大唐流流 キャスト・相関図 各話あらすじと感想とネタバレ

大唐流流~宮廷を支えた若き女官~

目次

放送予定

●LALATV 2023年11/24(金) 7:00~8:00 毎週月~金

●LALATV 2023年3/25(土) 14:00~ 全55話 

BS12  2022年11月10日(木)再放送スタート月~金曜 深夜 3:30~4:30(※27:30~)

●LALATV 2022年11/10 20:00~ 全55話 2019年中国

<日本初放送>BS12 2022年3月14日~ 月~金曜 夕方 4:58~5:58 ※3月25、29 日は ~5:59 4月から放送時間が変更となり、月~木曜夕方4:58~開始 2021年・全55話(中国語・日本語字幕)

大唐流流~宮廷を支えた若き女官~

引用元:BS12 大唐流流~宮廷を支えた若き女官~
大唐流流~宮廷を支えた若き女官~
2021年 全55話 各45分
原題:骊歌行 英題:Court Lady
【監督】王暁明・白雲黙【脚本】風弄
微博 weibo 骊歌行

あらすじ

(※話数ごとのあらすじと感想はこの記事の一番下にあります。)

下へ↓話数ごとのあらすじと感想↓

唐の時代に生きる若者の成長を描いた正統派時代劇

唐建国後、人々の暮らしが平和と調和に包まれていたころ。時の大将軍・盛驍靖の長男、盛楚慕(せいそぼ)は母親から溺愛されて育ち、長安城界隈では有名な放蕩息子。遠征先で偶然に出会った商人の娘・傅柔(ふじゅう)を見初める。才色兼備の傅柔を自分に振り向かせるため、楚慕は改心し、文武両道を兼ね備えた男になろうと研鑽を積む修行に出、傳柔も裁縫の才を認められ後宮に登用されるが権力闘争や陰謀に巻き込まれていく・・・。

引用元:BS12 大唐流流~宮廷を支えた若き女官~

相関図①

大唐流流 相関図 骊歌行

引用元:tvmao.com

相関図②

引用元:new.qq.com

盛家系図

盛家系図

傅家系図

皇家系図

皇家系図

陸家系図

陸家

孫家系図

※画像引用元は以下キャスト紹介リンクより

大唐流流 LALA 相関図

引用元: LALA 大唐流流  

キャスト

※キャスト説明は随時追加しています。

盛楚慕(せいそぼ)役:許凱(シュー・カイ)

大将軍・盛驍靖の長男。母親が溺愛し武人にしたくないと武術を学ばせなかったので、軟派に育つ。長安ではナンバーワンのプレイボーイと言われ、羽目を外し過ぎて逃亡。広州で染め物と刺繍を商う店の次女・傅柔(ふじゅう)と恋に落ちて自分の欠点に気づき、文武両道を兼ね備えた男になろうと修行に出ます。

引用元:baidu

他の出演「晩媚と影〜紅きロマンス〜」「海棠が色付く頃に」

傳柔(ふじゅう)役:李一桐(リー・イートン)

広州の刺繡商人の娘。自宅で刺繡と染色を行う優れた刺繡家でもあります。盛楚慕に恋をしますが、楚慕の母が商人の娘との結婚に反対。そして優れた刺繡技能を見込まれて宮中に召し出され、王立刺繡部に配属され持ち前の才能を開花させました。やがて権力闘争や陰謀に巻き込まれていきます。

引用元:baidu

他の出演「瓔珞<エイラク>~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~」「招揺」

盛家

盛驍靖役 黑子

盛楚慕の父。魯国公。若い頃は勇敢で度々戦功を上げました。若い陸雲戟に出世されたことが気に入りません。現在は年齢のため第一線を引いて、政府の役職に就いています。息子の嫁に皇帝の娘歆楠公主が欲しいと考えており、息子楚慕にも戦で手柄を上げて欲しいと考えています。

