入青雲

入青雲

入青雲 29話・30話・31話・32話 あらすじ

入青雲 2025年 全36話 原題:入青雲

第29話の見どころ

青雲大会の舞台が尭光山へ移り、物語は新たな局面を迎えます。晁衡が明意の正体と博氏の血筋に目を付け、捕縛計画を進める一方、司徒嶺も独自に暗躍し、各勢力の思惑が複雑に交錯。紀伯宰は変わらぬ深い愛で明意を支え、再び心印を結び直す感動的な場面も描かれます。しかし大会の裏では黒霊芝を巡る陰謀が動き出し、ついに明心が明意を拘束。姉弟の因縁が激しくぶつかり合う、緊迫感あふれる重要エピソードです。


第29話あらすじ

逐水霊洲では、神君・晁衡が明心を呼び出し、これまで伏せられてきた衝撃の事実を明かします。それは、尭光山の太子・明献が実は女性であり、さらに滅びた博氏一族の血を受け継ぐ可能性が高いというものでした。博氏の血筋こそ六境の未来を左右する鍵になると考えた晁衡は、品茶会の開催地を尭光山に定め、明意を生け捕りにするよう命じます。そして魂を操る恐るべき法器を明心へ授け、必ず逐水霊洲へ連れ帰るよう厳命するのでした。

しかし、その密談を司徒嶺は密かに聞き取っていました。彼は明心へ接触し、権力や地位、さらには黄粱夢さえ与えると持ちかけ、自分と手を組むよう誘います。当初は司徒嶺を軽んじていた明心も、彼から強大な力を授けられると態度を一変させ、その取引を受け入れることを決意します。

一方、極星淵では孟陽秋が人付き合いを学ぼうと奮闘していました。不器用な性格ゆえに失敗を繰り返しますが、晨曦や天璣、言笑の励ましを受け、少しずつ前向きな気持ちを取り戻していきます。

やがて青雲大会に出場する一行は尭光山へ向けて出発します。章台は明意と同じ船に乗ろうとしますが、紀伯宰が当然のように制止し、自分の隣へ明意を迎えます。そのあまりにも分かりやすい独占欲に章台は呆れながらも苦笑するのでした。

尭光山へ到着すると、各境の代表たちが集まり大会の準備が始まります。紀伯宰は冷静に役割を割り振りながらも、明意だけには無理をさせず休息を優先させます。その特別扱いは誰の目にも明らかで、不休は主が黄粱夢まで手放した末に、愛する人まで失うのではないかと案じます。しかし紀伯宰は、黄粱夢を渡したことに一片の後悔もないと語ります。明意が生き続けることこそ、自分の願いなのだと静かに打ち明けるのでした。

その頃、司徒嶺は浮月の協力を受け、多くの無主遊霊を集めて力を吸収し続けます。その異様な光景を見た浮月は、司徒嶺が以前とは比較にならないほど危険な存在へ変わりつつあることを実感します。

一方、章台は町で鄭迢と再会します。彼が姿を見せなかった理由は約束を破ったからではなく、青雲大会で優勝し、その褒賞を婚礼の贈り物として迎えに来るためだったと知り、長く胸につかえていた不安をようやく晴らします。

明意と紀伯宰は町を歩きながら、法器を買うことすらできない下三境の斗者たちの厳しい暮らしを目の当たりにします。また、紀伯宰の額に刻まれた印について語り合う中で、彼は両親がすでにこの世にいないのではないかと静かに口にします。その孤独を知った明意は胸を痛め、二人の絆はさらに深まっていきます。

そして迎えた品茶会では、各境の若き実力者たちが次々と霊力を披露します。紀伯宰は圧倒的な実力で会場を魅了しますが、それ以上に周囲を驚かせたのは明心でした。本来の実力をはるかに超える霊力を見せつけたことで、会場は騒然となります。明意は弟の異変に違和感を覚え、紀伯宰も誰かが裏で力を与えていると直感します。

