ディープ・アイズ 2025年 全26話 原題:深情眼 Deep Affection Eyes
目次
第17話 仕掛けられた罠と揺れる二人の心
第17話見どころ
離婚を決意した葉濛と、彼女を手放したくない李靳屿。二人の間にはまだ気持ちが残っているものの、母親の死の真相を追う葉濛と、それを止めようとする李靳屿の溝は深まっていきます。さらに、海藍港を巡る妨害工作の裏に江露芝が関わっている可能性が浮上。葉濛が仕掛けた巧妙な探りによって、思わぬ人物の名前が飛び出します。
第17話あらすじ
葉濛は李靳屿に、なぜ祖母たちを自分たちの離婚話に巻き込んだのかと問いただす。しかし李靳屿は、自分が祖母たちを呼んだわけではないと否定する。葉濛の祖母は、江北から戻ってきた孫娘がすっかり憔悴していることを心配し、自ら作った鶏スープを持ってきていた。葉濛は食事を済ませたばかりだから飲めないと断るが、祖母は彼女が遅くまで働かされていることを知ると、そんな会社なら辞めてしまえばいい、自分が老板を叱ってやると怒る。
その後、祖母たちは二人の結婚生活を立て直そうと、李靳屿の祖母と一緒に麻雀を始める。さらに二人の叔母まで呼び寄せ、葉濛と李靳屿を同じ部屋に追い込む。結果的に二人は同じ部屋で一晩過ごすことになり、離婚を考えている葉濛にとっては何とも気まずい状況となる。
翌日、海藍港のプロジェクトをめぐって、ネット上に大量の悪評が投稿される。建物の内装から基準値を超えるホルムアルデヒドが検出されたという情報まで流れ、世間から一斉に批判を浴びる。しかし葉濛は慌てることなく、すでに準備していた検査報告書を公開する。実際には建物の品質に問題はなく、投稿された情報が虚偽だったことが判明。短時間で世論は逆転する。
葉濛はこの騒動を逆手に取り、相手がわざわざ宣伝費を使わずに話題を作ってくれたと考え、新しい方法でプロジェクトを宣伝することを決める。ところがその後、葉濛は江露芝が一人の男と密会し、金を渡している場面を目撃する。不審に思った葉濛は後を追う。
李靳屿と程開然も合流し、二手に分かれて調査することになる。葉濛が男を追いかけると、男は彼女に気づき、突然ナイフを取り出す。危険を察知した李靳屿が駆けつけ、葉濛を守る。しかし男が持っていたナイフは偽物だった。一方、程開然は江露芝を追跡するが、彼女はそのまま自宅へ戻ってしまう。
その後、勾恺が葉濛のもとを訪れる。そこにいた乔麦麦は葉濛を「嫂子」と呼び、勾恺は二人の関係に気づく。酒吧では、事情を知らない人物が葉濛と程開然の関係を誤解し、二人は離婚寸前なのだから別れたほうがいいと程開然に忠告する。さらに勾恺は程開然に金を渡して葉濛から離れさせようとするが、程開然は五百万元という途方もない金額を提示し、勾恺を怒らせる。
葉濛は江露芝に対して、「周雨という人物に襲われた」とわざと話す。すると江露芝は、まだ名前を教えていないにもかかわらず「周雨が葉濛に手を出したのか」と反応する。これにより葉濛は、江露芝が周雨を知っていることを確信する。
その後、葉濛と江露芝は二人で酒を飲み、本音を語り合う。江露芝は昔から葉濛の容姿を羨ましく思っていたと告白し、葉濛もまた、勉強ができて人前で堂々と話す江露芝を羨ましく思っていたことを明かす。江露芝は会社を辞めることを決意し、李靳屿と取引したことも口外しないと約束する。
一方、勾恺は李靳屿をレース場へ連れ出し、二人は車で勝負することに。葉濛は李靳屿が以前「車を運転できない」と言っていたことを思い出し、また自分に嘘をついていたのではないかと疑う。李靳屿には、決して葉濛には話せない過去があった。
第18話 過去の事故と、初めて明かされる本心
第18話見どころ
李靳屿が「運転できない」と言っていた理由が明らかになります。幼い頃、父親と乗った車が事故に遭い、父を救えなかった記憶が彼の心に深く残っていました。葉濛はその過去を知り、李靳屿が自分を守ろうとする理由を理解していきます。そして二人の関係を揺るがす勾恺の存在をよそに、李靳屿と葉濛の距離は再び縮まっていきます。