引用元:douban

盛夫人役 何佳怡

盛驍靖の妻。盛楚慕の母。3人の息子に非常に溺愛し、彼らをプレイボーイにした。当初、彼女は盛楚慕と傳柔の結婚に反対していた。

引用元:tvmao.com

盛楚令役 范世锜

盛驍靖の次男。盛楚慕の弟。彼もプレイボーイでしたが、盛楚慕の影響で変わっていく。歆楠公主が好きで追いかけて宮殿の警備員になる。

引用元:drama.fandom.com

盛楚俊役 周大为

盛蘇慕の弟、魯国公府(盛驍靖)の三男。兄の楚慕、楚令と3人揃って遊び人と言われましたが、楚慕が武術を学び立ち直った後は、兄2人に文武を習い真っ当になります。孫霊薇と恋仲になり、一時は母たちに反対されますが結婚を認められました。その直後霊薇が死亡。太子と争う韓王が、妻である自分の姉に濡れ衣を着せ、霊薇を毒殺したと逆恨みし、太子派の梁王の元に走りました。

引用元:drama.fandom.com

韓王妃役 林鹏

韓王の正妃。盛驍靖の長女。盛楚慕、盛楚俊、盛楚令の姉。。放蕩な3人の弟たちに悩まされており、楚慕が広州に逃げた時も母に呼び出されてその場で父と楚慕の仲を取り持とうとしていました。楚慕を始め弟たちが改心し安心します。その後皇太子妃との確執に悩まされます。物語冒頭時は韓王と結婚し2年で子供はいない。

引用元:douban

牛無敵(ぎゅうぶてき)役 王迅

盛夫人の弟。盛楚慕の叔父。名兵法大家。子供の頃盛楚慕に武芸を教えていましたが、楚慕が姉に「自分を殴った」と告げ口をされて、長安を追い出され広州で弟子を取っています。傅柔に嫌われたくないと武芸を学びに来た楚慕に、地獄のような特訓をさせ一人前に鍛え上げます。

引用元:manmankan.com

君慧役 常铖

盛楚慕の付き添い人。従者。

引用元:weibo

傅家

傅涛(ふとう)役 王宥釣

傅家の長男。実の母親は傅三夫人。傅君(長女)傅音(3女)とも仲が良く、特に傳柔にはケンカの挙句払うことになった賠償金の工面を頼むなど、特に関係が良い。武道を学んでいましたが、義を行うため嶺陽山(武術の道場)から戻ってきた。その後、楚慕と共に兵法を学びます。

引用元:tvmao.com

傅音(ふいん)役 张楠

傅柔の妹。実の母親は傅涛と同じ傅第三夫人。母は当初魯国公の長男・盛楚慕に嫁がせようと画策しました。その後母の仇を討つ為、陸家の侍女になる。陸琪を利用し仇を打ってもらうつもりだったが、次第に恋心を抱き、彼の子供を身ごもる。

引用元:tvmao.com

傅君役:王媛可

傅柔、傅涛、傅音の姉。優しく礼儀正しい。彼女の夫は貧しい学者だったが、科挙に合格後郡の治安判事(県令)になりました。傅家で火事が起こった後、彼は夫と一緒に広州に移りました。

引用元:sohu.com

傅大家翁役 严志平

傅君、傅音、傅柔、傅涛の父。傅家の火事の後、家族は次男と一緒に避難するために長安市に引っ越した。

傅大夫人 颜景瑶

傅君の実の母親。傅家で火事が起こった後、夫を追って長安市に向かった。

傅二夫人 陆玲

傅柔の実の母親。彼女は傅柔に良い家族と結婚してほしかった。

傅三夫人 许榕真

傅音、傅涛の実の母。お金に対してけちで貪欲ですが、子供たちにとても思いやりがあります。

徐又同役 王雨

傅君の夫。傅家の義理の息子。貧しい学者。広州の広织郡の治安判事。彼は清潔で正直な役人であり、人々の不正を訴えました。

紫云役 林千鹿

傅柔の侍女。

傅永安役 周杰

傅柔の2番目の叔父。

傅二叔母 李予苏

傅永安の妻。

皇家

皇帝役:马跃

【唐太宗李世民】先皇帝の嫡子で唐の第二代皇帝。太上皇の次男。母は竇皇后(没後に追封)。貞観の治を行った名君でした。皇子や公主(姫)たちのうち、太子に特に大きな期待を寄せていました。趙王の謀反や太子と韓王の間に争いが起きるとは思わず、再び子たちの間で争いが起きないよう策を講じます。