大会では斗者である紀伯宰は出場できず、不休が極星淵代表として戦うことになります。試合を前に紀伯宰と明意は再び心印を結び直し、互いの想いを確かめ合います。

不休は圧倒的な強さで次々と挑戦者を退け、ついに優勝賞品である黒霊芝へ手を伸ばします。しかしその瞬間、黒い影が突如現れ、黒霊芝と明意を奪い去ってしまいます。紀伯宰は犯人が明心であると見抜きながらも、明意なら必ず自力で切り抜けられると信じ、冷静さを失いません。

連れ去られた明意は、かつて自ら作った縛霊索によって拘束されます。明心は黄粱夢を巡る真実を明かし、彼女は王権争いのために利用され続けた駒にすぎないと冷酷に言い放ちます。しかし明意は動揺する素振りを見せながらも密かに反撃の機会をうかがっていました。そして一瞬の隙を突いて拘束を破ると、一気に明心を押さえ込み、形勢を逆転させます。予想外の反撃に明心は愕然とし、姉弟の対決は新たな局面へ突入するのでした。

 

第30話の見どころ

明意の周到な策がついに実を結び、明心との因縁に決着が訪れます。さらに、紀伯宰が密かに黄粱夢で明意を救っていた真実が明かされ、二人は再び深い絆を確かめ合います。そして物語最大級の衝撃となるのが、明意の出生の秘密。君后と博氏一族に隠され続けた過去、そして佘天麟との本当の親子関係が明らかとなり、明意の運命は大きく揺れ動きます。恋愛、陰謀、家族の真実が交錯する、シリーズ屈指の重要回です。


第30話あらすじ

青雲大会の混乱の中、明意はついに明心を追い詰めます。黒霊芝を奪われたように見せかけたのも、すべては彼女が仕掛けた罠でした。明心をおびき寄せ、注事鏡の欠片を手に入れるため、最初から周到な計画を立てていたのです。

思惑どおり姿を現した明心は抵抗を試みますが、今の明意の敵ではありません。わずかな攻防で形勢は決し、明意は明心を圧倒します。これまで私怨から毒を盛り、妖獣を解き放ち、六境を混乱へ陥れた罪を問い詰めると、怒りを抑え切れず、その右腕を折って制裁を加えます。しかし明心が口にした言葉は、彼女の胸に新たな疑念を残しました。離恨天の毒が消えたのは、紀伯宰が密かに黄粱夢を自分へ与えたからではないかという疑いです。

一方その頃、司徒嶺は帝屋木心を完成させるため、自らを犠牲にする修練を続けていました。かつて権力に支配される父や兄のようにはなりたくないと誓っていた彼でしたが、気づけば自らも同じ道を歩み始めていることを痛感します。逐水霊洲の血を引く者として、高みに立つためには魂さえ差し出さねばならない――その現実に苦しむ司徒嶺を、浮月は変わらぬ想いで支え続けます。たとえ彼がどんな姿になろうとも、決して離れないと誓うのでした。

命からがら尭光宮へ戻った明心は、注事鏡が明意の手に渡ったことに恐怖を覚えます。真実が暴かれる前に先手を打とうと、神君へ謁見し、明献が極星淵へ寝返ったと虚偽の報告を行います。さらに明献が女性であることも告げ、神君の怒りを煽ります。神君は直ちに調査を命じるとともに、三日後に明心を正式な太子へ立てることを宣言します。

しかし明心はなおも安心できません。注事鏡が自らの罪を暴くことを恐れ、夢夫人へ相談すると、まず明意が神君の実子ではないことを証明する必要があると考えるのでした。

その頃、明意は黒霊芝から取り出した精華を猫鈴へ注ぎ込み、二十七の消えかけた魂を何とか繋ぎ止めることに成功します。そして紀伯宰へ黄粱夢の真相を問いかけます。

紀伯宰は静かにすべてを打ち明けました。黄粱夢は壊したのではなく、葱油餅へ姿を変え、密かに明意へ食べさせていたのです。それは離恨天の毒から彼女を救うためであり、見返りを求めたことは一度もありませんでした。ただ生きていてほしい――その一心だけだったと語る紀伯宰の真心に、明意は涙を浮かべ、二人は固く抱き合います。