第18話あらすじ
葉濛は、李靳屿が以前「車を運転できない」と言っていたにもかかわらず、レース場で巧みに車を操っていることを知り、また自分を騙していたのかと問いかける。李靳屿は、自分が葉濛に隠していたことを認める。そして、自分が運転できることを知られたくなかった理由を語り始める。
李靳屿は幼い頃、父親と一緒に車に乗っていた。車内で、李靳屿は自分が父親の実の息子ではないのかと尋ねる。父親は驚きながらも、血のつながりなど関係なく、自分にとって李靳屿は本当の息子だと伝える。なぜ今まで教えてくれなかったのかと尋ねる李靳屿に、父親は何かを説明しようとする。
しかし、その直後に車が事故を起こし、道路から転落してしまう。父親は負傷しながらも李靳屿を車外へ引きずり出し、自分を置いて逃げるよう命じる。車体から火が上がり始め、李靳屿は父親を助けようとするが、すでに手遅れだった。目の前で父親を失ったことが、李靳屿の心に大きな傷として残っていた。
葉濛はその話を聞き、李靳屿が自分を過剰なほど守ろうとしていた理由を理解する。李靳屿は、もしあの頃の自分にもっと力があれば父親を助けられたのではないかと、長年後悔していた。そして今、自分が好きになった葉濛だけは絶対に傷つけたくないと思っている。しかし、その守り方が葉濛にとっては隠し事や束縛に見えてしまっていた。
葉濛は李靳屿の運転技術に文句を言い、自分が運転すると言ってハンドルを握る。二人の間には少しずつ以前のような空気が戻っていく。
一方、邰明霄は二人を待つゴール地点に、密かに告白のための飾り付けを準備していた。しかし先に到着した勾恺が状況を見て、すぐに撤去するよう指示する。勾恺は葉濛への気持ちを諦めきれず、彼女との思い出を作ろうとしていた。
その後、皆で団体旅行を楽しむことになる。ゲームの途中、邰明霄は葉濛に、もし李靳屿と勾恺のどちらか一人を選ぶなら誰を選ぶのかと尋ねる。葉濛は、仕事の面では勾恺は優秀な上司だと答える。一方、李靳屿については、もう少し部下に優しくしてほしいと話す。この言葉を聞いた李靳屿は複雑な表情を浮かべる。
夜、葉濛が部屋に戻ると、そこには勾恺が用意した飾り付けが残されていた。葉濛は自分の知らないところで用意されたことに困惑する。そこへ李靳屿もやって来て、二人きりになる。葉濛は、まだ完全に彼を許したわけではないと告げる。しかし、過去の話を聞いたことで、李靳屿への見方は確実に変わっていた。
二人は互いの気持ちを確かめるように抱きしめ合い、キスを交わす。その場面を偶然、邰明霄が見てしまう。慌ててその場を離れ、勾恺が部屋へ向かうのを必死に止める。勾恺は不審に思うものの、邰明霄は何とかごまかす。
その後、邰明霄は程開然にも、葉濛のことをもっと注意して見ておくべきだと忠告する。程開然は、葉濛と自分の関係を誤解されていることには何も言えないが、相手が李靳屿だと知ると、彼なら信頼できると答える。
邰明霄は李靳屿にも、葉濛はまだ離婚していないのだから軽率なことはしないよう忠告する。しかし李靳屿は結婚証明書を見せ、実は二人はすでに正式に夫婦になっていることを明かす。邰明霄は驚愕する。二人が結婚を隠していたのは、李凌白に知られたくなかったからだった。
第19話 秘密の結婚と、ついに暴かれた二人の関係
第19話見どころ
秘密の結婚生活を続ける葉濛と李靳屿は、周囲に夫婦だと知られないよう必死に振る舞います。しかし李凌白が送り込んだ林泱泱が現れ、二人の関係は一気に危うくなります。一方、方雅恩はついに陳健との離婚を成立させ、新しい人生へ踏み出すことに。そして酒吧で葉濛を守る李靳屿を見た林泱泱は、二人の本当の関係を知ってしまいます。
第19話あらすじ