引用元:douban

皇后 役 :  苗圃

【长孙皇后】現皇后。歴史の中で高潔な皇后の世代。太子、韓王、秦王の生母。長年子供たちのため心を砕き、病み付くほどでした。太子と韓王の兄弟間の争いを目の当たりにして、自分の無力さを痛感。臨終を前に皇帝に、何としても子供たちの命を守って欲しいと頼みました。

引用元:baidu

顔妃役 刘敏

【杨妃】周王の生母。四夫人の1人。一前晋州城守の娘。後宮では皇后に次ぐ地位にある皇帝の愛妃。皇后が亡くなった後は、後宮を差配します。長年慎重に服従して過ごしていましたが、それは太子と韓王を排除して自分の子周王を皇位に付けるためでした。

引用元:drama.fandom.com

西妃役 杨若兮

【阴妃】趙王の生母。四夫人の1人。彼女は皇后との良好な関係を持っていた。

乔嫔役 白冰

岳阳公主の生母。四夫人の1人。

珍妃役 刘雨鑫

四夫人の1人。颜妃に妬まれる。

太子擎役 : 李泽锋

【李承乾】皇帝の長男。母は皇后。王家の相続人の中で、皇帝の子の中では韓王、歆楠公主と親しい。才能が抜きんでていたた周王に嫉妬します。幼い頃教育係だった司徒尚儀、陳吉など心を許せる人が少ない中、2人を友を失った後、陸雲戟、梁王などに誑かされ、自らの心の狭さもあって、大それたことをしでかします。

引用元:baidu

周王(しゅうおう)役 :檀健次(タン・ジエンツー)

【呉王李恪】皇帝の三男。母親は顔妃。皇子の中では尤も学識があったため、皇帝から深く愛されました。傅柔を愛し何度も宮中で告白します。一度は忘れて盛楚慕との結婚を後押ししようとしますが、諦められませんでした。

引用元:baidu

他の出演「君、花海棠の紅にあらず」「三国志 Secret of Three Kingdoms」

韓王昊役:刘恩尚

【魏王李泰】皇帝の四男。母は皇后。盛楚慕の姉の夫。太子と母親が同じ事もあって何度も太子を助けます。文学を愛し、皇帝から特別に許可を得て文学館昭賢納士となり、《大唐地志》を編纂しました。

引用元:tvmao.com

趙王永役 昌隆

【斉王李祐】皇帝の五男。生母は西妃。頑固な性格。性格は愚劣で皇帝が周王の師だった銭文景を遣わせましたが、従わず、銭を殺害しました。戦を起こして負けた後、捕らえられました。

秦王世役 石悦安鑫

【晋王・唐高宗李治】皇帝の九男。母は皇后。傅柔を師と仰ぎ後に皇帝に即位します。2人の兄が相次いで勢いを失った後、周王と太子の地位を争い何度も顏妃に暗殺されそうになります。

引用元:tvmao.com

歆楠公主(きんなんこうしゅ)役:呉佳怡(ウー・ジアイー)

【清河公主李敬:豫章公主】皇帝の6女。皇帝の娘で母亡き後皇后に育てられました。盛楚慕の弟楚令を慕います。一度は傅柔と楚令の関係を疑い傅柔に意地悪をしますが、その後傅柔を義理の姉として慕います。傅柔の助けを得て皇后を説得し皇帝から盛楚令との結婚を許して貰います。宮中で変が起きた後正式に許可を得て傅柔と一緒に宮中を出て、魯国府へと嫁ぎました。

引用元:douban

他の出演「烈火軍校」「九州縹緲録~宿命を継ぐ者~」

思玲公主役 杨之楹

【城陽公主】皇帝の16女。配偶者は駙馬都尉の侯昌。

太上皇役 雷汉

【唐高祖李渊】初代皇帝。現皇帝の父。皇子たちの祖父。

王太妃役 潘迎紫

【萬貴妃】太上皇の五男・李智雲の母。太上皇が退位するまでは後宮を担当していた。宮殿で非常に尊敬されています。皇后が死んだあと後宮を再担当していた。彼女だけが梁王の味方をする。