その後、二人は協力して明心を捕らえ、勾魂摂魄の術によって真実を語らせます。明心は沐斉柏や晁衡と結託していた事実を認めるだけでなく、さらに衝撃の秘密を明かします。明意は君后の実の娘ではなく、滅びた博氏一族の血を受け継ぐ存在だったのです。

あまりにも大きな真実に動揺した明意は、紀伯宰とともに尭光宮へ忍び込み、君后へ直接問い質します。

君后はもはや隠し通せないと悟り、二十二年前の出来事を語り始めます。夫である神君との間に愛情はなく、神君は夢夫人だけを寵愛していました。さらに夢夫人の子を太子にすると公言していたため、君后は自らの立場を失う危機に瀕していたのです。

その頃、君后は男子を出産しましたが、その子には霊脈がありませんでした。一方、博語岑は命と引き換えに優れた資質を持つ女児を産み落としていました。博語嵐は愛する人を救う代わりに娘を託し、君后もまた自らの子と地位を守るため、その赤子を我が子として育てることを選びます。それこそが明意の出生の真実でした。

同じ頃、紀伯宰は佘天麟と再会し、さらに驚くべき事実を知ります。佘天麟こそ明意の実父だったのです。かつて尭光山の斗者だった彼は、博語岑と愛し合ったものの、その恋は禁じられていました。君后の助けで自由を得た時には、すでに博語岑は命を落とし、幼い娘も尭光宮へ連れ去られていました。

娘を取り戻せなかった佘天麟は、せめて近くで成長を見守ろうと斗者団の尊者となり、師として明意を育て続けてきたのです。その深い父の愛を知った紀伯宰は、これほど残酷な真実を背負って生きてきた明意を思い、胸を締め付けられます。そして佘天麟に、「いつか本当のことを、自分の口から娘へ伝えるつもりはあるのか」と静かに問いかけるのでした。

 

第31話の見どころ

明意と紀伯宰、それぞれが背負ってきた出生の秘密がついに明らかになります。明意は君后との関係、佘天麟との親子の絆を知り、紀伯宰もまた博語岚に捨てられた過去と本当の血筋に向き合うことに。さらに晁衡が狙う「吞天秘陣」の存在が浮上し、六境を揺るがす巨大な陰謀へと物語が進展します。終盤では明意が尭光山で真実を告発し、紀伯宰が驚きの正体を明かす衝撃の展開が描かれます。


第31話あらすじ

明意は君后から自らの出生にまつわる真実を聞かされ、深い悲しみに沈みます。涙をこらえながら、かつて君后が産んだ本当の子どもの行方を尋ねると、君后は重い口を開きます。

かつてその子は博語岚へ託され、育てられるはずでした。しかし道中で命を落としたと伝えられ、君后はその事実を受け入れるしかありませんでした。とはいえ、心の奥では博語岚が何かを隠しているのではないかという疑念を抱き続けていたのです。それでも宮中での地位を守るため、明献を利用し続けるしかありませんでした。

今、明心を太子に立てる流れが決定的となったことで、君后は冷たく明意へ告げます。もはや自分にとって必要な存在ではない、尭光宮から去るようにと。

そこへ紀伯宰が現れ、静かに明意を連れ出します。その瞬間、彼の額に刻まれた印が淡い光を放ちます。君后はその印を見た瞬間、言葉を失います。それはかつて失った我が子にしかない証だったのです。

本当はすぐに抱きしめたい――そんな想いが胸をよぎります。しかし、長年積み重ねてきた罪への恐れと葛藤から、君后は真実を口にできず、二人を見送るのでした。

宮を離れた明意は、ついに実父・佘天麟と向き合います。彼が長年博語岑の肖像を大切に祀り、さらに博氏の旧宅まで忠実に再建していたことを知り、明意は父が決して自分を忘れていたわけではなかったと理解します。

佘天麟は、明心が逐水霊洲と手を組んでいる事実を知り、尭光山の未来を案じます。明意はもう山の争いには関わらないと言いますが、佘天麟には分かっていました。名誉や地位ではなく、六境の民の安寧を願う心こそが、娘の本質なのだと。

