宮廷恋仕官II ~無敵のふたり、難事件に挑みます~

宮廷恋仕官II ~無敵のふたり、難事件に挑みます~

宮廷恋仕官II ~無敵のふたり、難事件に挑みます~ 17話・18話・19話・20話 あらすじ

宮廷恋仕官II ~無敵のふたり、難事件に挑みます~2026年 全28話 原題:御赐小仵作2

第17話の見どころ

祐辰安の命を狙う毒の罠を見抜いた蕭瑾瑜でしたが、その直後、密室で祐辰安の遺体を発見する衝撃の展開に。すべてが蕭瑾瑜を犯人に仕立てるための罠だと悟る中、南趙との緊張は一気に高まります。一方、交州では蕭瑾璃が怪しい“猟師”の正体に迫り、事件は大唐と南趙の国境へと広がっていきます。

第17話のあらすじ

蕭瑾瑜と向かい合う祐辰安は、彼がここへ来た目的を察し、南趙の次の動きについて知りたいのなら、遠回しにせず聞けばいいと告げる。蕭瑾瑜は、もし自分がいなければ祐辰安はすでに命を落としていたはずだと静かに指摘する。

その頃、蕭瑾瑜は厨房から漂う香りに気づく。匂いを追っていくと、そこでは僧侶が薬茶を煮ていた。風邪や風邪による症状を払うためのものだというが、南趙使節団が来た際には、神観法師が高副使と薬理について話し合ったこともあるという。

楚楚から、祐辰安の身体には消えきらない斑があり、瘾疹を患っている可能性があると聞いていた蕭瑾瑜は、薬茶に含まれる祛風の薬が普通の人には害がなくても、瘾疹を患う者には致命的な危険をもたらすことに気づく。祐辰安も、自分があらゆる危険を警戒してきたにもかかわらず、こんなところで命を狙われるところだったと苦笑する。

やがて祐辰安は、今夜、神観法師の密室で話をしようと蕭瑾瑜を誘う。二人の会話にただならぬものを感じた楚楚は、蕭瑾瑜に危険が迫っていると直感する。密かに冷月が自分を尾行していることにも気づき、それが蕭瑾瑜の命令による護衛だと察する。

楚河は相変わらず事件について口を閉ざしていたが、楚楚は「蕭瑾瑜が危険な状況にいる。今話さなければ間に合わない」と必死に訴える。ついに楚河は、祐辰安から頼まれていたことを明かす。祐辰安が南趙へ戻れば危険な目に遭うため、助けてくれる者たちと連絡を取る必要があり、楚河には孔雀の仮面をつけて接触する役目を頼んだのだという。

一方、交州では蕭瑾璃が以前見かけた怪しい猟師たちを再び発見する。彼らが引いている荷物からは、相変わらず強烈な腐臭が漂っていた。蕭瑾璃は即座に捜索を命じるが、男たちは突然襲いかかり、激しい戦闘となる。蕭瑾璃は一人を捕らえるものの、背後関係を聞き出そうとした瞬間に不意打ちを受け、負傷してしまう。

そこへ鎮遠山寨の大当家・羅嫣が現れ、手下たちとともに蕭瑾璃を救出する。蕭瑾璃は、彼らがただの猟師ではないと確信する。

その頃、約束通り密室へ向かった蕭瑾瑜は、そこで信じられない光景を目にする。祐辰安が死んでいたのだ。遅れて景翊も駆けつけるが、そこへ僧侶が入ってくる。遺体を見た僧侶は驚き、慌てて外へ逃げ出した。

蕭瑾瑜と景翊は、すぐに誰かが二人を犯人に仕立てるため、周到に罠を仕掛けたのだと悟る。しかし密室にいたのは二人だけ。どれほど無実を訴えても、状況証拠は圧倒的に不利だった。

間もなく冷少尹が兵を率いて現れ、蕭瑾瑜と景翊を拘束する。高羅遷にも祐辰安が矢を受けて死亡したとの報告が入り、衝撃を受ける。景翊はそこで楚河の件を話そうとするが、蕭瑾瑜は冷静に止める。祐辰安が本当に情報を伝えたいなら、楚河を使う必要はない。楚河を利用したのは、むしろ自分たちの判断を惑わせるためではないかと考える。

高羅遷は皇帝に説明を求め、皇帝は三日以内に必ず真相を明らかにすると約束する。高羅遷は、それでも三日で答えが出なければ蕭瑾瑜と景翊を法に従って処刑すると強硬に迫る。