蘇太妃役 方曉莉

梁王の生母。太上皇がなくなった後、皇宮を出て梁王府に住み、梁王妃の陸盈盈がとても好きです。

梁王云尚役 唐曾

【李元昌】太上皇庶子 皇帝(李世民)の弟。太上皇の7男。生母は蘇太妃。本質的に横暴で暴力的であり、繰り返し法律に違反しています。太子・李承乾の謀反側につく。

引用元:tvmao.com

陸家

陸雲戟(りくうんけき)役 侯岩松

【侯君集】左衛将軍→右衛大将軍兼陈州刺使→吏部尚書 。蔡国公、鲁国公と敵対。盛驍靖(盛楚慕の父)とは長年対立。長年官として懸命に働いた後、将来の家の為に功を積み上げるため、多くの法律違反を繰り返してきました。

引用元:tvmao.com

陸琪役 何奉天(幼年期:李玥潼)

震勇将軍 陸雲戟の息子。父親同士の関係のため、盛楚慕は目の敵でもあります。しかし家族、特に妹は親切にしている。

引用元:tvmao.com

陸盈盈役 何瑞贤

陸雲戟の娘。父と兄とは違い、心やさしく、純粋で親孝行。厳子方が父に恨みを持っているのを知っていたが、それでも厳子方を好きになった。結局父と兄を救うため梁王の妃になることを決意する。

引用元:tvmao.com

陸漢星役:晏紫東

軍中校尉 陸琪のいとこ。陸琪の命令で、彼は傅家に火を放った。そして傅第三夫人を焼き殺した。

玲珑役:施予斐

陸琪の侍女。陸漢星と関係を持ち、のちに陸琪に窃盗の罪で処刑される。

吳僮僕役:宋建新

陸家の家政婦。

茉莉役:文晴

陸家の傅音の侍女。彼女は不器用ですが、傅音は陸家で彼女を慰めることができる数少ない人々の1人です。

陸二老夫人役:劉晨霞

陸漢星の母。陸琪と陸盈盈の生母は早くから亡くなっていたので、2人の母代わりとして2人を育てた。

盧婆婆役:黃英

陸盈盈の乳母。陸盈盈とはとても良い関係。

孫家

孫潭役 沈保平

【苏亶】秘书承  孫霊淑、孫霊薇の父。官で正直で清廉。子供は2人とも娘なのが残念。

孫霊淑役 : 蒋梦婕

【太子妃苏氏】太子擎の妃。孫家の長女。もともとは凛とした長女でしたが、お姫様になってからは心がどんどん狭くなっていきました。

引用元:baidu

孫霊薇役 :黄馨瑶

孫家の次女。太子妃孫霊淑の妹。太子妃とは仲が良いが、素直過ぎて隠し事が出来ない。そのため時に周囲を巻き込んで騒ぎを起こし、一時は姉とも疎遠になりました。ある時寺へお参りに行き、魯国公府三男の盛楚俊に出会い、結婚を約束します。しかし太子と韓王府を巡る陰謀に巻き込まれて亡くなりました。

引用元:tvmao.com

桂圆役 尚璇

孫霊薇の身の回りを世話する侍女。

孫夫人役 田淼

孫潭の妻。孫霊淑、孫霊薇 2姉妹の生母。長女の結婚後次女の結婚を心配している。

大臣

厳子方(げんしほう)/方子嚴 役:洪堯(ホン・ヤオ)

四海幇(しかいほう)助→鎮海将軍→長安西城警備隊の司令官→禁断軍の副司令官。家をつぶされる前、幼い頃傅柔の許嫁。何年たっても傅柔のことを恋しく思っている。厳家が罪に問われたとき家は崩壊。その後四海幇助の海賊に救われ養子縁組されました。

引用元:douban

他の出演「コウラン伝 始皇帝の母」「瓔珞<エイラク>~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~」

杜寧役 赫雷

戶部主事。盛楚慕の友人。書道と絵画が得意。傅音が好きで科挙後、翰林院に入学。

内侍省

玉合役 程枫

顔妃の身の回りの世話をする宦官ですが、実は顔妃の兄で隋朝の残党。顔妃が皇帝の寵愛を受けるよう手配し、隋の復興を画策します。

小鹿役 张译兮

【武则天】掖庭局の小間使い。元の罪人の娘。読書好き。傅柔と仲良くなる。のちに秦王の伴读になる。

引用元:tvmao.com

珍珠役 安安

歆楠公主の侍女。

その他のキャスト

陈吉/覆水役 王一哲(1人2役)

