは寒雁が初めて対面した実母から与えられた、あまりにも残酷な裁きだった。

背中を血で染めながらも耐える寒雁。助けを求めても届かず、祖母もまた見て見ぬふりをする。かくして寒雁は、「家に戻った」のではなく、さらなる試練の渦中へと足を踏み入れる。名誉も居場所も奪われた彼女の、長く険しい道の始まりが、静かに幕を開けるのであった。

2話あらすじ

幼い頃から庄寒雁(そう・かんがん)は、数えきれないほどの噂を聞いて育った。自分の母は「京城第一の貴女」だというが、実際に貴女という存在を見たこともなければ、その姿を想像することしかできなかった。本来なら詩書に通じ、美しい簪を持つはずの身分だろう。しかし寒雁には、自分のものと呼べる簪すらなく、枝を折って髪に挿し、かろうじて身なりを整えてきた。その事実は、彼女がどれほど「家」や「母の庇護」を渇望してきたかを物語っている。

ある夜、庄家当主の庄仕祥(そう・ししょう)は外で酒を飲み、帰りが遅くなったことを悔やみながら屋敷に戻る。すると、家規で責打ちを受け、侍女たちに追い出されそうになっている寒雁の姿を目にする。仕祥は即座にそれを止め、「この子は庄家の娘だ」と庇う。そこへ、車椅子に乗った主母・阮惜文(げん・せきぶん)が現れ、寒雁を「赤脚鬼の生まれ変わり」「祖父を死に追いやった不祥の子」と激しく非難する。しかし仕祥は、これまで幾度となく娘を迎え入れようとしても阻まれてきた過去を明かし、今度こそ寒雁を手放さないと断言する。

寒雁は静かに、母を恨んだことは一度もないと語り、むしろ高貴な母に守ってもらいたいと願ってきたと胸中を吐露する。だが「高貴」という言葉が引き金となり、阮惜文は突如取り乱す。寒雁を産んだせいで自分は足を悪くし、実家も没落したのだと叫び、憎悪を露わにするその姿に、寒雁は愕然とする。理想として思い描いてきた母の姿は崩れ去り、目の前にいるのは、深い怨念に囚われた一人の女性だった。それでも父に屋敷に留まることを許された寒雁は、わずかな安堵を覚える。

一方その頃、大理寺少卿・傅雲夕(ふ・うんせき)は、儋州で亡くなった庄家の叔父夫婦の件を調べており、庄家で起きた一連の騒動にも疑念を抱く。彼は寒雁の傷を顧みることなく問い詰め、彼女が家規を利用して「本当に自分を受け入れる人間」を見極めようとしていること、さらには刺客の件にも彼女が関わっている可能性を指摘する。なぜ自ら進んで庄家という深い闇に戻ったのかと問われ、寒雁はただ一言、「家が欲しかっただけです」と答える。その涙を前にしても傅雲夕の表情は冷たいままだが、薬膏を差し出し、「京城は甘くない」と警告する。その不器用な優しさに、寒雁は久しぶりの温もりを感じる。

夜、父・仕祥は寒雁を見舞い、亡き叔父が自分の同窗であり、庄家の恩人だったことを語る。後日、きちんと葬儀を執り行うと約束し、さらに自分の私財をいずれ寒雁に譲る意志まで示す。寒雁は傅雲夕から渡された薬を手に、複雑な思いに沈む。その時、儋州出身の刺客・柴靖(さい・せい)が姿を現す。二人は示し合わせ、あえて「刺殺騒ぎ」を演じ、庄家の人間たちの本性を探る。寒雁はこの一件で、誰が味方で誰が敵かをより明確に見極めていく。

翌朝、寒雁は屋敷内の空気が一変していることに気づく。侍女たちは丁重に仕え、身なりを整えてくれる。これは、庄語遅が姉の行動を咎めたことで主母の怒りを買い、罰を受けたためだった。さらに庄語山は、この騒動のおかげで自分が禁足を解かれたのだと弟に語る。食卓では、寒雁を屋敷に留めるか否かが議題となるが、庄語遅は自分の赘婿話が潰れたことを理由に反対する。実権のない仕祥は上から圧力を受け、板挟みとなる。

