臨江仙 ~宿敵となった愛しき人~

臨江仙 ~宿敵となった愛しき人~

臨江仙 ~宿敵となった愛しき人~ 11話・12話・13話・14話・15話 あらすじ

臨江仙 ~宿敵となった愛しき人~ 2024年 全32話 原題:临江仙

第11話 あらすじ

龍淵は李青月こそ四霊仙尊・花如月だと確信し、白九思に神器・翻天印で彼女を永久に封印するよう強く進言する。一方、目を覚ました張酸は、命尽きた蕭靖山から受け継いだ恩に報いるため、自ら墓を築いて供養する。その頃、龍淵は弟子たちを率いて白九思の前にひざまずき、李青月の封印を迫る。

苦悩する白九思は瞑想の中で四境尊者や玄天使者と対面し、「四霊仙尊が再び現れれば三界は大災厄に見舞われる」と警告を受ける。それでも白九思は無量碑は自分が守り抜くと誓うが、玄天使者から「李青月が花如月かどうかは、お前自身が最も分かっているはずだ」と指摘され、心を揺さぶられる。

その後、張酸は牢から李青月を救い出そうとするが、白九思が立ちはだかり、再び彼女へ花如月であることを認めるよう迫る。李青月は剣を向け、「私は李青月であり、誰かの身代わりではない」と言い切る。張酸は重傷を負いながらも彼女を連れて逃げ出すが、龍淵たちに阻まれ、二人は再び捕らえられてしまう。さらに張酸は噬心蠱の苦しみに倒れ、李青月は彼を救うため自らを傷つける。その姿を見た白九思は、彼女が他の男のために命を削ったことへ激しい嫉妬と怒りを覚えるのだった。


第12話 あらすじ

玄微長老は天からの呼びかけを感じ取り、浄雲宗の長老や弟子たちを率いて九重天へ向かう。天姥峰では李青月と白九思が対峙し、駆けつけた玄微は李青月へ恭しく礼を尽くす。その姿に白九思は驚きを隠せないまま、仙界と人間界の者たちによる激しい戦いが始まる。

戦いの最中、白九思は李青月に「なぜ私を殺そうとするのか」と問いただすが、彼女は「あなたは死ぬべき人だから」とだけ答え、命を懸ける覚悟で翻天印を発動する。さらに血印によって二人を翻天印の内側へ閉じ込めると、巨大な印が落下し、二人はその場から姿を消してしまう。

気がつくと二人は松鶴県へ飛ばされていた。紅葉の林で目覚めた李青月は婚礼の行列を追って鴻蒙廟へたどり着き、新郎新婦の姿に、かつて白九思と情劫を乗り越えるため夫婦として暮らした四百年前の日々を思い出す。そこへ白九思が現れ、李青月は攻撃しようとするものの力尽きて倒れ、彼に抱きかかえられる。白九思は、自分は以前から李青月の正体を知っており、あえて知らぬふりをして真実を語るのを待っていたと打ち明ける。半信半疑の李青月を前に、二人は四百年前の記憶をたどるように、過去の物語へと引き込まれていく。


第13話 あらすじ

物語は四百年前へ遡る。情劫を乗り越えるため人間界で夫婦として暮らしていた白九思と花如月は、穏やかな日々を送っていた。無茶をした花如月を白九思は優しくたしなめ、人間の因果へ不用意に介入すれば玄天使者が現れ、自分でも守り切れなくなると諭す。反省した花如月は素直に謝り、二人は改めて情劫に専念することを誓う。

やがて長い歳月が流れ、栖遅斎では幼い頃から仕えてきた孟池が忠実な執事として暮らしていた。花如月は仙人と人間は共に生きられないと考え、財産を渡して孫・懐瑜のために新しい人生を歩むよう勧める。しかし孟池は恩義に報いるため、生涯二人に仕えることを望み、その願いを貫く。花如月と白九思が旅に出た後も、孟池は栖遅斎を守り続けた。

老境に達した孟池のもとへ、孫の孟長琴が汚職の濡れ衣を着せられ処刑されるという知らせが届く。孟池は花如月へ助けを求めるが、人間の運命には介入できないとして断られてしまう。その夜、孟池は静かに息を引き取り、花如月は彼の部屋で色彩豊かな絵を見つける。色を見分けられないはずの孟池が心で描いた世界に深く胸を打たれた花如月は、自らの決意が揺らぎ始める。そして処刑場では、多くの民が孟長琴の助命を訴えていた。


第14話 あらすじ

孟長琴は困っている母娘を助け、わずかな所持金まで差し出すほどの実直な人物だった。花如月は彼が罪人となった理由を尋ね、飢饉に苦しむ民を救うため独断で官倉を開放した結果、罪を着せられたことを知る。自分をかばうため松鶴県へ戻らないと言う孟長琴と別れた花如月は、迎えに来た白九思と再会する。白九思は彼女を気遣うものの、花如月はなおも孟長琴を見捨てられず、再び彼のもとへ向かう。

逃亡中の孟長琴は官兵に追い詰められるが、花如月が密かに術で砂嵐を起こし、命を救う。西黄廟で傷を癒やす花如月を孟長琴は献身的に世話し、冗談交じりに弟子入りを願い出る。やがて二人は飢えで滅びた村を目の当たりにし、孟長琴は人々を救わない神々への怒りをあらわにして神像へ刀を突き立てる。その真っすぐな思いは花如月の胸を強く打つ。

翌朝、花如月は孟長琴の血を竹へ宿し、彼の身を守る護りとしたうえで栖遅斎へ戻る。しかし屋敷では白九思が彼女に愛想を尽かし、別の縁談相手と見合いをしている最中だった。思いがけない光景を目にした花如月は、複雑な感情に包まれる。


第15話 あらすじ

白九思は、孟長琴と関わり続ければ花如月が危険に巻き込まれると忠告する。花如月は孟長琴を救った後は二度と人間の運命へ介入しないと約束し、白九思も見合いをやめて彼女とともに栖遅斎へ戻る。二人は再び穏やかな日々を取り戻すが、花如月は通霊の術で孟長琴の様子を見守り続けていた。白九思は呆れながらも、竹が青々と育ち続けるよう願い、遠くから彼の無事を祈る。

三年後、庭の竹が突然枯れ始めたことから、花如月は孟長琴の身に異変が起きたと悟る。再会した彼は貧しい暮らしを送りながらも、人々を苦しめる旱龍を討とうとしていた。花如月は屋敷へ戻るよう勧めるが断られ、ならば自ら力を貸そうと巫居山へ向かう。そこにいた旱龍は、人間を虫けら同然と見下し、天界から特別な恩賞を受けていることを理由に要求を拒絶する。

怒った花如月は旱龍との戦いに挑むが、その行動を知った玄天使者は白九思へ彼女を止めるよう命じる。そして花如月には「神を傷つけ、天の理を乱した」として天雷が降り注ぐ。それでも花如月は必死に耐え、孟長琴へ旱龍を討つよう促す。孟長琴は揺るがぬ信念で見事に旱龍を討ち果たし、長く続いた干ばつに終止符が打たれ、大地には再び豊かな命が戻るのだった。

 

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