(陈吉)【称心】戏班伎人 韓王府の伎人(俳優・役者・芸人などのこと)。のちに傅柔と出会い、その後太子と友達になる。

(覆水)覆水は、玉合の子=顔妃の甥。名前には覆水盆に返らずと隋の復興を懸けています。太子は、男色関係を疑われて死なせることになった芸人の陳吉と瓜二つの覆水を、身代わりのように親しい間柄になりました。妓女で厳子方の元に居る怜燕児とも親しく、物語の後半の鍵となる、複雑な人物です。

覆水は太子を恨んでいる。厳子方と協力する。太子殺害に何度も失敗するが、太子と韓王の仲が悪くなるよう太子の身近にいることを選ぶ。

引用元:tvmao.com

马海妞役 辣目洋子

马海虎(鎮海将軍最高司令官の妹) 盛楚慕に片思い。まず、韓王妃にエチケットを学び、のちに怜燕儿と協力して商売を始める。

引用元:tvmao.com

予告動画

https://youtu.be/CbwvdVJBLyI

動画配信

※配信は記事作成時のものです。(2022/3/12)配信期間が終了している可能性がありますので、該当サイトにてご確認ください。

※2022/3/12時点で配信している会社はありません。TSUTAYAレンタルは開始しています。

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話数ごとのあらすじと感想

dim-sumさん

話数ごとのあらすじと感想

大唐流流 1話・2話・3話・4話 あらすじと感想

大唐流流 5話・6話・7話・8話 あらすじと感想

大唐流流 9話・10話・11話・12話 あらすじと感想

大唐流流 13話・14話・15話・16話 あらすじと感想

大唐流流 17話・18話・19話・20話 あらすじと感想

大唐流流 21話・22話・23話・24話 あらすじと感想

大唐流流 25話・26話・27話・28話 あらすじと感想

大唐流流 29話・30話・31話・32話 あらすじと感想

大唐流流 33話・34話・35話・36話 あらすじと感想

大唐流流 37話・38話・39話・40話 あらすじと感想

大唐流流 41話・42話・43話・44話 あらすじと感想

大唐流流 45話・46話・47話・48話 あらすじと感想

大唐流流 49話・50話・51話・52話 あらすじと感想

大唐流流 53話・54話・55話(最終回) あらすじと感想

作品感想

真面目で正義感が強い女性の、一代奮闘記?

唐朝初期、広州の染物店(と言っても生糸を仕入れて布を受注生産する大店)を営む傅家の次女傅柔。18歳で漸く嫁ぎ先が決まりますが「自分には許嫁が居る」と言い実家へ戻り、法律を盾に結婚は無効だと言い周りを驚かせます。そこに偶然居合わせた大将軍の息子にして「長安一の放蕩息子」盛楚慕が傅柔を見染め、アタックを開始して…と言うお話。よくあるパターンだなあと思いつつ生真面目な傅柔とヘラヘラ?した楚慕の取り合わせが新鮮です。

傅柔を演じる李一桐は『晩媚と影〜紅きロマンス〜』で影のある秘密組織の女刺客を演じました。今作では法律や財務、染料に詳しく、刺繍が上手。宮女たちに全ての本を読破した、と噂されるほど物知りで、生真面目な女官役。全く違う役柄でしたが、こちらの役の方が彼女の素に近いのかも。踊りの学位を持っているそうで、ピンと伸びた背筋や美しい首筋が官服に似合って素敵です。

一方の盛楚慕役許凱は、『瓔珞(エイラク)~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~』では皇后の弟で真面目な武官、『招揺』で悪の組織で首領を演じました。どちらも笑顔を見せずクール、でも一途に女性を想い続ける役。長安一の放蕩息子とはイメージが違わないか?でも蓋を開けるとまるで息を吐くようにウインクをして女性を口説く様子も似合ってた!有名ブランドのモデルを務めるくらいの美男子で、美しすぎて整形疑惑もあるのも頷けます。途中もたつきますが、傅柔には一途でピンチを救い愛し続けるところは、少女漫画の王子様みたい。