事態を知った楚楚と冷月は慧妃を訪ねる。楚楚は祐辰安の遺体を自分で検視したいと願うが、今は南趙との関係を考えて避けるべきだと止められる。ただし、皇帝の許可があるため蕭瑾瑜と景翊への面会は可能だという。

二人に会った蕭瑾瑜は、今回の犯人が高羅遷ではない可能性を指摘する。以前、高羅遷が仕掛けた罠とは手口が違うからだ。さらに当時、自分が持ち帰った香灰を調べると、人を昏睡させる薬が含まれていたことを思い出す。祐辰安は眠らされただけだったが、近づけば矢が放たれる仕掛けが身体に施されていた。

これほど複雑な仕掛けを作れるのは孔雀しかいない。蕭瑾瑜は、死体そのものが偽物である可能性に思い至る。もし本物の祐辰安がどこかで生きているなら、今は驛館へ運ばれた遺体を利用して真相を暴けるかもしれない。

一方、意識を取り戻した蕭瑾璃は羅嫣と再会する。羅嫣は、交州へ赴任する前に一目会いたかっただけだと笑う。蕭瑾璃は、先ほど襲ってきた者たちは猟師ではなく南趙人であり、運んでいたものも獲物ではなく死体だったと告げる。羅嫣は余毒が残る蕭瑾璃に、傷が癒えるまで無理をしないよう忠告する。

そして蕭瑾瑜は、これ以上自分が事件の障害になることを避けるため、皇帝に爵位を返上し、三法司を離れたいと願う書状を書くのだった。

 

第18話の見どころ

祐辰安の死をめぐり、南趙王は三日以内の回答を要求。緊迫する中、楚楚は密道と遺体の異変から「死んだのは祐辰安ではない」と見抜きます。しかし真相に近づいた楚楚にも刺客の魔の手が迫り、さらに蕭瑾瑜と景翊には死刑の決定が下されることに。絶体絶命の局面で、楚楚は毅然と皇帝の前へ向かいます。

第18話のあらすじ

祐辰安が大唐で殺されたとの知らせを受けた南趙王は激怒し、大唐が南趙を侮辱したと受け止める。そして三日以内に納得できる説明がなければ、軍を動かして討伐すると強く言い放つ。

大王子妃は大王子のもとへ駆け込み、祐辰安の死は大王子によるものではないと伝える。しかし大王子は気に留めない。祐辰安が死んだ今、父王が自分に交州へ兵を率いる準備をさせていることこそ、自分が評価されている証だと考えていた。

高羅遷は早朝から皇帝に面会し、南趙の風習に従い、祐辰安の遺体を使節団のもとへ移して法事を行いたいと願い出る。皇帝はやむなく許可する。楚楚は呉江に遺体を取り戻すよう頼むが、一足遅れてしまい、遺体はすでに運ばれていた。

皇帝は景閣老を訪ね、事態の深刻さを語る。景閣老も、もし情勢が取り返しのつかないところまで進んだなら、皇帝には二人の子を死なせる覚悟が必要になるかもしれないと進言する。

高羅遷は遺体を改め、矢に塗られていた毒が致死性の高いものだと知る。誰かが確実に祐辰安を殺そうとしていたことは明らかだった。そして、その手口から高羅遷の中にはすでに疑っている人物がいた。

一方、楚楚と冷月は祐辰安が殺された密室へ向かう。京兆府がすでに調査していたものの、皇帝の正式な命令がなかったため、現場の物はほとんど動かされていなかった。

楚楚は寺の中をくまなく調べ、やがて外へ通じる密道を発見する。中へ入ると、人が数日間暮らしていた形跡が残っていた。さらに足跡は二組。大きさや特徴は完全には一致しないものの、どちらも祐辰安とよく似た体格の人物によるものだった。

これによって、祐辰安が殺人者だったのか、それとも誰かに狙われた被害者だったのか、ますます分からなくなる。

その頃、交州では刺史夫人が韓績に一通の手紙を渡す。刺史宛てに届けられたものだが、本人が不在のため勝手に開けられなかったという。韓績が中を見ると、そこには皇帝の手諭が入っていた。そこには「外臣はなお在り、兵を動かすな」と記されている。韓績は、京にいるはずの刺史宛ての命令が、なぜ交州へ届いたのかと疑問を抱く。

一方、高羅遷は仵作に祐辰安の遺体を調べさせる。しかし検視を終えた仵作を、彼は口封じのため殺してしまう。

冷月は密道の出口を突き止め、わざと呉江に冷少尹へ知らせるよう指示する。案の定、その情報は高羅遷にも伝わり、彼は自ら現場へやって来る。冷月が密道について説明している隙に、楚楚は使節団のもとへ向かう。