打開策として浮上したのは、寒雁の婚姻だった。しかし「赤脚鬼」の噂が広まる彼女に縁談を持ち込む媒婆は誰一人いない。柴靖から傅雲夕が儋州へ向かったと聞いた寒雁は、この汚名を晴らさねば未来はないと覚悟する。さらに祖母が不可解な症状に陥り、かつて祖父が亡くなった時と酷似していることを知ると、その背後に天師・段天師の存在を疑う。赤脚鬼の噂の発端も彼だと突き止めた寒雁は、すべてを覆すため、自ら動き出す決意を固めるのだった。

 

3話あらすじ

激しい雨が降りしきる中、血が雨水に溶けるように地面を流れ、二人の遺体が横たわっている。庄寒雁(そう・かんがん)は血に染まった顔で簪を握りしめ、その場に立ち尽くしていた。そこへ一人の少女が傘を差して現れる。寒雁は、叔父と叔母を殺したのは自分だと静かに告白する。少女は一緒に逃げるよう勧めるが、寒雁は「京城こそが自分の帰るべき家」だと告げ、簪を井戸へ投げ捨てる。その井戸のそばにはすでに傅雲夕(ふ・うんせき)が立っており、手には捨てられたはずの簪が握られていた。

庄寒雁は庄家の回廊で、赤脚鬼の汚名を広めた張本人・段真人を待ち構える。一方、庄老爺は祖母の重病を隠そうと必死だが、寒雁はあえてその事実を口に出す。段真人は祖母の脈を診ると、十七年前の邪祟が今になって祟っていると大げさに語り、自分だけがそれを祓えると豪語する。やがて庭で法事が始まり、家宴に招かれていた官僚や未来の親族までもが集まり、その力を見届けようとする。

段真人は符を掲げ、「この生辰八字を持つ者こそ邪祟だ」と告げる。その矛先は再び庄寒雁へ向けられ、場は騒然となる。そこへ庄語山が駆け込み、段真人は寒雁に操られて自分を陥れようとしているのだと叫ぶ。昨夜、二人が密会し包みを受け渡していたとまで言い立て、寒雁を追い詰める。主母は前院の騒ぎを聞きつけ、帳簿を嬷嬷に預けて様子を見に行かせる。

しかし拷問の末、段真人は真実を白状する。寒雁は怒りと悲しみを露わにし、「今日買収された者が、十七年前は清廉だったと言えるのか」と訴えるが、誰も耳を貸さない。そんな中、陳嬷嬷が料理人と食事記録を連れて現れ、祖母の食事に馬蒁が混ぜられ、丁香糕との相克で中毒を起こした事実を突き止める。薬理に通じるのは周姨母だけであり、彼女はついに追い詰められる。庄老爺は家の恥を外に漏らすまいと軽く収めようとするが、寒雁は祖母に解毒薬を飲ませ、叔伯たちを証人に立てる。

さらに寒雁は、盗人の腕には「賊」の刻印があると指摘する。段真人の衣を剥がすと、その印が露わになり、彼が偽りの真人であることが明白になる。追い詰められた段真人は大理寺送りを恐れ、周姨母に罪を被せる。丫鬟の証言も曖昧なまま、周姨母は責任逃れのため命を絶とうとし、ついに一連の陰謀が彼女の家産争いによるものだと判明する。こうして寒雁は、長年背負わされてきた「赤脚鬼」の汚名をついに晴らす。

とはいえ庄家の処分は甘く、婚約は破談となったものの、周姨母は減俸と短い禁足のみ。罪の多くは一人の丫鬟に押し付けられる。騒動の後、寒雁は母が陰で助けてくれていたのではないかと感じ、密かに渡された紙条の主に思いを巡らせる。祖母は目を覚まし、これまでの仕打ちを悔いて寒雁に償おうとする。

やがて求梅園の集まりの日が訪れる。周姨母は寒雁自ら髪を結い、装いを整えさせる。庄語山は彼女を待ちきれず迎えに来るが、寒雁はあえて粗野で高価そうな首飾りを贈り、彼女を困惑させる。途中、馬車を捨てられた寒雁は左都御史・宇文長安と出会い、道中で母の若き日の姿に似ていると称賛される。