李靳屿と葉濛が実は夫婦であることを知った邰明霄は、二人の秘密を守るため、必要以上に彼らを監視するようになる。二人が少し目を合わせただけでも、すぐに間に入って距離を取らせるほどだった。李靳屿は、そんな邰明霄にそこまで神経質になる必要はないと伝える。それよりも、葉濛に近づこうとする勾恺を警戒したほうがいいと忠告する。
そんな中、勾恺が葉濛のもとへやって来て、前日の夜になぜ早く帰ったのかと尋ねる。邰明霄は慌てて勾恺を連れ出し、仕事の契約書にサインしてほしいと話をそらす。
葉濛と李靳屿は、もう秘密を抱え続けることに疲れ始めていた。葉濛は勾恺にはっきりと、前日の夜は夫に会いに行っていたと伝える。そして自分たちはすでに仲直りしたから、勾恺にももう可能性はないと告げる。
一方、勾恺は仕事のため江北へ戻ることになり、邰明霄に葉濛の周囲に近づく男をしっかり見張るよう命じる。特に李靳屿を警戒するように念を押す。
その頃、李靳屿と葉濛が会社のオフィスで二人きりになっているところへ、林泱泱が突然戻ってくる。林泱泱は李靳屿の母親である李凌白から連絡を受けてやって来たのだ。李凌白から林泱泱を丁重にもてなすよう指示された李靳屿は、仕方なく彼女の相手をする。
葉濛は人前では李靳屿との関係を隠さなければならず、林泱泱にも「自分は李靳屿とはそれほど親しくない」と装う。食事の席では、林泱泱が李靳屿の好きなものを葉濛に尋ねる。しかし葉濛は何も知らないふりをする。さらに葉濛がすでに結婚していることを知った林泱泱は驚き、彼女と連絡先を交換して、結婚生活について教えてほしいと頼む。
その後、李靳屿は葉濛にこっそり食べ物を届ける。葉濛は、林泱泱をホテルまで送っていったのではないかと少し嫉妬するが、李靳屿はわざわざ葉濛のために買ってきたものだと説明する。二人の間には再び甘い雰囲気が戻ってくる。
しかし葉濛は、林泱泱から連絡先を交換したうえ、李靳屿の情報を探る「スパイ役」を頼まれたことを明かす。李靳屿は驚き、林泱泱は李凌白と同じく、感情より利益を優先する人間だと警戒する。そして、もし彼女に葉濛が嘘をついていることが知られれば、危険な状況になる可能性もあると忠告する。
一方、方雅恩はついに離婚を決意する。息子にも事情を説明し、息子は母親の決断を支持する。裁判所で離婚が成立し、子供の親権も方雅恩が持つことになった。裁判所を出た方雅恩は、真っ先に葉濛へ電話をかけ、ようやく自由になれた喜びを伝える。
その夜、葉濛と方雅恩は酒吧へ遊びに行く。二人が男たちに声をかけられていると知った李靳屿は、程開然に案内されて店へ向かう。そして葉濛に近づいてくる男たちの前に立ち、「彼女は自分の妻だ」と告げる。
その姿を偶然、林泱泱が目撃する。林泱泱は二人の後をこっそり追い、李靳屿が葉濛を連れて店を出るところを見る。そして二人が人目もはばからずキスを交わす姿を目撃し、言葉を失う。
林泱泱は、葉濛と李靳屿がただの同僚でも友人でもなく、正式な夫婦だったことをついに知ってしまう。
第20話 母の過去と、明らかになる衝撃の真実
第20話見どころ
林泱泱が葉濛と李靳屿の秘密を知る一方、葉濛は母親の死に隠された過去へとついにたどり着きます。程開然の調査によって、王興生と「海藍港」の詐欺事件、そして母親が育った福利院が一本につながっていたことが判明。母親の自殺を自分のせいだと思い続けてきた葉濛は、父親から真実を聞かされ、長年抱えてきた苦しみと向き合うことになります。
第20話あらすじ
程開然は方雅恩を家まで送り届ける途中、これから再婚するつもりがあるのかと尋ねる。方雅恩は、今はもう誰かと結婚することなど考えていないと答える。長い結婚生活から解放され、ようやく自分自身の人生を自由に選べるようになったことを実感していた。程開然はそんな方雅恩への想いを少しずつ強めているものの、なかなか一歩を踏み出せない。