楚楚は祐辰安の友人として最後の別れを告げたいと申し出る。侍女に案内されて遺体と対面した楚楚は、すぐに違和感を覚える。傷口の状態が祐辰安のものと一致しないのだ。

これまで何度も祐辰安の身体を見てきた楚楚だからこそ分かる微細な違い。さらに旧傷の位置も異なっていた。楚楚は、この遺体が祐辰安本人ではないと確信する。

高羅遷が戻ると、その事実を知って激怒する。実は仵作から、この遺体は易容によって別人に変えられていると聞かされていた。高羅遷は、自分が騙されていたことを悟る。

そして、真実に近づいた楚楚を口封じしようと、刺客を差し向ける。皇帝はただちに禁軍を派遣して楚楚と冷月を守らせる。

冷月は急いで戻り、刺客が王府に入り込んだことを楚楚に知らせる。楚楚は動揺せず、冷月には遺体を守るよう命じ、自分は皇帝に直接報告するため宮中へ向かう。

しかし、その途中で刺客が姿を現す。呉江は身を挺して楚楚を守り、「早く逃げてください」と叫びながら刺客を食い止める。冷月も途中で禁軍と合流し、刺客がまだ王府にいると知って急いで引き返す。

その一方で皇帝は、蕭瑾瑜と景翊に死罪を命じる。高羅遷は三日の期限が来たと主張するが、皇帝は事件には隠された事情があるとして、楚楚に事情を説明させることにする。

やがて大殿に楚楚が姿を現す。彼女を見た高羅遷は、驚愕の表情を浮かべるのだった。

 

第19話の見どころ

祐辰安の遺体が偽物だと確信した楚楚は、指印と傷口という確かな手掛かりをもとに真相を訴えます。しかし高羅遷は証拠を隠滅し、楚楚にも毒の魔手が迫ることに。さらに蕭瑾瑜は楚楚を救うため、自ら罪を背負うという苦渋の決断を下します。仲間たちの覚悟と絆が試される一話です。

第19話のあらすじ

皇帝に召された楚楚は、重い足取りで大殿へ入る。彼女の脳裏には、直前に目にした惨状が焼きついていた。刺客から自分を逃がすため、呉江が命を懸けて戦い、目の前で倒れたのだ。

それでも楚楚は取り乱さず、事件に潜む数々の疑問を一つずつ説明する。

まず、死んだ人物は祐辰安本人ではない。寺には外へ通じる密道があり、その中には二組の足跡が残されていた。一方は祐辰安のもの、もう一方は本当の死者のものだった。そして、密道には後者が数日間生活していた形跡がある。

楚楚はさらに、密道に仕掛けられた罠が祐辰安自身によって設計された可能性を指摘する。祐辰安は自分の代わりに別人を死なせるため、相手を密道へ誘い込み、身代わりとして使ったのではないか。

高羅遷は、推測だけでは証拠にならないと反論する。楚楚は冷静に、遺体の傷口が祐辰安のものとは異なることを説明する。そして決定的な証拠として、遺体の手に花の汁を付着させて指印を取ったことを明かす。

以前、三法司で祐辰安が残した指印と比較すれば、二人が別人であることを証明できる。楚楚は冷月に遺体を守らせ、皇帝の許可が下り次第、指印を採取するつもりだった。

しかし高羅遷はすでに手を打っていた。遺体は焼かれ、証拠は消滅してしまう。高羅遷は「期限はもう過ぎた」と主張し、これ以上の捜査を認めようとしない。

その頃、蕭瑾瑜と景翊は連行されようとしていた。兵を率いる者は、南趙の無理な要求によって二人に枷をつけることを嫌がる。しかし景翊は笑い、「これは屈辱ではなく、自分たちの栄誉だ」と言い切る。

景閣老もまた、二人を見捨てない。大唐の律法に照らせば、この事件は疑罪に当たるとして、自ら全財産を投じても蕭瑾瑜と景翊の贖銅を支払う覚悟を示す。高羅遷は怒りを募らせるものの、法の前ではそれ以上手を出すことができない。

その瞬間、楚楚が突然血を吐く。身体から力が抜け、その場に倒れ込んでしまう。皇帝は顔色を変え、ただちに楚楚を運ぶよう命じる。そして蕭瑾瑜と景翊については、ひとまず拘束するよう口頭で命じる。