求梅園に無事到着した寒雁を見て、庄語山は自分の策が失敗したことを悟る。その場で傅雲夕は、儋州で拾った簪を寒雁の髪にそっと挿す。二人だけが共有する過去と真実――それを目の当たりにした庄語山は、想い人と寒雁の距離に胸を痛める。こうして第3話は、寒雁が名誉を取り戻しつつも、新たな感情の軋轢を生む場面で幕を閉じる。

 

4話あらすじ

傅雲夕(ふ・うんせき)は、あえて庄家の叔父叔母殺害の凶器である簪を庄寒雁(そう・かんがん)に差し出す。彼の胸中には、すでに寒雁がこの事件に関わっているのではないかという疑念が芽生えていた。寒雁はそれが自分のものではないと否定するが、傅雲夕は「では大理寺へ持ち帰る」と言い放つ。追及を避けたい寒雁は、やむなく簪を受け取るしかなかった。

梅園を出ると、門前には庄語遅と庄語山が待ち構え、傅雲夕とは距離を置くよう寒雁に忠告する。彼は身分も立場も違い、寒雁が近づける相手ではないというのだ。寒雁は動揺しつつも、傅雲夕がわざわざ儋州まで赴き、叔父叔母の死を再調査している事実に強い不安を覚える。真相が露見すれば自分の過去が暴かれる――柴静は口封じのため傅雲夕を殺すことさえ提案するが、寒雁はそれが新たな禍根を生むと考え、即断を避ける。

その夜、傅雲夕は帰路で糖葫芦を売る老人に出会う。代金に出した銅銭を見た老人が怯えた様子で立ち去るのを不審に思った次の瞬間、路地で待ち伏せに遭う。暗器と仕掛けが張り巡らされた罠の主は、寒雁を守るために独断で動いた柴静だった。互角の攻防の末、傅雲夕は腕に傷を負いながらも脱出し、あえて柴静を自邸へ誘い込む。火の手が上がり、騒動は一気に拡大する。

同じ頃、庄老爺は寒雁のもとを訪れ、かつての婚約について言葉を選びながら切り出す。寒雁は本来、傅雲夕の許嫁だったが、「赤脚鬼」の汚名により儋州へ送られ、代わりに姉が嫁いだ。しかし傅家当主は早逝し、姉も毒に当たって亡くなり、幼い阿芝だけが残された。寒雁は、もし傅雲夕を害せば阿芝から両親を奪うことになると気づき、胸が締めつけられる。

柴静は失敗を報告し、傅雲夕を家に閉じ込め火を放ったと告げる。寒雁は顔色を変え、急いで傅家へ向かう。幸いにも、傅雲夕は阿芝を抱いて無事に現れ、その姿に寒雁は安堵の笑みを浮かべてしまう。それを傅雲夕に見られた寒雁は、思わずその場を去る。路地で柴静を問い詰め、傅家の事情を伏せていた理由を責める寒雁は、姉の身代わり婚と死を思い出し、深い自責に沈む。

翌日、寒雁は柴静に京城を離れて身を隠すよう勧めるが、その矢先、傅雲夕が阿芝を連れて庄家に現れる。邸宅が焼け、仮住まいとして偏院を借りたいというのだ。庄語山は喜んで良い部屋を差し出そうとするが、傅雲夕は捜査を理由に寒雁の院を希望する。その視線の意味に、庄家の者たちは気づき、寒雁もまた、庄語山からの敵視の理由を悟る――自分が「想い人を奪った」と見られているのだ。

柴静は去らず、密かに近くに潜み続ける。阿芝は新しい木馬を気に入り、寒雁の手を引いて遊びに誘う。多忙な傅雲夕は、阿芝の世話を寒雁に任せる。彼女が表立って害するはずがないと知っているからだ。だが庄語山は納得せず、阿芝を連れ去ろうとして寒雁の凧を踏み潰す。寒雁はついに我慢をやめ、利害を冷静に説き、自分に傅雲夕を奪う意図はないと告げる。庄語山は言葉を失い、退くしかなかった。

やがて寒雁は、傅家の火事が柴静の仕業ではなく、傅雲夕自身が流れを利用した結果だと知る。その深い計略に、彼女はますます傅雲夕の真意を測りかねる。夜、阿芝を迎えに来た傅雲夕に、寒雁は勇気を振り絞って姉の死因を尋ねる。傅雲夕は隠さず、姉は毒酒を誤って口にしたのだと明かす。本来、その酒は自分を狙ったものだった――。真実を知った寒雁は、運命の残酷さと、傅雲夕が背負う影の深さを改めて思い知るのだった。