一方、林泱泱は李靳屿を食事に誘い、「海藍港三期」の話を持ち出す。そして、自分は長年李靳屿を好きだったと告白する。もともと李家との政略結婚のために来たことも明かし、結婚後は李靳屿が外で誰と付き合おうと構わないとまで言う。
さらに林泱泱は葉濛の父親を呼び出す。葉濛の父親は今回の事業で協力する銀行の責任者だった。林泱泱は自分の立場を利用して李靳屿を追い込もうとするが、李靳屿は彼女のやり方を見抜く。そして、利益のために裏で小細工をする人間は好きではないとはっきり告げる。
その後、李靳屿は程開然のもとを訪れ、自分が葉濛の父親からあまり良く思われていないことを嘆く。程開然は、葉濛の父親は頭が良く、学歴の高い人間を好むから、大学の学歴を作ればいいと冗談半分に提案する。李靳屿はそんな方法が通用するのかと呆れる。
その後、李靳屿は葉濛の父親と一緒に釣りへ行く。李靳屿が使っている餌に魚がよく食いつくと、彼は葉濛の父親にも試してみるよう勧める。最初は興味を示さなかった父親も、実際に餌を使ってみると釣りを楽しみ始める。帰宅後には自分で魚を調理しようとするものの、李靳屿にも手伝わせる。そして最後に、葉濛を大切にしてやってほしいと伝える。李靳屿は、必ず葉濛を幸せにすると約束する。
その頃、程開然はついに周雨を見つける。周雨は現在、福利院で暮らしていた。かつて王興生が「海藍港」の事業を進めた際、彼は外地から来た人物だったため、地元ではなかなか信用されなかった。そこで福利院と協力関係を結び、信頼を得ようとした。しかし、最終的に王興生は資金を持ち逃げし、福利院は大きな被害を受けた。さらに、周雨を養子に迎える予定だった家族まで彼女を引き取ることを断ってしまったという。
葉濛が資料や写真を確認すると、その福利院が母親が幼い頃に育った場所だと判明する。葉濛と李靳屿はすぐに福利院へ向かい、周雨と直接会う。周雨は葉濛たちを見ると怒りを露わにするが、院長が間に入り、当時の事情を説明する。
そして院長が見せた古い投資資料には、なんと葉濛の母親の名前が記されていた。
家に戻った葉濛は、祖母に母親がこの事件に関わっていた理由を問いただす。しかし祖母は、もう終わったことだから話したくないと口を閉ざす。それでも葉濛は、誰も教えてくれないなら自分で調べると譲らない。
ついに祖母は、当時の事情を語り始める。葉濛の母親は友人から投資話を持ちかけられ、利益が出ると信じて参加した。しかし事件が発覚すると、出資者たちが福利院へ押しかけ、母親まで詐欺に関与したかのように責められた。母親自身も騙された側だったにもかかわらず、世間から責任を追及されることになったのだ。
葉濛は、なぜ今まで何も教えてくれなかったのかと祖母を責める。そこへ父親が現れ、すべて自分の判断だったと明かす。娘に母親の過去を背負わせたくなかったのだという。
真実を知った葉濛は涙を流す。これまで母親が自殺したのは、自分の成績が悪かったから、自分が母親を失望させたからだと思い続けてきた。しかし実際には、母親は投資詐欺に巻き込まれ、追い詰められた末に命を絶っていた。
葉濛は父親に対して、ずっと真実から逃げていただけではないかと責める。李靳屿はそんな葉濛を支え、父親とも向き合うよう促す。父親も、自分はただ葉濛を傷つけたくなかったのだと本心を打ち明ける。長年すれ違っていた父娘は、ようやく母親の死について正面から話し合い、少しずつわだかまりを解いていく。
その一方で、故郷の小さな漁村では再開発による立ち退き問題が持ち上がる。葉濛の父親は、地域を発展させるためには再開発が必要だと考えており、計画を支持する。母親の過去だけでなく、故郷の未来まで巻き込む新たな問題が、葉濛たちの前に立ちはだかろうとしていた。
















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