一方、紀伯宰は明心を追及し、晁衡の本当の目的を聞き出します。黄粱夢と離恨天を手に入れようとしていた理由は、単なる青雲大会の勝利ではありませんでした。その背後には、斫金塔に隠された「吞天秘陣」という巨大な計画が存在していたのです。

さらに不休の調査により、博語岚がかつて辺境で紀伯宰の行方を何度も探していたことが判明します。紀伯宰は明意から聞いた師の遺言を思い出し、博語岚が自分を拾った理由には別の意味があったのではないかと考えます。

そして残された記憶を解き放つと、衝撃の過去が蘇ります。博語岚は君后への憎しみから、幼い紀伯宰を辺境へ置き去りにし、その結果、彼は沉渊へ落ち、過酷な運命を歩むことになったのでした。

その頃、明意もまた佘天麟との会話から紀伯宰の身元に気づき、彼を探しに向かいます。しかしその途中、心印を通じて激しい痛みを感じ取ります。

駆けつけた明意が見たのは、涙を流しながら立ち尽くす紀伯宰でした。博語岚の肖像は炎に包まれ、静かに灰へと崩れ落ちていきます。

その夜、紀伯宰は一人で尭光宮へ向かい、君后と対面します。彼は自らの正体を問い、ついに君后もそれを認めます。失われた我が子を前に、君后は涙を流し、償いたいと願います。

しかし紀伯宰は感情をぶつけることなく、ただ静かにその場を去ります。過去に囚われるのではなく、自らの未来を選ぶ決意を固めたのです。

その後、紀伯宰は不休へ命じ、明心を夢夫人に救出させるよう仕向けます。それを新たな策略の入口として利用するためでした。不休は、紀伯宰の力が完全に戻る前に霊犀井を開けば、離恨天が再発し命取りになると忠告します。

翌日、尭光神君が明心の太子冊立を宣言しようとしたその時、明意が女仙の姿で堂々と姿を現します。

彼女は注事鏡を証拠として提出し、明心が毒を仕込み、沐斉柏と結託し、逐水霊洲と密かに通じていたすべての罪を暴きます。

追い詰められた明心は激しく反発し、夢夫人も明意の血筋を疑わせることで逃れようとします。

しかしその瞬間、紀伯宰が現れます。

彼は自らが君后の実子であることを明かし、額の印によってその事実を証明します。神君は激しい衝撃を受け、長年隠されていた真実に怒りを爆発させます。

神君は夢夫人と明心へ厳罰を下し、さらに君后を禁足処分とします。そして明意と佘天麟にも罪を負わせ、佘天麟には雷刑、明意には霊脈剥奪と尭光山追放を命じます。

紀伯宰は必死に二人の釈放を求めますが、神君は聞き入れません。

さらに明意が抵抗すると、神君はかつて明献が使った法器を取り出し、彼女を力ずくで制圧しようとします。

六境を揺るがす真実が明らかになった今、親子、恋人、そして各勢力の運命は大きく動き始めます。

 

第32話の見どころ

紀伯宰が明意を守るため、すべての想いを胸に秘めて離れる決断をする切ない展開が描かれます。太子となった紀伯宰と、極星渊に残された明意は再び別々の道を歩むことに。さらに、青雲大会を前に各勢力の思惑が交錯し、司徒岭や明心の裏切りが明らかになるなど、物語は最終決戦へ向け大きく動き始めます。


第32話あらすじ

尧光山で明意と佘天麟が追い詰められる中、紀伯宰はついに禁じられていた力を使う決断をする。佘天麟は必死に明意を守ろうとするものの、神君が操る強大な法器の前では抵抗も叶わず、二人は絶体絶命の危機に陥っていた。

明意はそこで、かつて神君が自分のために作った法器を没収し、「必ず処分する」と言っていた過去を思い出す。しかし実際には、神君はその法器を密かに手元へ残していた。さらに今、自分を育ててくれた佘天麟までも排除しようとしている現実を知り、明意の心は深く傷つく。信じていた父の姿が、実は偽りだったことへの怒りと悲しみが込み上げる。