こんな2人を取り巻く運命は過酷でした。身分違いの恋を楚慕の母は許さず、皇帝の息子と結婚した姉が手助けしようと傅柔を侍女にすると、皇后に見染められて宮中入り。そこで皇子や親王に惚れられたり、誤解されて太子妃に虐められたり…。片や楚慕も敵対する陸家から戦に乗じて殺されそうになったり。この間イライラするけど現代人の感覚に通じるよう解りやすく描かれていて楽しめます。

刺繍が得意で皇后に仕えることになった傅柔ですが、書を読んで身に着けた知識を認められて、やがて太子になる幼い皇子の教育係も任されました。終盤では謀反を企む勢力と対決し、大仕事もやってのけます。持ち前の機転と正義感で味方を増やし、困難を乗り切る様子からは、当時では珍しく、女性でも国に尽くしたいという熱い思いが伝わりました。

数々の障害を乗り越えて結ばれた2人は、コワモテでも妻には弱い魯国公夫妻と同じように楚慕が傅柔にコントロールされながらも楽しく暮らしたでしょう。物語のその後まで想像したくなる、楽しい時代劇でした。

中国時代劇では画期的?唐時代を近いと感じるストーリー

主演の傅柔と盛楚慕を演じた李一桐と許凱。2人とも美しくてお人形さんみたいでした。美人好きな方(私?)は、2人が寄り添っている所を視られれば他は要らない、かも。

でも、このドラマで素敵なのは、主役2人だけではありません。いつもは悪役(のイメージがある)盤子方役の洪堯。初めは傅柔が好きでしつこく追いかけます。でも手違いで関係を持った仇の娘・陸盈盈を愛するようになり、一生を共にする決意をして航海に連れ出します。正統派の美男子じゃなくてもワイルドで素敵、漢は見た目じゃない!と改めて思います。

皇后役の女優さんは威圧感が凄かった。愛する息子たちや傅柔を見る優しい目と、太子妃を叱る厳しさの両極端がお見事でした。この皇后を愛し大切にする皇帝もまた、威厳があって素敵でした。

今まで見た唐時代のドラマは、金色が多くキラキラしていて違和感をがありました。本作では女官や大臣、内侍たちの衣装は目が粗い天然素材?を使っていて、実物に近い印象です。この時代、そんなにキラキラぴかぴかした布は使えないと思ってました。そして教科書で見る聖徳太子に似た衣装だからか、親近感も湧きます。

また、刺繍の専門家である傅柔が登場するためでしょう、皇子や妃たちの衣装に施された刺繍も、素朴ですが凝った図案で見事でした。さらに女優さんのメイクが全体に薄いのも実体に近そうで好感が持てます。髪形も皇后や妃が公の場に居るときは盛ってますが、大げさすぎない髪飾りが素敵。女官たちの小さな熊さんの耳ような小さいツインテールが可愛いくて新鮮です。

更に宮中の屋根が黄色じゃない。黄色の瓦は明朝以降の紫禁城のイメージですが、ここでは良時代のような黒い瓦の宮殿なので、これも親近感を持つ原因かも。そして背景をぼかした映像がまるで映画のように美しく、独特の雰囲気を演出していました。

途中数話飛んだか?と思うような急展開がありますが、ちりばめられた伏線も見事に回収され、誰もが納得できる結末を迎えます。また死人も多くでますが、ただ殺された、では終わりません。人命に替えても法は守らねばならない理由もあると、傅柔が考えを変え仕事に意義を見つけるきっかけになる死もありました。

恨みつらみで生きていくよりも、赦すことが大切と考えた人物もいれば、恩人の為なら復讐は当然と考える人物もいる。今までの時代劇よりも個人の感情の源や信念を描写していて、1300年前の人達も現代と同じように悩みながら生きていた事が伝わります。

親近感が湧くストーリーと衣装や小道具、美しい映像との相乗効果で、遠い唐時代が近く感じられるドラマでした。

【放送情報】

以下 放送予定の記事は

中国ドラマ 放送予定順

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