斉元が楚楚を診察すると、蜂毒による中毒だと判明する。しかし、どの種類の蜂毒なのかまでは分からない。

楚楚が毒に侵されたことを知った蕭瑾瑜は、ある決断をする。今のままでは景翊が動けない。自分が罪を認めれば、景翊を外へ出して祐辰安の行方を追わせることができる。

やがて二人は拘束場所から出される。蕭瑾瑜は、祐辰安から呼び出された際、相手に侮辱され、景翊が手を出したのだと説明する。そして、背後から放った矢も景翊によるものだと証言する。

さらに蕭瑾瑜は、死んだ人物が祐辰安ではない以上、仮に景翊が人を殺したとしても南趙とは無関係だと主張する。しかし高羅遷は納得せず、景翊を南趙側で拘束するよう要求する。

皇帝はこれを拒否し、景翊を府に軟禁し、京兆府と礼部が共同で監視することを決定。蕭瑾瑜は無罪として釈放され、祐辰安の行方を探す役目を与えられる。

景翊は冷月へ一通の手紙を書き、蕭瑾瑜に託す。皇帝は蕭瑾瑜を呼び、「自分が授けた爵位を、本人が辞めたいからと勝手に返上できるものではない」と告げる。そして蕭瑾瑜が急いで捜査に戻ろうとしている本当の理由が、楚楚の中毒を知ったからだと見抜いていた。

蕭瑾瑜はすぐに楚楚のもとへ向かう。楚楚は昏睡状態にあり、まだ解毒方法は見つかっていない。蕭瑾瑜はただ黙って彼女のそばに座り、目を覚ますのを待つ。

その後、蕭瑾瑜は冷月に景翊が自分の身代わりになったことを伝える。冷月は動じることなく、蕭瑾瑜に従うと決めた時から、命を懸ける覚悟はできていたと答える。南趙が奇策を重ねてくる今、それに対抗できるのは蕭瑾瑜だけだと信じているのだ。

蕭瑾瑜は、刺客に殺された呉江を見舞う。仲間を失った悲しみは大きく、普段冷静な彼も深い痛みを隠せない。

そして景翊の手紙を冷月へ渡す。手紙を読んだ冷月は、景翊が「放妻書」を書いたことに腹を立てたふりをし、彼を懲らしめに行くと言う。蕭瑾瑜は、今は軟禁中で会えないから、外に出てからゆっくり叱ればいいと笑う。

さらに蕭瑾瑜は、祐辰安は南趙へ戻るため必ずどこかの道を通るはずだと推測し、冷月に帰国の経路で待ち伏せるよう指示する。

一方、楚河についても調査を終え、彼が祐辰安に利用されただけだと判断する。蕭瑾瑜は楚河を解放することにし、祐辰安に以前何か不審な行動がなかったか、親しくしていた人物はいなかったかと尋ねる。しかし楚河は何も思い当たらないという。

そんな中、蕭瑾瑜の視線が庭の鳩に止まる。祐辰安が楚河の鳩をよく可愛がっていたことを思い出し、何かを思いついたように鳩を見つめるのだった。

 

第20話の見どころ

祐辰安が残した謎の鳩から、逃亡の裏にある秘密を探る蕭瑾瑜。一方、楚楚は未知の毒に倒れ、生死の境をさまよいます。高羅遷の罠にかかった景翊を救うため、楚楚と冷月も大胆な作戦に動き出すことに。さらに南趙へ戻った祐辰安の前には、かつて命を救った李璋が現れ、事件の裏側が少しずつ明らかになります。

第20話のあらすじ

蕭瑾瑜は楚河の庭にいる鳩の群れを見つめ、その由来を尋ねる。楚河によれば、鳩は前の店主が飼っていたもので、店を引き継いだ後もそのまま世話を続けているという。しかも祐辰安はこの鳩を気に入っており、たびたび訪れては鳩と遊んでいた。

さらに楚河は、前の店主とは一度しか会ったことがないものの、いつも一人の女性を連れていたことを思い出す。女性は中原風の服装をしていたが、その顔立ちには南趙人らしい特徴があった。

蕭瑾瑜は、鳩が祐辰安と外部をつなぐ連絡手段だった可能性に気づく。そして楚河には、これまで通り鳩を大切に世話するよう頼む。

一方、楚楚の毒を治すため、蕭瑾瑜と斉元たちは各地から名医を集めて治療法を探していた。しかし、誰もこの毒を見たことがなく、正体すら分からない。斉元は、毒そのものが判明しているなら、その毒が採取される土地に解毒の手掛かりがあるかもしれないと考える。