 

5話あらすじ

翰林院では、同僚たちが密かに不安を募らせていた。彼らはかつて裴大福から賄賂を受け取っており、その事実が大理寺少卿・傅雲夕(ふ・うんせき)に知られれば、官位を失うばかりか一族にまで累が及ぶと恐れていた。そこで彼らは庄大人に取り入り、「女婿である傅雲夕に美言を」と懇願する。追い詰められた庄大人は、ついに自らも裴大福から賄賂を受け取っていた過去を告白する。

その夜、庄大人は秘蔵の名画を広げながら、深い葛藤に沈む。画を愛する心につけ込まれ、科挙の場で不正を見逃すよう裴大福に利用されてきたのだ。だが、もはや庄家を危険にさらすわけにはいかないと決意し、名画とすべての真実を傅雲夕に差し出す。傅雲夕は膝をつく義父を扶け起こし、裴大福には以前から疑いを抱いていたこと、表向きは清廉でも巨額の財が裏で動いていることを明かす。そして、この件で庄大人を罪に問うつもりはないと告げ、改心を受け入れる。

ちょうどその場を訪れた庄寒雁(そう・かんがん)は、父が頭を下げる姿を目撃し、思わず身を隠して会話を聞く。傅雲夕が儋州へ赴いた真の目的が、裴大福の隠し財産を追うためだったと知り、胸がざわつく。さらに傅雲夕は、十七年前、ある女婴が儋州へ送られた事件を語り出す。寒雁は自分がその子だと認めようとしないが、傅雲夕は彼女の腕の傷痕を示し、真実を突きつける。その瞬間を庄語山に見られ、彼女は激しい嫉妬を胸に去っていく。

傅雲夕の部下は、なぜ彼が陰で寒雁を助けつつ、あえて庄語山の嫉妬を煽るような行動を取るのか理解できない。傅雲夕自身は、寒雁を表立って庇うつもりはなく、彼女が自らの力で身を守ることを望んでいた。実際、寒雁は決して弱い存在ではなく、傅雲夕の行動の意図や儋州行きの目的まで見抜き、周到な策を巡らせていた。

庄語山は寒雁への復讐として、天花患者が使った枕を医館から持ち出し、密かに寒雁の部屋に入れ替えるよう命じる。その企みを柴静が察知し、寒雁は逆にこれを利用する決意を固める。枕を焼き払い、柴静には「豆迦」を探しに行かせるのだった。

年の瀬、庄語山は高価な狐毛の披風を祖母に贈る。一方、寒雁は新年の作法を知らず手ぶらで挨拶に来た挙げ句、あろうことかその披風を欲しいと言い出す。庄語山は反発するが、祖母は初めて願いを口にした寒雁を拒めず、披風を譲る。怒りに震える庄語山をよそに、寒雁は豆迦を粉にして服用し、あえて天花に感染することで免疫を得るという危険な賭けに出る。

やがて寒雁の感染が明るみに出ると、南医院の医師が呼ばれ、披風に天花の痕跡があることが判明する。祖母は「自分の代わりに寒雁が病を受けたのだ」と胸を痛める。庄語山はついに罪を認め、傅雲夕への想いから寒雁を陥れたと告白し、再び禁足を命じられる。

病に伏した寒雁は皆に別れを告げるが、その儚げな姿に祖母は深く心を動かされる。寒雁は庄語山を責めず、すべては自分が披風を欲しがったせいだと語る。その裏にある覚悟を察した祖母は、寒雁の強さを改めて知るのだった。

やがて寒雁は母・阮主母のもとへ引き取られ、ついに同じ院で暮らすことになる。しかし夜更け、正堂に呼び出された寒雁に渡されたのは、天花と豆迦の両方に効く薬膏。すべてを見抜いていた母は私銀を差し出し、京城を去るよう命じる。だが寒雁は病を理由に拒み、ここに残ると宣言する。その執念深さと気性は、若き日の母そのものだった。阮主母は娘に鈴を付けさせ、「どこまで耐えられるか見てみよう」と冷ややかに告げる。こうして寒雁は、母のもとで新たな試練を背負いながらも、京城に根を下ろす覚悟を固めるのだった。

 

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