その瞬間、紀伯宰は迷うことなく霊犀井を開く。自身の命を削る危険な行為であることを理解しながらも、明意と佘天麟を救うため力を解放する。彼は二人を安全な場所へ連れ出し、佘天麟の無事を確認すると、明意は改めて紀伯宰の深い愛情を感じる。自分を守るために全てを犠牲にする彼の姿を見て、明意は心の中で「この人のためなら何でもしたい」と強く願う。

しかし、紀伯宰は優しい言葉をかけることはなかった。彼は明意を盟鸳潭へ連れて行き、二人の名が刻まれた姻缘石を自ら破壊する。そして心印を解除し、明意へ最後の願いを告げる。

「自分への一番の償いは、尧光山を離れて二度と関わらず、平穏に生きること」

そう言い残し、紀伯宰は一人去っていく。明意は遠ざかる背中を見つめながら涙を流し、二人の愛が再び引き裂かれたことに深い悲しみを抱く。

その後、紀伯宰の体には離恨天の毒が再び襲いかかる。不休は慌てて彼を助け、霊力を注いで症状を抑えようとする。しかし、今回の毒の進行は以前よりも深刻であり、このままでは霊脈が崩壊し、命を落とす危険があるという。

実は紀伯宰は、博语岚の画像が燃えた後、新たな画像が現れた秘密を明意に隠していた。明意を苦しませないため、そして自分の本当の運命を背負うため、彼は不休に秘密を守るよう頼む。

一方、極星渊へ戻った明意は、紀伯宰を失った悲しみに沈んでいた。天玑から紀伯宰が尧光山へ行った理由を尋ねられた明意は、彼の真意を語る。

紀伯宰は裏切ったのではなく、尧光山と極星渊、二つの勢力を結びつけ、迫り来る逐水灵洲との戦いに備えるために残ったのだと。

その頃、紀伯宰は神君と対峙し、太子となる条件を提示する。

一つ目は斗者団を自ら掌握すること。
二つ目は君后の命を保証すること。
三つ目は極星渊に関わる者への追及をやめること。

神君は彼の真意を察しながらも、青雲大会で勝利することを優先し、条件を受け入れる。そして天下へ向け、明心を廃し、紀伯宰を新たな太子として立てることを宣言する。

この知らせは極星渊にも届き、大きな動揺を巻き起こす。紀伯宰を逆賊と見る者たちは天玑へ討伐を求め、苦しい立場に追い込まれた天玑は、ついに紀伯宰を寿华泮宫から除名する決断を下す。

街には紀伯宰を非難する張り紙が貼られるが、明意は一枚一枚、自ら剥がしていく。彼女だけは紀伯宰が極星渊を裏切っていないと信じ続けていた。

その後、紀伯宰はかつて明意と過ごした無归海を訪れる。そこには二人の思い出が残されており、彼もまた明意への想いを断ち切れずにいた。

そんな中、二十七の猫铃铛が反応し、失われていた神識が徐々に戻り始める。明意は再び二十七と再会し、涙ながらに喜ぶ。

翌朝、明意は荀婆婆を訪ね、紀伯宰には必ず考えがあると伝える。荀婆婆もまた彼を信じ、無归海を守ることを約束する。

青雲大会へ向け、極星渊の斗者団は準備を整える。言笑、孟阳秋、晨曦に加え、明意も正式に仲間として加わることを決意する。出発前夜、仲間たちは食卓を囲み、それぞれの想いを胸に刻む。

しかし斫金塔での戦いを前に、明心が再び暗躍する。彼は明意をさらい、司徒岭の命を盾にして脅迫する。

そこへ紀伯宰が現れ、明意を救出する。しかし司徒岭が明心を攻撃した瞬間、紀伯宰は驚くべき真実を暴く。

司徒岭はすでに明心と手を組み、幻杀之术を完成させるため、多くの命を犠牲にしていたのだ。

明意はかつて自分を救ってくれた司徒岭が、権力と執念に囚われてしまった姿を目の当たりにし、深い失望を覚える。

こうして、紀伯宰と明意は明心を連れてその場を離れる。青雲大会を目前に、六境を巻き込む最後の戦いの幕が上がろうとしていた。

 

入青雲 33話・34話・35話・36話(最終回) あらすじ

入青雲 各話あらすじとキャスト・相関図

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