今は薬で楚楚の心脈をかろうじて安定させるしかない。しかもその薬は非常に高価だった。蕭瑾瑜は迷うことなく連翹に屋敷の銀をすべて持ち出すよう命じ、不足するなら財産を売ってでも楚楚を救うよう指示する。冷月も景府へ向かわせ、同じように資金を集めるよう頼む。

その頃、高羅遷は祐辰安が死を偽装して生き延びたことを知り、激しく動揺する。三法司に先に祐辰安を見つけられれば、すべての計画が崩れてしまう。そこで彼は景翊から鬼差と長寿の行方を聞き出し、その後で口封じすることを考える。

高羅遷は景翊に酒を大量に飲ませ、さらに薬を使って女性を近づける。しかし、酔っているように見える景翊は完全には意識を失っておらず、相手の狙いを察していた。

そんな中、冷月から祐辰安を見た人物がいるとの報告を受けた蕭瑾瑜は、彼が南趙へ戻ろうとしていると確信する。

一方、斉元は古い書物から、楚楚の毒に対する解毒薬の記録を見つける。しかし、その薬は長安では手に入らなかった。

すると楚楚が眠りの中で見た夢を語る。自分と家族が黔州へ向かい、そこで巫医の老人に会った夢だという。蕭瑾瑜は、楚楚の父が残した薬草集を探し始める。そこに解毒薬の別名が記されているかもしれないからだ。

二人は薬草集の中からついに手掛かりを見つけ、すぐに人を派遣して薬を入手する。斉元が薬を使うものの、あとは楚楚自身の生命力に委ねるしかなかった。

蕭瑾瑜は楚楚のそばを片時も離れず、連翹たちも彼女の回復を祈り続ける。

そしてついに、楚楚がゆっくりと目を開く。喜びに包まれる蕭瑾瑜は、父親が残した薬草の記録が二人を救ってくれたのだと伝える。そして、二人の両親もきっと天から自分たちを見守っていると語りかける。

一方、南趙へ戻った祐辰安は、南趙王の出迎えを受ける。南趙王は息子の功績を大いに称え、褒美として何を望むのかと尋ねる。

祐辰安が求めたのは、自分の身分を正式に取り戻すことだった。南趙王は以前からそのつもりだったと答えるものの、実現には慎重な準備が必要だという。

そこへ大王子が現れる。南趙王は大王子に対し、祐辰安から今回の功績について学ぶよう命じる。兄弟の間には、表面上の穏やかさとは裏腹に、張り詰めた空気が漂う。

大唐では、楚楚が景翊の安否を心配する。蕭瑾瑜は、高羅遷も景翊を簡単には殺せないが、何らかの苦痛を与える可能性はあると考えていた。

そこへ冷月が戻り、祐辰安の行方はいまだつかめていないと報告する。蕭瑾瑜は、そんな冷月に景翊と会う方法があると告げる。ただし、一人で行動し、絶対に失敗してはいけない作戦だった。

楚楚は冷少尹にも協力を求める。高羅遷が景翊に女性を近づけようとしていることを逆手に取り、景翊の部屋へ「女性」を送り込むというのだ。景翊に何かあれば、冷月と同族である冷少尹にも責任が及ぶとほのめかされ、冷少尹は渋々協力する。

部屋へ入った女性の正体は冷月だった。二人は高羅遷に聞かせるため、わざと親密なやり取りを演じる。外で聞き耳を立てていた高羅遷は、景翊も美女には抗えないのだと思い込み、警戒を緩める。

その隙に冷月は景翊へ救心薬を手渡す。

一方、南趙では祐辰安が李璋を訪ね、自分の計画に力を貸してくれたことに礼を述べる。李璋は祐辰安から見せられた図譜を見て今回の策を思いつき、さらに蕭瑾瑜の体格を探るための手配までしていた。

李璋は図譜がどこから来たのか気になっていたが、祐辰安の表情を見て、それ以上は尋ねない。かつて李璋が狂人のふりをして逃げ延びた際、命を救ったのは祐辰安だった。その恩から、彼のために動いていたのだ。

その時、李璋のもとへ密報が届く。楚河が驛站で祐辰安を待っているという。

祐辰安はすぐに驛站へ向かう。再会した楚河は、祐辰安の前に跪き、切実に助けを求める。

「楚楚を救ってほしい」

祐辰安は、その言葉を聞いて表情を変える。大唐に残した人々の中で、今も自分を信じてくれている者のために、再び動き出すのだった。

 

宮廷恋仕官II ~無敵のふたり、難事件に挑みます~ 21話・22話・23話・24話 あらすじ

宮廷恋仕官II ~無敵のふたり、難事件に挑みます~ 各話あらすじ キャスト・相関図

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